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失敗しない壁紙(クロス)の選び方とリフォームのポイント。費用相場、お得にするコツ、事例なども紹介

  • 最終更新日:2022-10-17

失敗しない壁紙(クロス)の選び方とリフォームのポイント。費用相場、お得にするコツ、事例なども紹介

壁紙の傷みや汚れが目立つ場合以外にも、昨今はおうち時間が増えていることから、壁紙(クロス)のリフォームで雰囲気をがらりと変えたい、自分好みのおしゃれな空間を実現したいと思う方も多いのではないでしょうか。

でも、いざ着手するとなると、適正な相場や業者選びなど、分からない点、気になる点もあるでしょう。そこでこの記事では、失敗なくお得に希望の壁紙リフォームを叶えるため、施工に至るまでのポイントや費用の目安、壁紙の選び方などについて網羅的に解説します。

壁紙(クロス)リフォームの魅力

壁紙(クロス)の張り替え・リフォームは、手軽な方法ながら、大きなメリットを得られる点に魅力があります。

内装のイメージを変えられる

まず、内装のイメージチェンジに大きな力を発揮します。建売住宅にありがちなホワイトカラーの壁紙を、ナチュラルな木目調やモードなデザインに張り替えれば、全く違った雰囲気の空間となります。部屋の用途や好みのテイストなど、自分の理想とする空間イメージを具体化し、壁紙を選べば、今よりもぐっと魅力的な住空間を手にできるでしょう。

壁紙はデザインも非常に豊富なので、実現できる空間の印象もきわめて多彩です。現在の住まいに飽きてしまったという方も、引っ越したり建て替えたりせずに、気分一新を図ることができます。

清潔な空間になり、健康を守ることができる

近年の壁紙は進化していて、カビやウイルスの繁殖を防ぐなど、住まいの機能性を高めるタイプも増えています。湿度の高い日本のような環境下では、とくにカビが発生しやすく、壁紙を剥がしてみると、下地に驚くほどカビが広がっていたというケースも少なくありません。

見えないカビやウイルスに囲まれて長時間過ごしていると、アレルギーや思わぬ健康被害を招く恐れもあります。壁紙の張り替えで、大切な家族の健康と清潔・快適な空間を守りましょう。

部屋の匂いが改善される

人が生活する空間には、食べ物やタバコ、ペットなど、さまざまな匂いが発生します。空気と直接接する壁は、思う以上に匂いを吸収し、蓄積してしまうものです。

中古物件を購入し、見た目は綺麗なもののなんとなく匂いが気になる場合や、換気・消臭をしても生活臭が消えない、最近あまり効果がない気がする時などは、壁が原因かもしれません。このような匂いの問題も、壁紙のリフォームで解決することができます。

壁紙(クロス)リフォームにかかる費用の相場はどのくらい?

壁紙(クロス)リフォームの検討を始める前に、おおよその相場感をつかんでおくことが大切です。

壁紙の張り替え・リフォームを行う場合、1㎡当たり950~1,500円程度を目安に考えると良いでしょう。安価な量産型の壁紙を選べば、1㎡当たり800円程度に抑えることもできます。

  • ・一般的なリビング(8畳):約5~9万円
  • ・キッチン(4.5畳):約5~6万円
  • ・玄関や廊下(6畳):約5~6万円
  • ・トイレ:約3~5万円
  • ・洗面所/脱衣所:約4万円

上記は目安で、選ぶ壁紙のグレードや素材によっても、費用は大きく違います。また、施工面積や、一戸建て・マンションなどの住宅条件によっても変わってきます。例えばマンションでは、壁紙の張り替えのみでも共用部の養生が必要になるケースがあり、その養生費用が発生する場合などです。

このほか、下地処理や廃棄処分などにかかる費用を別途請求されることもあります。張り替え時に移動が必要な大型家具などがある場合、運び出しに手数料がかかることも多いので、動かせるものは事前に移動させておくと良いでしょう。費用を確認する際には、純粋な工事料金だけでなく、全体として費用がいくらかかるのか、丁寧にチェックすることが重要です。

費用を抑えるポイント

思い通りになるなら予算は気にしない、費用はいくらかかっても良いというケースはごく稀です。
仕上がり・費用面ともに、後悔のない壁紙リフォームとするために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

壁紙の料金表記について理解する

壁紙の料金を比較する際、表記の意味を正しく理解しておくことが重要です。

壁紙の価格に使用される単位には、「平米単価」と「メートル単価」の2つがあります。「1,200円/㎡」と「1,200円/m」では、思わず同じと勘違いしてしまいそうですが、実際には異なります。

