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キッチンリフォームのワンポイントアドバイスをご紹介するキッチン・ライフのvol.02。『I型』や『L型』、『アイランドキッチン』など、キッチンの形の種類とそれぞれの特徴などをご紹介します。
たまる きょうこ |
家のやんちゃな、かわいい息子は現在1歳7ヶ月。
かなり知恵がついてきて、うれしく思う反面、本当に油断できません。
家のキッチンがクローズドタイプだとご紹介しましたが、流行(?)の2WAYのレイアウトなのです。
片方がリビング・ダイニング側に、片方が洗面所側に出入り口があるというあれですね。
数ヶ月前の彼は家のレイアウトがよく分っていなくって、リビング・ダイニング側の出入り口を閉めておけばキッチンに入ってくることができずに、出入り口の前で泣き叫んでいたのですけど。
ところが、先月からレイアウトを理解したのか、リビング・ダイニング側から入れないと、洗面所側に回り「ママ!!」と満面の笑みを浮かべて呼んでくれるようになりました。
思わず、「なんて、賢いの!」と親ばかぶりを発揮・・・
でもやっぱり、キッチンは危険なものがたくさんあるので、(特に料理中には)入って欲しくないところです。
ここでも、やっぱりセミオープンのカウンター式キッチンがよかったかしら?と思わざるえないところですね。
ところで、クローズドキッチンで、2WAYのレイアウトなので、配列はII型のキッチンになります。
シンク、レンジのあるキッチンの背面に冷蔵庫、食器棚、家電などがレイアウトされているので、いわゆるワークトライアングルが短くて使いやすいキッチンというやつです。(詳しくは図を使ってご紹介しますね。)
だけど、使ってみるとちょっと・・・
確かに背面に冷蔵庫や食器棚があるので、食品をとったり、配膳をするのに、あまり動く必要がありません。
でもでも、1歩も動かずに欲しいものが取れるほうが、いい!!と、ものぐさな私としては思うんです。
この場合、私の体格と背面までの距離を考慮に入れて、レイアウトを考えることになります。
「振り返って1歩足を出さないと、食器が取れませんがいいですか?」
昔、私がお客さまに説明してたことじゃないかぁ・・・
。なかなか自分の家は思い通りにいかないものです。
この考え方はキッチンを使いやすくする上での基本になります。
調理作業上の動線をチェックする場合、「シンクの中心」「加熱調理機器の中心」「冷蔵庫の中心」を頂点とする三角形を考えます。
この三角形をワークトライアングル(作業の三角形)といって各辺の適当な長さは次のようになっています。
三辺の総和は『360cm以上600cm以下』が適当とされています。
各辺の距離が長すぎるとむだな動きが多くなるので、疲れる原因になります。
また、短すぎると調理や配膳スペースが不足したり、設備機器が使いづらくなったりして作業効率が悪くなりますね。
I型 | II型 | L型 | U型 |
---|---|---|---|
ワークトライアングルは、レイアウトによって変化しますが、同一機能の条件下では、II型とU 型の場合がもっとも動線が短く、使いやすく疲れにくいことがわかります。
Ⅰ型の場合は三角形が形作られず、動線は一本の線上を行き来することになりますが、2700mmが適正な長さで、3600mmを超えると使いにくくなります。
キッチンのレイアウトの基本パターンをご紹介します。
動きやすくて、自分の好みのレイアウトのキッチンを見つける参考にしてくださいね。
レイアウトパターンとしては一般的に1から4の4種類のパターンが基本型になります。
さらに、部屋との対応によって、5、6のようなバリエーションが考えられます。
1: I型(1列型) | 1列に配置されるかたち |
---|---|
2: II型(2列型) | 2列に配置されるかたち |
3: L型 | L字型に配置されるかたち |
4: U型(1列型) | U字型に配置されるかたち |
5: ペニンシュラ型 | 壁に沿って配置されず壁面から室内へ半島(ペニンシュラ)のように突き出したパターン |
6: アイランド型 | ワークトップの両端とも壁面に接しないで室内に島(アイランド)のように配置されるパターン |
以上の6種類の組み合わせによって基本的なレイアウトパターンは下の図のようになるのです。
I型 | II型 | L型 | U型 | |
---|---|---|---|---|
基本型 | ||||
ペニンシュラ型 | ||||
アイランド型 |
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