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(画像/ケンテック)
古くて使いにくい、掃除してもキレイにならないなどの理由で、今のキッチンをシステムキッチンへリフォームしたい人は多いはず。そこで、システムキッチンのメリット・デメリット、リフォーム費用の目安や補助金情報などについて、リフォーム会社のケンテックに教えていただきました。
目次
(画像/ケンテック)
キッチンには、大きく分けてシステムキッチンとオーダー(造作)キッチンがあります。
システムキッチンとは、調理作業に必要なシンクやコンロ、収納が一体になっている既製品のキッチンのことです。ワークトップ(天板)と呼ばれる一枚板でこれらを一体化しているため、継ぎ目がないのも特徴です。
ワークトップや扉の素材は、あらかじめ用意されたバリエーションの中から選べます。また、キッチン本体に組み込むコンロや食器洗浄乾燥機などをビルトイン機器と呼び、これらも希望に合うものを選択できます。
(画像/PIXTA)
キッチンメーカーのショールームに行くと、さまざまなシステムキッチンが展示されています。気に入ったシステムキッチンを見つけたら、無料でプランを作成してくれるショールームも最近では増えています。
「弊社にリフォーム相談に来られるお客様は、ショールームでプランを作成してもらい、『このプランでリフォームする場合の見積もりが欲しい』とお話される方が多いです」(ケンテック 住空間コーディネーター。以下同)
一方、オーダー(造作)キッチンは、素材もサイズもすべて自由に選択できるキッチンのことです。一般的に、オーダーキッチンはキッチン専門のメーカーがつくるキッチン、造作キッチンは大工や家具職人がつくるキッチンのことを指すことが多いようです。
(画像/PIXTA)
システムキッチンの大きなメリットは、ワークトップに継ぎ目がないのでキレイを保ちやすい点です。汚れが落としやすい素材を選べば、日々のお手入れはさらにラクになるでしょう。
また、システムキッチンは色や素材のバリエーションが豊富なので、自分の好みや空間のインテリアに合わせて選べます。コンロやシンクも一体化されているので、空間をすっきりと見せることもできます。
さらに、システムキッチンは工場でつくられた物を現場で組み立てて設置するため、オーダーキッチンと比較すると工期が短く済みます。リフォームでキッチンを使えない期間を短くしたいなら、システムキッチンをおすすめします。
(画像/PIXTA)
システムキッチンはあらかじめ決められた素材やパーツ、ビルトイン機器の中から選択するのですが、その中に希望するアイテムがない可能性があります。
「最近のシステムキッチンは選択のバリエーションがとても広いのですが、無垢のワークトップなど自然素材のラインナップは少ないかもしれません。自然素材にこだわったキッチンを希望されるお客様には、私たちはオーダーキッチンをご提案しています」
システムキッチンの値段を大きく左右するのが、扉やワークトップの素材や仕上げ方法と、ビルトイン設備に何を選択するかということです。
「例えば、同じ素材でも値段は変わります。ワークトップで選ばれる方が多い人造大理石はグレードにより値段が変わります。また、扉の仕上げでも、キズが付きにくく高級感のある塗装仕上げと、樹脂系塗料の吹き付け仕上げでは値段はかなり変わります。
さらに、レンジフードやコンロ、水栓金具の選び方でも値段は変動します。自動洗浄レンジフードやガラストップコンロ、タッチレス水栓などは便利な機器ですが、お値段はそれなりに高価です」
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多くのキッチンメーカーでは、システムキッチンの価格帯を2~3つ程度のグレードに分けて展開しています。グレードの違いにより、何が変わるのでしょうか。
「グレードの違いは、サイズ調整やビルトイン機器の選択肢の広さなど、カスタマイズ力の高さの違いとも言えます。大手キッチンメーカーの中高級グレードの商品はキッチンの幅を細かく設定できますし、食洗器も大きめサイズの幅60cmのミーレ製品がラインナップされているケースが多いです。
また、収納内部の素材や、使用されている金物も、グレードが高い方が良いものが使われています。例えば、収納内部にさびや汚れに強いステンレスが使われていたり、引き出し収納の金物はゆっくりと静かに閉まるソフトクローズタイプが使われていたりします」
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システムキッチンをより安く手に入れるために、型落ち品の購入したい方もいるでしょう。
「システムキッチンは受注生産品なので、型落ち品という考え方は基本的にはありません。キッチンメーカーも、型落ち品として市場に流通させていないと思います。
ただ、唯一考えられるのは、建築会社がシステムキッチンを発注したが、何らかの理由で使わなかったものが倉庫にあり、型落ち品と称して販売しているケースでしょうか」
キッチンメーカーがショールームなどで展示していた商品を、アウトレットと称して販売するケースも時々あるようです。
「ショールームで使っていた展示品を、入れ替えのためにお安く販売するという告知をメーカー担当者から頂くことはあります。ただ、連絡をくださるメーカーは限られていますし、ごく稀にしかないので、タイミングが合えば検討されてもよいかもしれません」
(画像/PIXTA)
システムキッチンには基本的に型落ち品はありませんし、アウトレットもごく稀にしか販売されません。さらにタイミングよく販売のチャンスを知っても、サイズが合わないとリフォームで取り入れるのは難しいかもしれません。
「仮に型落ち品やアウトレット品を購入できても、サイズや仕様が決まっている商品なので、細かな部分のサイズが合わない可能性があります。
型落ち品を希望するのは、安くキッチンを購入したいという事ですよね。それなら、手頃なグレードの商品を選び、お好みの素材や設備を選択した方が、結果的に安く希望どおりのキッチンを、欲しいタイミングで購入できると思います。