平米単価の場合
1㎡当たりの価格です。
15㎡分が必要なら、1,200×15=18,000円になります。
これは分かりやすいですね。

メートル単価の場合
1m当たりの価格です。

スタンダードな壁紙の場合、90~92cmの幅のロール状で売られています。
仮に幅を90cmとすると、1,200円で販売される1mの面積は0.9㎡です。

・15÷0.9=約16.7
15㎡分が必要なら、1,200×16.7=20,040円となります。

このように、同じ単価、同じ広さの部屋でも、単位によってかかる費用に違いが出ます。業者ではメートル単価もよく使われます。ぱっと見の数値で安さに飛びつくのではなく、単位に注意し、料金表記を正しく理解することが大切です。

使用用途に合った壁紙を選ぶ

壁紙(クロス)商品には、さまざまな種類があり、価格帯も選ぶクロスによって大きく異なります。

一般的なビニールクロスタイプの壁紙にも、大きく分けて、量産品とされる「スタンダードクロス」と、「1000番台クロス」などと呼ばれる「ハイグレードクロス」の2種類があります。

スタンダードクロス
大量生産されているベーシックな壁紙です。普及品クロスとも呼ばれ、多くの住宅に標準的に使われています。価格を抑えて張り替えをしたい場合は、こちらを中心に選ぶのがおすすめです。

ハイグレードクロス
より機能性に優れ、色柄や質感のバリエーションも豊富な壁紙です。スタンダードクロスより金額が高めで、「1000番クロス」の通称で通っています。こだわりのある注文住宅やデザイナーズマンションなどで採用されることも多いです。

費用を抑えつつ、高い仕上がりも叶えたいなら、スタンダードクロスとハイグレードクロスを、場所によって上手く使い分けることがポイントになります。

例えば、トイレなどの水まわりには、汚れや湿気に強く、消臭機能を持ったクロス、掃除がしやすいクロスが向いています。一方、リビングでは、小さな子どもやペットがいる場合、傷つきにくいものが適しているでしょう。

部屋の用途やライフスタイルにあわせ、機能の要不要、適切なグレードを見極め、最適な壁紙を選ぶことが重要です。

施工箇所は一度にまとめる

リフォームは、都度依頼する場合と、その箇所の関連工事をまとめて行う場合とでは、後者の方が圧倒的に費用を安く抑えられます。

工事の際、邪魔になるインテリアを移動させたり、取り外したり、足場を作ったりするにも手間と費用がかかるため、これらを1回の請求にまとめるだけでも違いが出ます。

また、まとまった依頼は割引してもらえるケースもあります。天井や床に関する工事を予定しているなら、壁紙張り替えと同時に施工すると良いでしょう。中長期的な住まいのメンテナンス計画を立て、そのなかで壁紙リフォームも行うようにすれば、より効率的で費用も抑えられます。

相見積もりをする

必ず複数の業者に見積もりを出してもらい、比較検討しましょう。相見積もりによって、最適なサービスをより安い価格で提供してもらいやすくなります。

もちろん、ただ安ければ良いわけではなく、同じ工事でも業者により、提案力や施工技術のレベルなどにも違いがあります。価格につられて極端に安い業者に決めた結果、手抜き工事をされたり、対応の悪さに苦慮することもあります。信頼できる業者か、実績などもチェックしてください。

また、「工事費」に、何がどこまで含まれているかにも注意が必要です。工事に関連する費用を全て含む業者もあれば、標準工事の費用のみで「追加工事費」「諸経費」などの項目で別途請求する業者もあります。見積書によく目を通し、不明点や疑問点があれば、必ず確認するようにしましょう。

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リフォーム見積もり 完全ガイド

壁紙(クロス)の張り替えはDIYでもできる?

費用をなるべく抑えたいなら、業者に依頼せず、DIYという手もあるでしょう。DIYの場合、基本的には材料費のみで済みます。壁紙のほか、接着剤やローラーなどの道具類も、ホームセンターなどで簡単に購入できます。

ただし、継ぎ目の柄を合わせたり、広い面積の壁紙をまっすぐ、空気を入れずに正確に張り付けるのは、思う以上に難しいものです。美しい仕上がりを求めるなら、やはりプロの業者に依頼することをおすすめします。

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【リフォーム会社vs DIY】壁紙の張り替え(クロス張り替え)費用の相場は?一軒家の施工事例あり

業者に依頼するのが良いパターン

次のようなケースは素人では難易度が高いため、DIYはおすすめできません。

家全体の壁紙をリフォームしたい

施工の手間も時間もかかるうえ、天井のように作業が困難な箇所も多くあります。天井は張り替えが難しく、仕上がりの質が目立つので、安易なDIYは後悔につながります。家全体、メイン居室を含む複数箇所など、大がかりになる場合は業者に依頼しましょう。

