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(画像/PIXTA)
トイレリフォームを検討しているものの、どの程度の費用がかかるのか、どういった仕上がりになるのか皆目見当がつかない、といった方は少なくないでしょう。トイレリフォームで失敗しないためには、事前の情報収集が不可欠です。本記事では、トイレリフォームに要する費用相場や実現できること、補助金・助成金情報などをお伝えします。また、実際にトイレリフォームを行った方の事例も紹介します。工事を検討している方はぜひ目を通してイメージをつかんでください。
目次
トイレリフォームの費用は、工事の内容や依頼する業者などによって変わります。「ホームプロ」がデータに基づき集計した価格分布によると、目安価格帯は10万~40万円、中心価格帯は30万~40万円程度です。
例えば、バリアフリーの一環としてトイレに手すりを設置する場合、手すり本体と工事費を含めて約3万~10万円が相場です。また、和式から洋式へのリフォームでは30万~130万円 が相場で、幅があります。下水道直結にするのか、それとも浄化槽を設置するのかによって価格が大きく変わります。
近年、主要なトイレ機器メーカー各社が値上げに踏み切っています。コロナ禍や紛争など、さまざまな要因で外部調達費用が上昇し続けているのが原因のひとつです。ここで紹介したのはあくまで現時点の相場であるため、リフォームする際には必ず見積もりをとって確認しましょう。
■関連記事:トイレリフォームの費用と相場
リフォーム工事の内容によっては、国や自治体が設けている助成金・補助金の制度を利用できます。例えば、段差の解消や手すり設置といったバリアフリー工事なら、助成金や介護保険からの補助金対象となるケースがあり、費用を抑えた工事が可能です。
介護保険の補助金は、要介護者など被保険者等が対象です。支給限度基準額は20万円(所得に応じて1割~3割自己負担)で、工事内容によって給付額が違います。自治体の補助金は、各自治体によって条件などが異なる点に注意が必要です。そもそも、補助金制度を設けていない自治体もあります。
節水型トイレは子育てエコホーム支援事業の対象となっているため、補助金を利用できます。ただし、節水型トイレの設置のみでは補助対象額に満たないため注意する必要があります。
トイレリフォームは壁紙やクッションフロアの張り替ええといった簡易な工事をはじめ、便座、便器、トイレの交換、バリアフリー化、くみ取り式から水洗トイレへのリフォームなどが可能です。
既存のトイレ本体やタンクは残し、腰をおろす便座のみを交換する工事です。大掛かりな工事は不要であり、あくまでも目安ですが、作業時間は30分~2時間程度です。部分的な工事であるため費用を抑えられます。
新しい便座に交換することで、より快適かつ清潔なトイレ環境を実現できる点が魅力です。温水洗浄便座や暖房便座、自動洗浄などの機能を搭載した製品なら、快適に使用できるのみならず、掃除の手間も軽減させられます。
ただし、温水洗浄便座や暖房便座を搭載した便座の場合は、電源が必須です。コンセントがない場合は、新たな設置工事が発生します。
水を溜めるタンクやトイレ本体をまとめて交換する工事です。どのトイレタイプを選択するかによって、最終的な費用や工期が大きく変わります。
トイレのタイプは、タンク一体型、セパレート型、タンクレス型の3つが代表的です。タンク一体型は便器とタンクが一体化した製品で、接続部分がないため細かいホコリなどが溜まりにくく掃除しやすい点がメリットです。
セパレート型は、個別のタンクと便器それぞれを組み合わせるタイプで、どちらか一方が壊れたとき片方だけ交換できますが、接続部分にホコリなどが溜まりやすい懸念点があります。
タンクレス型はタンクがなく、配管で接続した水道からダイレクトに便器に水を流すタイプです。水を溜めるタンクがない分、省スペースで設置できます。また、連続して水を流せる点もメリットです。
トイレ本体やタンク、便座の交換に加え、壁紙や床にも手を加える工事です。壁紙や床の張り替え以外にも、小型洗面台や手洗い台の新設、移設、照明器具、換気扇の交換などを行うこともあります。
壁紙の色や模様を替えただけでも雰囲気が変わり、よりリラックスできる空間の形成が可能です。
床のリフォームは、掃除の観点からもメリットがあります。溝に汚れが溜まりやすいタイルや、水に強くない木製フローリングからフロアタイルやクッションフロアに替えることで、掃除がしやすくなり耐久性の向上も見込めます。
トイレのバリアフリー化は、壁に手すりを設置するだけの簡易的なものから、段差の解消、車椅子で利用できるように入口や内部を拡張するといった工事があります。
加齢に伴い身体能力が低下すると、わずかな段差につまずき転倒してしまうケースも珍しくありません。また、トイレ使用時の立ち座りが大きな負担となることもあります。バリアフリー化すると、こうした障害の排除につながり、快適かつ安全にトイレを使用できます。
