オフィス・倉庫からコンバージョンリフォーム

いまオフィスや倉庫などを住まいに変える「コンバージョン（用途変更）」リフォームが注目されています。空洞化した都心に住民を呼び込むために、国土交通省も後押ししているリフォームです。職住接近の良さや広さにメリットがあり、ガス管や水道配管があればコンバージョンは比較的容易なようです。

さまざまなメリットのあるコンバージョンですが、リフォームするに当たっては建築基準法でクリアしなければならないポイントがあります。

■一定の採光面積があること
床面積の１／７以上の採光開口が必要です（緩和条件もあります）。

■換気用開口の面積確保
床面積の１／20以上は外気に開放可能なことが条件になっています。

■給排水管の工夫
オフィスでは想定していなかった浴室などがフラットなフロア配置されるために、床高制限で自然勾配が確保できない場合は、排水ポンプで排出することになります。

■避難経路の確保
階段や非常進入路などの確保が必要です。

オフィスビルを住戸にした時の大きなメリットは、オフィスの構造にもよりますが、一般的に、自由な間取りや天井高を活かしたリフォームができることです。

　・柱の少ないフロアに思い切った間取りをとることができる。
　・エアコンや換気扇などの配管がすべて天井内部に隠せてすっきり美しい天井に。
　・折り上げ天井などリッチな空間演出が可能。

オフィスビルを居住用にするためにはいくつかの解決すべき課題はありますが、職住接近、のびやかな空間確保などメリットが多いのもコンバージョンリフォームです。