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台所の換気扇をリフォームするなら知っておきたいポイント
- 最終更新日：2016-03-26
台所の換気扇のおもな種類
台所の換気扇にはおもに3つのタイプがあります。
□プロペラファン
扇風機の羽根のような形をしたスタンダードな換気扇で、風量が大きいことが特徴です。
背面で直接排気を行うため、壁付けの台所に取り付けることができます。
□シロッコファン
外側に羽根がたくさん付いたドラム形のファンで、遠心力で空気を押し出すものです。
静圧（空気を吸い込む力）が高く、長めのダクトを通して排気することも可能なので、気密性の高い建物や高層階への設置に向いています。
□ターボファン
後ろ側に羽根がついた、プロペラファンとシロッコファンの両方の機能を持ったファンで、最も換気の効率が良いとされています。
壁付けか、短めのダクトでの使用に最適です。
ミニキッチンの換気扇をリフォームするなら他の場所もチェック
「ミニキッチン」に厳密な定義はありませんが、間口1.2~1.8m程度に小型のコンロ、シンク、収納などが組み込まれたコンパクトなキッチンのことです。
ワンルームマンションや事務所内の給湯室、2世帯住宅のサブキッチンなどとして設置されることが多いようです。
ミニキッチンはお湯を沸かす程度のごく簡単な調理での使用を想定しているため、換気扇も小型のものが設置されています。
換気扇の交換時期の目安はおよそ10年とされており、換気能力の低下を感じたりファンの異音が聞こえるようになったらリフォームを考えましょう。
また、ユニットバスやトイレなどにも同タイプの換気扇が設置されていることが多く、同時期に設置したものであれば、取り替え時もほぼ同じとなります。
複数の換気扇をまとめてリフォームすれば、工事が一度で済むので効率的です。
キッチンの換気扇を付けっぱなしにしても電気代はかさまない
キッチンの換気扇は比較的長時間スイッチを入れたままにすることが多いため、電気代が気になる方も多いかもしれません。
換気扇の消費電力は弱運転で30Wほどとなります。また、近年の換気扇の多くには24時間換気機能が付いており、消費電力は3～5W程度です。
そこで、電気料金単価を22.5円として、24時間付けっぱなしにした場合の一ヶ月分の電気代を試算してみましょう。
□弱運転モード（30Wで換算）
消費電力： 30W×24時間×30日＝21.6kWh
電気料金： 21.6kWh×22.5円＝553円
□24時間換気モード（4Wで換算）
消費電力： 4W×24時間×30日＝2.88kWh
電気料金： 2.88kWh×22.5円＝64.8円
電気料金や消費電力により変動はありますが、換気扇を一日中つけっ放しにしても、一ヶ月にかかる電気代は数十円から数百円程度にとどまることがわかりました。
近年の建築物は高気密化しているため、扉や窓を閉めると家の中にすきま風が通ることがあまりありません。そのため機械換気を怠ると、シックハウス症候群や湿気による家の傷みの原因となってしまいます。
窓を開けられないときには、電気代を気にせずに換気扇のスイッチを入れたままにしておいた方が良いようです。
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