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キッチンでDIY出来る範囲を解説|かんたんにDIYできる箇所とできない箇所も教えます。

  • 最終更新日:2019-12-18

キッチンでDIY出来る範囲を解説|かんたんにDIYできる箇所とできない箇所も教えます。

キッチンは毎日使うスペースだからこそ、自分好みにDIYをして気持ちよく使いたいところです。 ただ、「どこまでキッチンをDIYできるのか」と「どこはリフォーム会社に頼まなければならないのか」という点で迷わるのではないでしょうか? このページではキッチンでDIYできる場所とできない場所を提示した上で、DIYができるところはどういった事が可能なのかを解説します。

キッチンでDIYできるところ、できないところ

最初にキッチンでDIYをできる箇所できない箇所を整理しましょう。

キッチンDIY可能な箇所

  • ・収納スペース
  • ・壁
  • ・扉

DIYできるが出来れば専門会社に任せたほうが良い箇所

  • ・水栓(蛇口)

リフォーム会社に頼むべき箇所

  • ・キッチンの移動を伴う内装工事
  • ・ガス工事
  • ・電気工事
  • ・衛生設備工事(水道・排水管など)

キッチンでDIYが可能な箇所は、収納スペース・壁・扉などになります。水栓(蛇口)もDIYで可能ですが、止水栓を止めてから交換をするなど、知識が必要となるため初めてDIYをするなどで挑むのはオススメしません。

リフォーム会社に頼むべき箇所で挙げたものはガス・電気・衛生設備などを工事する場合は有資格者でないと施工ができません。そのため資格を持っていない人はそもそも工事が不可能です。また、キッチンの移動を伴う内装工事はガス管や衛生設備の移設が必要となり、やはり資格が必要となるため、専門の会社に依頼する必要があります。

収納スペースのDIYは吊るすと棚と仕切りを増やすがポイント

収納スペースを増やす、整理するDIYのポイントは、吊るすことと棚と間仕切りを増やすことが鍵になります。
具体的にどのように実施するか解説していきます。

ガスコンロの上のスペースを吊るす収納で有効活用できるが、注意も必要

ガスコンロの上スペースを、DIYで「吊す収納」として活用している方も多いでしょう。
雑誌などでもおしゃれな収納法として紹介されていることも多く、調理中にサッと使える便利さも魅力です。

しかし安全面を考えると、コンロ周りでの吊す収納はあまりおすすめできません。

鍋やフライパンなど、重い物が落下してコンロのガラストップが割れるという事例があります。また、おたまやフライ返しのような比較的軽いものでも、調理中の鍋に落下するとヤケドや火事の原因にもなり大変危険です。吸盤フックなどは落下しやすいので注意しましょう。

棚や仕切りを増やして収納効率をアップさせる

デットスペースができやすいシンク下の収納の場合は、奥に入れたものが取りづらく配管があるためデットスペースができやすいこともあり、効率よく収納することが難しい場所です。
シンク下の収納グッズとして、市販されているものを活用すると収納しやすくなります。シンク下用のスライド収納は、配管を挟んで左右に設置すると、奥のモノが取り出しやすく便利です。配管部分をよけて設置できる棚も市販されています。

DIYでは、突っ張り棒を取り付けて、板を載せて棚とするか、木材でコの字型に組んだ棚を設置し、棚の上には取っ手付きのケースを並べると、片手でも取り出しやすいです。

シンク下が引き出し収納の場合には、フライパンや鍋の蓋、食器などを立てて入れられるようにすると、収納効率がアップします。引き出し用の収納ケースも市販されていますが、書類ケースでも代用が可能です。

欧米のキッチンでは、引き出しの内側の手前と奥に、複数の溝のある板が取り付けられ、収納するもののサイズに合わせて、板をはめて収納できるように工夫されたキッチンも見受けられます。キッチンツールを立てて入れられるように、ボウル型の容器が引き出しに埋め込まれているキッチンもあります。日本で収納パーツだけを手に入れるのは難しいですので、DIYでつくることも検討してみましょう。

キッチンの壁や扉はリメイクシートで雰囲気がガラっと変わる

キッチンの壁や扉は意外にかんたんにDIYが可能です。その方法は、リメイクシートを使う手法です。

リメイクシートは100円ショップやホームセンターなどで入手することが可能です。
※100円ショップのものは面積が小さいため、複数枚必要になることがほとんどです。

リメイクシートは、様々な模様がプリントされたシートで既存の壁や扉の上から貼れるものがほとんどです。中には、貼ったあとでもきれいに剥がせる物も存在しており、賃貸物件でも利用可能なシートもあります。

このリメイクシートをきれいに貼るコツとしては、扉であれば取っ手や金具類を全て取り外し、ホコリや汚れを拭き取っておくと仕上がりがきれいになりやすいです。おおまかに扉の大きさに合わせてカッティングシートを切っておき、空気が入らないようにスキージーという道具を使って伸ばして貼った後、余分なところをカットしていきます。取っ手はビスの間隔が同じものであれば、別のものに付け替えることも可能です。カッティングシートを貼るだけでなく、取っ手やつまみも変えると、まるで別のキッチンに入れ替えたかのようにイメージが一新します。

また、上記でご紹介したきれいに剥がせるリメイクシートを使えば、大胆な色使いを楽しんだり、季節によって扉のカラーを変更するなど気軽にDIYが可能です。

水栓の交換はDIY初心者はハードルが高い

DIY可能だが、できればリフォーム会社に任せた方がよい箇所に水栓(蛇口)を挙げています。

その理由は、取り付け取り外しには工具が必要になり、古くなった蛇口を交換するとき、既存の蛇口や給排水管の部材の規格やキッチンの状況によっては、追加の部品が必要なことがあります。また、ネジが固着して外せないこともあります。
これらの理由からすでにハードルが高いと感じるのであれば、ご自身でDIYをされるのはオススメしません。

仮に自分でやるとなっても、水漏れなど起こり特にマンションは階下に被害が出る場合もあります。
その場合、損害賠償の義務が生じてしまします。仮に火災保険に加入しており、水漏れ事故も対象となっていたとしても、過失があると判断された場合は保証されない可能性もあるため、注意が必要です。

以上のことから、DIYに慣れていないのに、いきなりDIYで変えてしまおうという考えは危険です。

ガス・電気・衛生設備を変更する場合は資格が必要

キッチンは水回りの部分なので、上記でも解説した通り取り付けるときには電気・ガス・水道工事が必要になります。これらの工事は一般の素人が自分でできることではなく、必ず資格を持ったプロでないといけません。安全性を第一に考えたルールですから、守るようにしましょう。

システムキッチンをリフォームして取り付けるときには、とくに要注意です。システムキッチンを取り換えること自体に資格はいりませんが、流し台や水栓の配置が変わることもあるので、水道の工事が必要になります。また、排水管の接続が変わることによって工事が必要になることもあるので、それに伴う工事もいりますね。困らないように、工程等を必ず業者に相談するようにしましょう。

また、上記でも書いた内装変更に伴うキッチンの移設も自分でDIYをすることは難しいです。なぜなら、ガス管や排水溝等は現在キッチンがある位置に配管されています。上記で書いた通り、こちらの作業は資格を保持していなければ作業をすることができません。
この理由から内装変更に伴うキッチンの移設も資格を持っていなければできないのです。

キッチンのDIYは自分でできるところ、できないところを定義することで不要な事故を防ぐだけでなく、スムーズに作業を進めることができます。
有資格者が作業しなければならないところは、自分でやろうとせずに、専門の会社に依頼をするようにしましょう。

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