リフォーム見積もり完全ガイド比較編 見積もり比較「こんな見積もりは、要注意！」

「一式」見積もりは明細の依頼を

明細の分からない「一式」見積もり

「一式」だけのシンプルすぎる見積もりは、他社との比較ができず困りものです。

しかし、比較的小規模な会社では昔からの慣習で「一式見積」を提出される場合もあるようです。
また、現場調査も済んでない段階で、お客さまに費用の目安をつけていただくために「概算見積もり」として提出する場合も、一式いくら、という出し方になる場合もあります。
一概に悪いと決めつけず、明細を聞いてみて、どのように対応してくれるか確認してみましょう。

高すぎる・安すぎる見積もりも要確認

他社と比較して大幅に高すぎる、安すぎる見積もりも、質問してみる必要があります。
その理由が納得いくなら構いませんが、高い見積もりには値引き要請を前提に初めから上乗せしていることもあります。
値引きを依頼したとたん、大幅な値下げをするリフォーム会社は要注意です。
適正な価格で見積もりを作成しているなら、そんなに値下げできないはずです。
「これが精一杯です、値引きできません」と言われると、その場では気分を害するかもしれませんが、誠意ある対応と受け取ってあげてください。

それ以上に値引きを強要すると、見えないところに価格の安い粗悪品を使ったり、未熟な職人を使わざるを得なくなります。値引き依頼は構いませんが、相手の対応をよく見極め、しつこくならないように注意しましょう。
工事が始まってから、担当者や職人のやる気などにも影響してきますから…。

安すぎる場合は、見積もりに含まれる範囲をよく確認しましょう。
見積もりには記載されていない追加費用が発生し、最終的には高かった、となることもありますので、ご注意ください。

値引きの書いた見積もりに惑わされないで！

また、設備機器に「定価の○％引き！」と記載されていることがあります。
これは値引きをアピールして引きつけるためのものかもしれません。
工事費に、その分を上乗せしているかもしれないので、工事費用を含めて考えてみましょう。

そのほか、解体工事費用や廃棄物処理がサービスになっている見積書も要注意です。
特に廃棄物処理費用は法律で施主が負担すると決められているのでルール違反になってしまいます。

また、「キャンペーン期間中なので、今月中なら、この金額でやります」と契約を急がせる会社にも要注意です。
リフォームは急に決められるものではありません。それを理解してくれないような会社には頼まないのが一番です。

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