リフォーム会社としても、空間に合わせてプランを作成した方が、施工面で納まりがきれいに仕上げられるという安心感があります」
(画像/PIXTA)
キッチンリフォームを検討している方は、費用がどの程度かかるのか気になるでしょう。ホームプロでキッチンリフォームを実施した方の中心価格帯は、戸建住宅が100万~150万円、マンションが90万~120万円でした。
「キッチンリフォームの費用は、商品代金と各種工事費からなります。中心価格帯がマンションのほうが若干低いのは、戸建住宅よりもキッチンサイズが小さいケースが多いためかもしれません。キッチン空間の広さにもよりますが、戸建住宅は幅2550㎜、マンションは2250㎜か2400㎜を選択される方が多いです」
リフォーム費用は、どのようなリフォームをするかで大きく変わります。
キッチン交換のみの場合、商品代金と各種工事費となりますが、工事費については、見積書に組み立て工事費、配管工事費など細かく分けて記載するリフォーム会社もあれば、これらをまとめて取付工事と記載する会社もあります。
間取り変更を伴うときは、どのような費用が必要になるのでしょうか。
「例えば、壁付から対面に変えたいときや、ダイニングとの壁を取り払いたいときなどは、木工事や内装工事が加わります。この際、床も新しくする必要があります。もし、撤去する壁にインターホンや電話がついてれば、電気工事も必要になります。
いずれにせよ、どのようなリフォームでも必ず見積もりをもらいましょう。特に、見積もりに含まれる工事内容や工事範囲は、リフォーム会社に確認しておきたいですね」
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システムキッチンのリフォームに限定していませんが、国は、子育て世帯・若者夫婦世帯の住宅リフォームなどに対して「子育てエコホーム支援事業」という補助金制度を用意しています。
要件に該当する世帯に対し、既存住宅のリフォームなら上限30万円/戸、既存住宅購入を伴うリフォームなら上限60万円/戸の補助が受けられます。
「キッチン設備に関しては、水栓金具、レンジフード、ビルトイン食洗器などの設置工事が対象となっています。また、キッチン交換に伴い対面プランへ変更する工事でも補助金が受けられます。若いご夫婦や子育て世帯の方は、是非要件をチェックされるとよいと思います」
■子育てエコホーム支援事業のリフォームについて、詳しくはこちら
子育てエコホーム支援事業
住宅リフォームに関する補助金制度は、自治体によりさまざまです。
「弊社がある目黒区では、目黒区内の施工会社と100万円以上のリフォームを実施した場合、上限10万円の補助金がもらえる制度があります。子育てエコホーム支援事業と併用できるため、ダブルで補助金を受け取られる方もいらっしゃいます」
一般社団法人・住宅リフォーム推進協議会のホームページでは、地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度を検索できます。このサイトを活用したり、お住まいの自治体のホームページで検索したりして、まずは情報をチェックしてみましょう。
ここからはシステムキッチンのリフォーム事例を3件紹介します。リフォーム費用の目安やキッチン選びの参考にしてください。
中古物件の購入に伴い、全面的にリフォームされた事例です。キッチンは吊り戸棚を撤去して開放的な空間に。収納を引き出しタイプにしたことで、使い勝手もアップさせました。
■リフォーム前
吊戸棚によって圧迫感のある空間でした(画像/ケンテック)
■リフォーム後
システムキッチンはクリナップ「クリンレディ」をセレクト(画像/ケンテック)
事例の詳細:活かせる広々玄関スペースで自分らしい暮らしを
もともと壁付I型のキッチンでしたが、位置を変更し、 ペニンシュラ型(片側が壁に接し、半島のようになっている) に変更。料理中でもリビングやダイニングにいる家族と会話ができるようになりました。対面側への油の飛び散りは、コンロ前にガラスの衝立を設置することで、開放感を保ちながらブロックしています。
■リフォーム前
壁付のキッチンは、調理中には家族の様子が見られません(画像/ケンテック)
■リフォーム後
システムキッチンはLIXIL「シエラ」をセレクト(画像/ケンテック)
事例の詳細:広々と寛げるリビングダイニングに
キッチンスペース内の造り付けの食器棚や、L型のシステムキッチンにより、空間の使い方が限られていました。 リフォームで造り付けの食器棚を撤去し、奥行き65cmのI型のシステムキッチンを設置。使い勝手のよいキッチンを実現されました。
■リフォーム前
空間的には広いものの、使いにくいキッチンでした(画像/ケンテック)
■リフォーム後
システムキッチンはトクラス「Berry」をセレクト(画像/ケンテック)
事例の詳細:風が通る家事コーナーに
(画像/PIXTA)
ここまで、システムキッチンのリフォームに関する様々な情報をお伝えしましたが、最後にシステムキッチンを上手に選ぶコツをご紹介しましょう。
「清掃性や使い勝手を求めてコンロやレンジフード、水栓金具などの機器類を先に選ぶ方がいますが、これらの機器類は後から交換できます。したがって、リフォーム時には、後からの交換が難しいワークトップや扉、収納内部の素材にこだわって選ぶとよいと思います。扱う素材のラインナップはメーカーごとに特徴があるので、希望する素材があれば、そのメーカーのキッチンを選ぶことになります」
システムキッチンを取り扱うメーカーは数多く、色やデザイン、素材、ビルトイン機器などのバリエーションも豊富です。たくさん情報を集めて比較検討することをおすすめしますが、迷ったときにはリフォーム会社の担当者に相談して、希望のキッチンを実現しましょう。
■取材協力/ケンテック
■取材・文/山南アオ
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