さらに大掛かりな工事が、トイレそのものの移設です。寝室の横などにトイレを移設することで、トイレへの移動距離を短縮でき、高齢者や障がい者の負担を軽減できます。
和式のくみ取り式から洋式の水洗トイレへのリフォームは、不快な臭いの解消や衛生面の向上、くみ取り費用の削減、落下防止などのメリットがあります。
便槽に排泄物を一定期間溜めておく仕組みのくみ取り式は、どうしても嫌な臭いが発生します。便槽に溜めた排泄物は定期的にバキュームカーで汲み取ってもらう必要があるのもデメリットです。
また、便槽へ物を落としてしまうリスクもあります。洋式水洗トイレへのリフォームによって、これらのリスクを解消できる点が魅力です。
なお、くみ取り式から水洗トイレへのリフォームには、簡易水洗トイレ、下水道直結の水洗トイレ、浄化槽設置の水洗トイレと3つのパターンがあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
■関連記事:くみ取り式(ぼっとん)トイレを水洗トイレに!リフォーム費用や補助金、業者の選び方
リフォームが初めての方でも、より具体的なイメージが湧くように、ここではトイレリフォームの参考にできそうな事例を紹介します。
ウッディなクロスとアイアンのトイレ小物をうまく活用した、トイレリフォーム事例です。施主の「おしゃれなイメージの空間にしたい」との希望に応えるために、木の要素やアイアンの素材をバランスよく取り入れ、おしゃれウッディな空間に仕上がっています。
奥の壁一面を木目調のアクセントクロスで仕上げ、床は木製フローリングを使用しています。さらに、トイレ小物をデザイン性の高い黒のアイアン素材でそろえている点が特徴です
DATA
・リフォーム費用:20万円(単独工事をする場合の概算)
・工期:1日
・要望:おしゃれなイメージの空間にしたい
・画像出典:「コンテンポラリーなトイレ、テーマは「おしゃれウッディ」」
築20年以上の住宅で暮らしていた施主は、家を建て替えるかリフォームするかで悩んでおり、考えた結果、家族で長年暮らしてきた家なので間取りは変えずこの先も快適に暮らせるようトイレのバリアフリー化に踏み切りました。
この事例では施主の希望を叶えるべく、間取りを変えずバリアフリー化によってトイレの安全性を高めています。手すりを設置し敷居の段差も解消したほか、木の風合いを取り入れナチュラルな空間に仕上がっていることも特徴です。
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間取りを変えずバリアフリー化によって安全性を高めた
DATA
・リフォーム費用:40万円(単独工事をする場合の概算)
・工期(全体):2カ月
・要望:間取りを変えず、愛着ある家にこれからも住みたい
・画像出典:「愛着ある住まいに、これからも住み続ける:1Fトイレ」
築年数20年以上の戸建て住宅で暮らしている施主の、最小限のリフォームにしてほしいとの希望を叶えるべく、大掛かりな工事ではなく、既存便器の交換と汚れが目立つ壁紙のみの張り換えを行うことになりました。
汚れが目立つタンク背面の壁紙のみを柄付きのクロスに張り換え、適度なアクセントを持たせました。メンテナンス性に優れたクロスを選んだため、掃除の負担軽減にもつながっています。
新たに設置した節水トイレはスタイリッシュな見た目で、トイレ全体がスッキリとした印象になりました。
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スタイリッシュな見た目の節水トイレ
DATA
・リフォーム費用:35万円(単独工事をする場合の概算)
・工期(全体):3日
・要望:最小限のリフォームで
・画像出典:「最小限の工事で最大限の満足」
トイレに複雑な機能は求めず、掃除のしやすさと清潔感を重視した施主。便器に凹凸が少ない節水型トイレに交換し、座り立ちのときに手すりの代用にもなる、上部に棚のある2連型のペーパーホルダーを設置しました。
従来の便器は曲線が多いフォルムだったため、掃除がしづらかったとのことでしたが、交換した節水型トイレは凹凸が少ないため、掃除がしやすくなりました。また、出入口に高い段差がありましたが、廊下とシームレスにつなげてバリアフリーに。これにより、夜間の使用時につまずいて転倒するリスクも軽減されました。
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スタイリッシュな見た目の節水トイレ
DATA
・リフォーム費用:22万円(単独工事をする場合の概算)
・工期(全体):1カ月
・要望:掃除がしやすく清潔感があるトイレにしたい
・画像出典:「お掃除が楽な快適トイレが完成です」
もともと内部に間仕切りと小便器が設置されていましたが、家族構成が変化したことで小便器が不要に。
工事によって間仕切りと小便器が撤去されたことで、ひろびろとしたトイレへと生まれ変わりました。また、もともとタイル仕上げだった床をクッションフロアに、壁の腰下にはサニタリーパネルを施工しています。タイルのように目地がなく、掃除しやすい点が魅力です。
