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壁付けキッチンとは? レイアウトの種類やメリット・デメリット、リフォーム費用を解説

  • 最終更新日:2024-09-03

壁付けキッチンとは? レイアウトの種類やメリット・デメリット、リフォーム費用を解説

(画像/PIXTA)

壁付けキッチンはメリットが多くあり、近年魅力が再注目されているキッチンの形です。「壁付けキッチン」とひと口に言ってもさまざまなレイアウトがあり、タイプの選択によって費用目安が変化します。予算の範囲で理想のリフォームを実施するためには、レイアウト別の費用目安を理解しておくことが大切です。

この記事では、キッチンのリフォームを検討している方に向けて、壁付けキッチンのメリット・デメリットや代表的なレイアウトを紹介します。リフォーム費用の目安や成功事例も紹介しますので、より快適な住まい作りの参考にしてください。

壁付けキッチンとは

壁付けキッチンとは一般的に、キッチンの正面が壁方向を向いたタイプのキッチンを指します。壁付けキッチンは、正面がリビング方向を向く「対面キッチン」との対比で、「背面キッチン」や「ウォール型キッチン」と呼ばれることもあります。

壁付けキッチンは、日本の一戸建て住宅やマンションで古くから採用されていることもあり、多くの人に馴染み深いタイプです。壁付けキッチンはキッチン周囲の空間を有効活用しやすいことが注目され、近年再び人気を集めています。

壁付けキッチンのレイアウトの種類

壁付けキッチンの代表的なレイアウトは、I型(1列型)・II型(2列型)・L字型・U字型の4種類です。それぞれの特徴を理解し、生活スタイルにマッチするレイアウトを考えてみましょう。

I型(1列型)のレイアウト

壁付けのI型とは、シンク・コンロ・調理スペースを横一列に並べるレイアウトです。I型のキッチンには、限定的なスペースにも設置しやすい特徴があり、アパートや小規模なマンションで採用されることもあります。

I型は食器棚の配置が難しいレイアウトにあたりますが、アイランドキッチン風にカウンターを設置するなどの方法で、収納スペースの確保が可能です。設置するカウンターはキャスター付きを選択し、不要なときは隅に移動する方式であれば、有効にスペースを活用できます。

II型(2列型)のレイアウト

Ⅱ型とは、シンクとコンロのカウンターを分け、平行に並べるレイアウトです。Ⅱ型はシンク・コンロのいずれの横にも一定のスペースを確保でき、調理中のストレスを感じにくい配置です。しかし、シンクとコンロの間の通路幅が狭いと、2人同時の作業がしにくいなどの不便が生じます。そのため、十分なスペースが必要となることがデメリットの一つです。利便性を高めるためには、通路の幅を90cm程度で設計すると安心です。

■参照:壁付:II型キッチンリフォームの費用と相場

また、Ⅱ型ではクローズドキッチン(独立した個室にキッチンを設置すること)でない限り、シンク・コンロのカウンターのいずれかがリビング方向を向いてしまいます。クローズドキッチン以外の間取りでⅡ型を採用すると、一般的にイメージする「壁付けキッチン」とは異なる仕上がりになる点には注意しましょう。

L字型のレイアウト

L字型とは、調理カウンターを中央で直角に曲げ、キッチンを上から見たとき、Lの形になるように設計するレイアウトです。L字型はシンクとコンロの間に十分なスペースを確保しやすく、調理中の動線をコンパクトに抑えられます。

その半面でL字型は、食器棚の配置に迷いやすいレイアウトです。配置に迷う場合は、キッチンの目隠しを作りたいならシンクの背面、作業スペースを広げたいならコンロの横など、要望の優先順位を考慮して決めることをおすすめします。

U字型のレイアウト

U字型(コの字型)とは、クローズドキッチンの壁三面を利用し、Uの形になるように調理カウンターを設置するレイアウトです。U字型は十分な作業スペースと収納スペースの両方を確保しやすく、料理好きの方に適したレイアウトにあたります。

ただしU字型は、調理カウンターの直角に曲がった部分にデッドスペースができやすいレイアウトです。デッドスペースを有効に活用するためには、コーナー部分に収納棚を設置するなどの対策を取りましょう。

壁付けキッチンのメリット

キッチンのリフォームは、やり直しがききにくい重要なイベントです。壁付けキッチンのメリットを改めて確認し、自分と家族の要望に合うタイプであるかを考えましょう。

リビング・ダイニングを広く使える

壁付けキッチンでは、壁に沿って調理カウンターを設置することから、リビング・ダイニングにより多くのスペースを回せます。冷蔵庫や食器棚を調理カウンターに並べて設置すれば、空間効率がより高まり、家族で過ごすスペースを増やすことが可能です。

