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ちなみに増築部の面積は約8坪です。
片流れの屋根のデザインの長所と短所を教えていただきたいのですが・・・よろしくお願い致します。
増築の場合、まず一番のポイントは軒先から水勾配をとり、母屋部分とどのように接続するかです。
接続する部分に雨水が流れるような勾配にしますとその部分は谷樋となり、大雨などでそこの部分から漏水する可能性が高くなります。
多分、お悩みの片流れまたは寄棟屋根のどちらも棟部分を母屋に接続しようとお考えと思います。
この場合、母屋の2階部分の窓下に棟を設けて、軒下までの水勾配が確保できるかどうかが一番の問題となります。
勾配が確保しにくくなりますと、ゆるい勾配でも可能な材料を選定することになります。
具体的には洋瓦葺きからカラーベスト葺きにする等です。
材料により最低の勾配がありますので、必要な勾配が決まりますと、材料も決定いたします。
最後に、勾配と屋根葺き材料が決まりましたら、屋根の形と葺き材料により、片流れか寄棟の形状が良いかの判断となります。
片流れのメリットは棟部分が出ないので棟納まり材料等が不要ですので、施工が簡単です。
その分、施工費が若干安くなります。
また、雨漏り原因が少なくなります。軒樋も単純なライン形状で納まります。
デメリットとして、勾配の角度だけの単純なデザイン対応しか出来ません。
屋根/増築
(2005.07.07)
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