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リフォームTOP > リフォーム成功ノウハウ > 住まいのリフォーム豆知識100選 > 見直したい日本家屋の風景「縁側」
最近は、縁側のない家が増えました。住宅の洋風化も理由のひとつですが、縁側をつくるスペースがあるなら部屋を広くしたほうがいいという考えがあるのかもしれません。しかし、昔ながらの縁側は風情もあり、洋風建築に住んでいる方でも、四季の移ろいを感じながら暮らす縁側の風景には憧れがあるのではないでしょうか。縁側は、家の中にいながら外の空気に触れ、庭や戸外の景色を楽しむことができる場所。屋外と屋内をつなぐ空間として重要な役割を果たして来ました。コンピューターをはじめ機械に取り囲まれた現代の暮らしこそ、縁側のようなスペースが必要という建築家も少なくありません。
縁側は、一年を通して過ごしやすくする日本人の知恵でした。夏は太陽の日差しが直接部屋に入るのを防ぎ、冬はサンデッキのような陽だまりで暖かく快適な空間をつくるので、冷暖房費の節約にもなります。縁側には「くれ縁」と「濡縁」があります。くれ縁は雨戸など建具の内側にある縁側で、なかでも幅が4尺(約120cm)または1間(約180cm)以上ある縁側を広縁と呼びます。広縁になると小さいテーブルやいすを置くこともできます。濡縁はその名の通り、軒下に作られ雨が降ると濡れる縁側です。したがって濡縁に用いる材質は腐食や風化に強いものが必要で、合板やベニヤ板などは向いていません。現在は、洋風建築にも合うオーダーメイドの濡縁も販売されています。縁側の使い道は幅広く、高齢になり車椅子を使うようになれば第2の玄関として活用することもできます。その場合、部屋との段差をなくしたり方向転換のための奥行きを十分にとるなど、専門の業者とよくご相談されることをおすすめします。
家の建物の縁(へり)部分に張り出して設けられた板敷き状の通路の事。庭等外部から直接屋内に上がる用途ももつ。室内と屋外とを繋ぐ機能があり、日本建築の持つ、空間を仕切る意識が希薄な独特の曖昧さを作り出す事が出来る。
あ行