料理に集中しやすくなる

壁に向かって料理すると集中できることが理由で、壁付けキッチンを選択する人もいます。壁付けキッチンを選択すれば、リビングに人がいても視界に入らず、料理中の集中力が途切れません。壁付けキッチンの任意の場所にフックを付ければ、フライパンやお玉の収納スペースも確保できます。

煙やにおいが部屋に充満しにくくなる

対面キッチンではリビング・ダイニングへと煙やにおいが充満し、ストレスを感じることがあります。一方、壁付けキッチンの場合、クローズドキッチンであれば、煙やにおいが部屋に広がることを防げます。壁付けキッチンの壁部分に窓があれば、よりスムーズに換気でき、においの充満を抑えられます。

壁付けキッチンは対面キッチンと比較して、油汚れがリビング・ダイニングへ飛散しにくいことも特徴です。油汚れの飛散を減らすことで掃除の負担を軽減でき、気兼ねなく料理を楽しめます。

窓・換気扇を設置しやすくなる

壁付けキッチンを採用することで、一戸建てで目の前の壁に窓を設置できる場合、明るくて風通しのよいキッチンを作れます。壁付けキッチンから対面キッチンにリフォームする場合、環境によっては、排気ダクトの移動やルート変更が必要です。壁付けキッチンから壁付けキッチンへのリフォームであれば大掛かりな工事を行わず、換気扇を設置できます。

壁付けキッチンのデメリット

リフォーム後に「このようなはずではなかった」と感じる状況を回避するため、壁付けキッチンのデメリットも確認しておきましょう。

食器棚などの配置が難しくなる

対面キッチンでは多くの場合、壁に沿って食器棚を配置します。壁付けキッチンでは壁に沿って食器棚を配置できないケースも多く、別の手段で収納スペースを確保しないと不便です。

収納スペース不足を解消するためには、キッチンワゴンを活用する方法があります。もしくは、デッドスペースになる部分へパントリーを増設すると、食材のストックを収納できて便利です。

リビングの様子をうかがうのが難しくなる

壁付けキッチンでは料理中に振り向かないと、リビングの様子をうかがえません。対面キッチンと比較して、リビングにいる家族とのコミュニケーションも取りにくく、寂しさを感じる可能性があります。

子ども・ペットがいる場合は注意が必要となる

壁付けキッチンでは料理に集中するあまり、背後の様子を意識しにくくなるケースもあります。小さな子どもがいる、もしくはペットを飼っている家庭では、包丁を持っていたり揚げ物したりしている最中、意識的に周囲の様子を把握しないと危険です。また、子どもやペットがキッチンに入ってくることを防ぐためのケージが設置できないという懸念もあります。

キッチンに目隠しが必要となる場合がある

壁付けキッチン・リビング・ダイニングを横並びにするレイアウトでは、生活スペースにいるとき、キッチン内部の様子が見えてしまいます。来客時に備えてキッチンを隠したい場合には、やや高めのカウンターを設置し、目隠しとして活用するなどの工夫が必要です。

壁付けキッチンへのリフォーム費用:100万〜300万円

壁付けキッチンへのリフォームを検討している人は、費用の目安が気になるはずです。壁付けキッチンへリフォームする場合の目安価格帯はレイアウトによって異なりますが、ホームプロを利用した人の場合、100万〜300万円ほどかかっています。

レイアウト別の目安価格帯と中心価格帯は以下で詳しく紹介しますので、コストを見積もる際の参考にしてください。

なお、以下で紹介する目安価格帯・中心価格帯は、すべて2024年5月時点の数字です。タイミングによっては数字が異なる可能性があります。

I型:100万〜150万円

I型の壁付けキッチンへリフォームする場合の目安価格帯は、50万〜150万円です。中心価格帯は100万〜150万円と、I型では比較的コストを抑えたリフォームも検討できます

■参照:壁付:I型キッチンリフォームの費用と相場

II型:150万〜200万円

II型の壁付けキッチンへリフォームする工事の目安価格帯は、150万〜250万円です。中心価格帯は150万〜200万円と、200万円以下のコストでリフォームできるケースも少なくありません。

■参照:壁付:II型キッチンリフォームの費用と相場

L字型:100万〜150万円

L字型の壁付けキッチンへリフォームする工事の目安価格帯は、100万〜200万円です。中心価格帯は100万〜150万円と、I型と同程度のコストでのリフォームも検討できます。

■参照:壁付:L型キッチンリフォームの費用と相場

U字型:250万〜300万円

U字型の壁付けキッチンへリフォームする場合の目安価格帯は100万〜300万円と、比較的まとまった資金が必要です。中心価格帯は250万〜300万円と、200万円以上のコストがかかる可能性もあります。

