賃貸マンション リフォームのタイミング

賃貸用マンションの場合、一般の住宅のリフォームの場合と違って、思い立った時にできないのが難点です。契約期間中にたとえ一時期でも立ち退いてもらうことは、費用がかかりますし、無用なトラブルの原因にもなりかねません。せっかく価値ある賃貸マンションにリフォームしようというのに、評判を落としてしまっては元も子もありません。

賃貸用マンションのリフォームは空き室から進めていく。これが鉄則です。空き室は埋めたいのはわかりますが「リフォームは将来への投資」と考えてすすめましょう。リフォームが完成すれば、賃料は他の部屋よりも高めに設定できるわけですから。またリフォーム済の部屋を同じマンション内に住んでいる方に斡旋するのもいいでしょう。リフォーム済の部屋は埋まり、また一部屋リフォームを進めることも可能になります。

極力空室リスクを減らし、収益チャンスを確保しつつ、こうして少しずつリフォームを進めていくことが大事です。

賃貸マンションの部屋選びは「家賃」「ロケーション」「広さ」が基準ですが、同じような条件の下では外観が良いほうを選ぶ傾向があります。見栄えですね。友人を招くなどの機会の多い人は特に外観に気をかけるといわれています。

賃貸マンションでの嫌われる外観としては、

　・無機質な外観で痛みが目立つ
　・外壁の使用材が安っぽい
　・剥げた塗装、サビ、汚れ
　・なんとなく暗いイメージ
　・外部鉄骨階段（靴音が響いてうるさい）

などがあげられます。単純なリフォームでは改修できないものもありますが、賃貸マンションの価値を下げている外壁は早めに手を打っことをおすすめします。

外観リフォームは「外壁」「照明」「植栽」の３点がポイントです。外壁は素材や色使いでグレード感を、照明はライトアップなどで演出性を、植栽は環境への配慮を、それぞれ狙ったリフォームを心がけると、好感度の高い外観に仕上げることができます。