賃貸マンションの洗面所リフォーム

一昔前一世を風靡した「朝シャン」を覚えておいででしょうか。その朝シャンですが、いまでは朝洗髪する人は少数派になっています。あのときのでっかい洗面台はいまでは少々もてあまし気味とか。あまり変化しないように見えて、洗面スタイルは時代とともに変化しています。賃貸マンションを経営するうえでは、こうした変化にも目を向け、入居者のニーズにきちんと対応したいものです。

入居者ニーズをとらえる洗面所リフォームのポイントとしては、次のようなものがあげられます。

■家族向けなら収納をしっかり確保する
意外と収納すべきものが多いのが洗面所です。タオル、洗剤、歯ブラシ、波磨き、化粧品、カミソリ…。しかも狭いスペースで機能的な配置も欠かせません。納めやすさ・取り出しやすさを考えた収納を考えておきましょう。

■単身者向けならシンプルに
棚板に洗面ボールがひとつ、といったスタイリッシュな洗面所の作り方も単身者の気持ちをくすぐるでしょう。

■コンセントは多めに
電気剃刀は常に充電しておく必要がありますし、ヘアドライヤー、電動歯ブラシなど電気が必要な機器も多いのが洗面まわり。また冬場のヒートショック対策として暖房機を置くこともあります。リフォームではコンセントは多めにしておくと便利です。

■照明の工夫
天井も鏡も白熱灯だと、夏場が暑苦しくなります。どちらかを蛍光灯にするなどの配慮を施しましょう。

■色彩の工夫
洗面所を楽しい場所に感じさせる。あるいは落ち着ける場所にする。どちらも壁面などの色使いが影響します。賃貸マンションのリフォームでは、ターゲットとする入居者の好みをつかんだ配色が望まれます。