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リフォームに当たっての注意点1:「建物構造を知る」

中古マンションのリォームに当たっては、そのマンションががどのような構造で建てられているのかを知っておく必要があります。リフォーム工事でマンションの強度を損なうようなことがあっては重大な過失になります。中古マンションリフォームはマンションの構造の特徴を理解して進めましょう。

コンクリート(RC)造 : 壁で建物を支えている建物
 ・コンクリートの壁は構造体なので動かせません。
 ・間仕切りの壁(ベニヤなど)は取り外せます。
 ・水回りの下地に施工されているコンクリートブロックは外せます。

コンクリート造でラーメン構造 : 柱と梁で建物の強度を支えている建物
 ・木造、軽量鉄骨石膏ボードの壁は外せます。
 ・天井コンクリート梁の出に注意して間取りを設計します。

鉄骨造の場合
 ・天井にブレース(筋交い)は外せません。

壁の材質(コンクリート・ベニヤ・石膏ボードなど)は叩いて判断しますが、素人検査ではなく、施工業者に判断してもらうほうが安全・安心です。

リフォームに当たっての注意点2:水回り

古いタイプのマンションでは、水回りの給排水管の構造が比較的新しいマンションとは構造が違う場合があります。例えば、
水道管を各戸に引き込む枝管が、構造体の中を貫通している
構造体はリフォームできませんから、このような場合は、水回りの配置換えリフォームは不可能になります。

設計図書を確認してリフォーム計画を

リフォームを前提に中古マンションを購入する際は、こうした「建物の構造」や「配管・配線設備の状況」などを事前しっかりチェックしておくことが欠かせません。せっかく希望のエリアでリーズナブルな価格で手に入れたマンションも、自由にリフォームできないのでは意味がありません。中古マンション購入に当たっては、管理組合が保存している設計図書などを参照してリフォーム計画を立てるようにしましょう。

中古マンション購入リフォームにおいては、事前にそのマンションでどこまでリフォームが可能か、施工業者などの専門化のアドバイスをうけ、判断することが大切です。

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