■参照:壁付:U型キッチンリフォームの費用と相場

【タイプ別】壁付けキッチンへのリフォーム事例

壁付けキッチンへのリフォームに成功した事例を複数取り上げ、工事のポイントを紹介します。実際にかかった費用や工期も紹介しますので、リフォーム計画を具体化するための参考にしてください。

また以下で紹介する事例のリフォーム費用は、工事当時の金額です。2024年5月現在とは、金額が異なる可能性もあります。

I型:使いやすいレイアウトに変更

神奈川県の一戸建て住宅の事例では、比較的余裕があったキッチンスペースを活かし、L字型からI型へリフォームしました。キッチンのデザインは白を基調としたカラーにして、明るく開放的な空間に見せていることがポイントです。十分な収納スペースを確保するため、置き型の食洗器はビルトインタイプへと変更しました。リビング・ダイニングとの間にあった壁は一部解体し、残った部分に上部つり戸棚を取り付け、圧迫感のない大容量の収納をつくっています。

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L字型のキッチン

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壁付けキッチンにリフォームした事例

調理スペースも広くなり、ガスコンロとシンクそれぞれに人が立っていても、お互い邪魔にならずに作業ができます

リフォームのポイント:白を基調として明るく開放的な空間を演出
リフォーム費用:125万円(単独工事を行う場合の概算)
工期:1カ月
▶画像出典:「L型キッチンからI型に間取り変更!使いやすくレイアウト変更

II型:家族が集うキッチンスタイルリフォーム

愛知県の一戸建て住宅の事例では、ライフスタイルの変化に合わせ、シンクの周囲に家族が集まって会話できるII型の壁付けキッチンへリフォームしました。ステンレス製の壁パネルやアイアン製のフライパン掛けを採用し、キッチンのデザイン性を高めたこともポイントです。

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リフォーム前のキッチン

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壁付けキッチンにリフォームした事例

2列型のキッチンにし、調理機器はIHに変更。アイアンバーのフライパン掛けはデザイン性の高い空間を彩っています

リフォームのポイント:設備の素材にこだわりデザイン性が向上
リフォーム費用:220万円(単独工事を行う場合の概算)
工期:2カ月
▶画像出典:「家族が集うキッチンスタイルリフォーム

L字型:明るく楽しいキッチンに間取り変更

神奈川県のマンションでは、狭くて暗かったI字型のキッチンをL字型に変更し、明るく広々とした空間へとリフォームしました。リビングとキッチンの間にあった壁は撤去し、調理中も家族との会話を楽しめるようにしたことがポイントです。キッチンスペースを広げたことで、冷蔵庫や電子レンジを使いやすい場所に配置できるようになり、調理中の動線が改善されています。

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リフォーム前のキッチン

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壁付けキッチンにリフォームした事例

L字型になり作業スペースも拡大。壁がなくなり、窓からの光がキッチンまで届くようになりました

リフォームのポイント:リビングとの壁を撤去し、キッチンにいても家族と会話できるように設計
リフォーム費用:130万円(単独工事を行う場合の概算)
工期:1カ月
▶画像出典:「暗く狭い息苦しい空間から、明るく楽しいキッチンに間取り変更!

U字型:スタイリッシュで使いやすいキッチンにリフォーム

神奈川県の一戸建て住宅では、人気メーカーのキッチン設備を導入し、スタイリッシュで使いやすいキッチンへとリフォームしました。リフォームする際には食器洗い乾燥機も導入し、家事の負担を軽減しています。

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リフォーム前のキッチン

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L字型キッチンにリフォームした事例

L字型になり作業スペースも拡大。壁がなくなり、窓からの光がキッチンまで届くようになりました

リフォームのポイント:スタイリッシュなデザインと家事家電導入による利便性の向上
リフォーム費用:423万円(単独工事を行う場合の概算)
工期:10日
▶画像出典:「スタイリッシュで使いやすいキッチンになりました

用途に合った快適なキッチンを手に入れよう!

キッチンは毎日使用する空間であるからこそ、リフォームを実施する際にはライフスタイルに合ったレイアウトを考え、快適性を高めることが重要です。壁付けキッチンにはさまざまなメリットがある半面、デメリットもあります。メリットとデメリットの両方を把握した上で、「壁付けキッチンは我が家にとって快適か」「I型・II型・L字型・U字型のいずれが望ましいか」を検討しましょう。

ホームプロでは、リフォーム内容や要望を踏まえた上で条件に合う会社をご紹介しています。壁付けキッチンへのリフォームを成功させたい方は、お気軽にご相談ください。

■監修: 髙野 友樹 不動産コンサルタント

【所有資格】公認 不動産コンサルティングマスター/宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士

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