マンションのリビング・ダイニングリフォーム

キッチンと並んでリビング・ダイニング（居間・食堂、ＬＤ）の思い通りのリフォームは、マンションリフォームをされる方の大きなテーマのようです。居間や食堂は家族が集まり、知人友人たちと楽しい時間を共にする住まいの中心でもありますから、どんな過ごし方をしたいかをしっかり話し合い、設計図を起こし、満足できる空間づくりを目指しましょう。

例えばワンフロアにリフォームしたいとき、すべての床面がフラットであれば工事はなんの問題もないのですが、和室が一段上がっていたり、天井も板張りになっていたりします。そのようなときは下地の組み直し工事が必要になります。

また天井に梁などが下がっている場合、この梁は外すことはできませんので、梁を避けてリフォームするか、逆に梁を活かしたユニークな空間にするなどのアイデアが必要となります。

リビング・ダイニングのリフォームに当たって、間取りやインテリアの工夫などリビングをリフォームする際のヒントを記します。

■２室を１室に
和室を取り払い、広いリビング（ＬＤ）を確保します。おのずとキッチンの位置なども、どこにすればいいかが見えてきます。

■空調をリフォームする
ソファーの位置、ダイニングテーブルの位置を決め室内の空気の流れがべストになる位置に機器を取り付けます。省エネの視点からも見逃せないポイントです。

■床暖房の設置
マンションのリフォームでは、フローリング材とヒーターが一体になった電気式床暖房を採用するケースが多いようです。ガスの床暖房も可能ですが、配管と給湯器の位置関係でパイプが伸び、工事面積が広がることもあります。その分、工事費用が上乗せになることがあります。

■買う？作りつけ？収納家具
大型ＴＶなどのＡＶ機器やその周辺備品を収納する家具は、大工工事で棚を取り付けたほうが一般的に割安なようです。床色・壁色にマッチする微妙な色合いが出せるのも、大工工事で収納部を造るメリットです。