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ローシルエットの便器を導入したため圧迫感が少なく、開放的なトイレに仕上がっています
DATA
・リフォーム費用:80万円(単独工事をする場合の概算)
・工期(全体):2週間
・要望:間仕切りと小便器の撤去、手すりの取り付け
・画像出典:「ひろびろトイレ空間へのリフォーム」
築30年以上の物件で暮らしていた施主は、少し前に便器を新しいものに交換したばかりでした。そのため、便器はそのままに、壁紙と床の張り換えをしたいという要望でした。
以前はトイレと廊下との間に段差がありましたが、バリアフリーにして解消。また、トイレの内部とドア部分の2カ所に手すりを設置し、さらに安全性を高めました。もともと手すりを設置する予定はありませんでしたが、介護保険を適用できるとわかり、施工にいたりました。
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トイレの内部とドア部分の2カ所に手すりを設置
DATA
・リフォーム費用:13万円(単独工事をする場合の概算)
・工期(全体):2カ月
・要望:クロスと床を張り換えたい
・画像出典:「ひろびろトイレ空間へのリフォーム」
節水トイレへの交換に伴い、これまでデッドスペースとなっていた部分を有効活用した事例です。既存の収納スペースはタンクの背面にあったため、使いづらい状況でした。そこで、タンクレスの節水トイレを導入することで収納スペースを使いやすくし、さらにトイレ内の空間も広くなっています。
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便器の向かいには小さな収納しか設置できない状況でしたが、タンクレストイレによってトイレ自体を後ろへ下げられたことで空間が生まれました。便器の向かいへ新たに収納と手洗いを設置し、これまで以上の収納力と便宜性を確保できたほか、より清潔に使用できる環境が整いました
DATA
・リフォーム費用:45万円(単独工事をする場合の概算)
・工期(全体):2週間
・要望:節水型トイレへの交換
・画像出典:「デッドスペースを手洗いに 収納付きトイレリフォーム」
便座だけでなく、トイレそのものを節水型トイレへ交換しています。もともとの便器は古く、掃除もしにくいデザインでしたが、凹凸が少ない節水型トイレへの交換によってメンテナンス性が高まりました。
スタイリッシュなデザインの節水型トイレを導入したことで、トイレ全体がスッキリとしたのも魅力です。また、ペーパーホルダーも2連型に交換し、その上に温水洗浄便座のリモコンを設置しています。
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凹凸が少ない節水型トイレへに交換
DATA
・リフォーム費用:33万円(単独工事をする場合の概算)
・工期(全体):2カ月
・要望:温水洗浄便座付き便座への交換
・画像出典:「トイレもスッキリ」
最新型のタンクレストイレを導入した事例です。フラットな部分が多いスッキリとしたフォルムの便器で掃除がしやすく、メンテナンス性が大きく向上しました。
また、もともとは壁の高い位置までタイルで仕上げていましたが、クロスに変更しています。トイレ背面の壁一面はアクセントクロスにすることで、高級感のある仕上がりです。手洗い器の新設によって清潔感が増したほか、I型の手すりも設置したため使用時の安全性も上がりました。
壁紙をクロスに変更し最新型のタンクレストイレを導入
DATA
・リフォーム費用:28万円(単独工事をする場合の概算)
・工期(全体):3カ月以上
・画像出典:「最新型のトイレへ」
トイレリフォームに要する期間は、数時間~1日と短工期で終わるものから、長期にわたるケースまで多種多様です。工期が長い場合、既存のトイレは使用できないため、仮設トイレの設置が必要となるケースもあります。
そのため、リフォーム業者とやり取りする際には、工期や仮設トイレが必要かどうかを確認しましょう。また、仮設トイレの設置が必要なときは、レンタル料金の確認も必須です。
トイレリフォームの費用は、工事内容や依頼する業者などによって大きく変わります。工事を考えているのなら、必ず事前に見積もりを提出してもらい、慎重に検討を進めましょう。費用感は、バリアフリーの手すり設置が3万~10万円程度、和式から洋式へのリフォームは30万~130万円が相場です。ただし、費用はここ数年高くなってきているのが現状です。
トイレリフォームでできることは、便座や便器、タンクの交換をはじめ、床や壁紙の張り換え、洗面台装着、バリアフリー化などが挙げられます。どのタイプのトイレにするかで費用が大きく異なるほか、大掛かりな工事になるほど、工期が長引き費用も高くなる点にも注意が必要です。
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