賃良マンションの共用廊下・階段リフォーム

廊下や階段は外観リフォームと居室リフォームの狭間にあって、ついつい後回しになったり、結局資金が回らずにここだけリフォームから外されてしまったりするケースがあります。賃貸用マンションの廊下や階段は通れればいいくらいに考えてしまいがちですが、立派なロビーを入って廊下や階段が暗く味気ないでは、せっかくのリフォームも台無しです。

賃貸マンションの共用廊下や階段は避難施設でもありますから、通路上に物を置いて飾ったりはできませんが、マンションの全体イメージ維持のためにも忘れずにリフォームを施したいものです。

賃貸マンション経営の秘訣のひとつに「入居者に建物への帰属意識をもたせること」があります。つまり賃貸ではあるけれど「自分の家」という意識づけです。サインやエントランスのライトアップでも述べていますが、通路や階段もまた入居者が歩を進めながら「帰ってきた」「ここに住んでいてよかった」と感慨を与えるものでありたいものです。次のようなリフォームをお考えになってはいかがでしょう。

■明るすぎず暗すぎず雰囲気のある照明
一晩中煌々と明るい廊下は、ムダですし近隣への「光害」ともなりかねません。セキュリティのことも考慮に入れ、やわらかく調和のある明るさがほしいところです。

■フロアごとに違う床色
ちょっとした遊び感覚です。こういった発想も低コストで集客に高い効果をあげます。

■絵画を飾る
エレベータホールなどに絵画を飾ると、無機質な空間もホッとする時間に変えることが出来ます。

■要所要所に観葉植物
土を使わず、壁を汚しにくい「壁掛け式観葉植物」も発売されています。水やりは週に一回で済むなど、メンテナンスが楽なのも共用廊下にぴったりではないでしょうか。