エアコンが設置されている壁

エアコンまわりの壁紙の張り替えは、高い技術を要します。エアコンを取り付けたまま作業をする場合は、少し余裕をもたせてへらで裏へ押し込みますが、エアコン本体や裏の配管、電源などを傷つけないよう細心の注意が求められます。エアコンを取り外しての張り替えが必要な場合もあり、安全かつ確実に仕上げるには、業者の手を借りるのがいちばんです。

トイレの壁紙

空間が狭く足場を確保しづらいトイレは、作業が難しい場所となります。とくに便器の裏の壁紙は張り替えの難易度が高く、業者は一度便器を外して作業したり、隙間があれば壁紙を通して張ったりと、その場に応じた対応で美しく仕上げますが、DIYでは難しいため、やはりプロに依頼するのが良いでしょう。

マンションでも壁紙(クロス)は張り替え可能?

マンションの場合、一戸建てのように物件全体の所有・管理ではないため、壁紙(クロス)の張り替えを自由に行うことはできないと考えられている方もいるようです。

自身が所有するマンションの専有部分なら、ほとんどの場合、自由に壁紙の張り替えを行うことが可能です。

ただし、マンションならではの注意点もあります。マンションでは、建物のコンクリート面に壁紙を直張りしているケースが多く見られます。この場合、通気性の劣る壁紙を選んでしまうと、気泡が生じたり、カビが発生したりしやすくなるリスクがあります。通気性に優れた、防カビタイプの壁紙から選ぶようにしましょう。

また、壁紙のリフォームであっても、管理組合への届け出が必要なケースがあります。手続きについて事前にマンションの規約を確認し、疑問があれば、管理組合・管理会社に問い合わせておくとスムーズです。

マンションの壁紙リフォーム費用の相場は?

やはり気になるのは費用ですが、マンションの場合でも、基本的に相場は一戸建てと大きく変わりません。選ぶ壁紙のグレード、施工面積、間取りなどの要素から、必要な費用が決まってきます。詳細は壁紙リフォームにかかる費用の相場をご参照ください。

壁紙(クロス)の張り替えタイミングの目安

壁紙(クロス)の耐用年数は、およそ10年といわれています。ただし、水まわりのように傷みやすい場所、使用頻度が高く長時間人が集うリビングや、喫煙者がいる場合などでは、さらに短くなるため、5~10年での張り替えが目安となります。

年数にかかわらず、剥がれや汚れ、破れがある場合、カビが表面にも見えてきている場合、日焼け、毛羽立ちがある場合など、劣化が目立つ時は、早めの張り替えが必要です。

汚れや傷みが目に見えて発生した壁紙は、本来の機能を果たせないだけでなく、放置するとカビや雑菌の繁殖が進み、下地の劣化を招きます。こうした状態になる前に、定期的に壁紙を張り替え、清潔で安全、快適な空間を保つようにしましょう。

塗装と壁紙(クロス)張り替えの違い、メリット・デメリット

壁のリフォームには、塗装を行うという方法もあります。

最近はペンキ塗りで仕上げた壁もよく見られるようになりました。塗装といってあまりイメージが湧かない方も、カフェやショップ、美容院などの壁を思い浮かべると、塗装仕上げを目にしたことがあると思い当たるのではないでしょうか。

塗装と壁紙の違い、メリット・デメリットについて、順に見ていきましょう。

塗装と壁紙の違い

塗装は、部屋の壁や天井にペンキやオイルなどの塗料を塗って仕上げるもので、エイジング塗装など、微妙なニュアンスをデザインできる高度な手法も確立されています。外壁のような塗り壁スタイルで塗装し、立体感を出すなど、壁紙にはない独特の風合いを表現できるところが魅力です。

壁紙の場合は、下地に少々の凹凸があっても均一に仕立てることができますが、塗装は薄いコーティングをするように塗っていくため、どうしても下地のコンディションに左右されます。その分、下地の木目など素材独特の風合いを活かせるともいえます。

塗装のメリット・デメリット

塗装のメリット

塗装のメリットは、豊富なカラーバリエーションで演出できる素材感が優れている点です。高級感を出したり、カフェやセレクトショップなど、雰囲気のあるおしゃれな空間づくりに向いています。

塗料を複数色混ぜ合わせてオリジナルのカラーを作ったり、仕上げの艶感も細かく指定することが可能で、施工面積の自由度も高いので、部分的な塗装で傷や汚れを補修したり、ある程度の広さを塗り替えて雰囲気を変えることも容易です。

施工に廃材が出ないという良さもあります。エマルジョンペイントなど、健康や環境に配慮した塗料も増えています。

塗装のデメリット

デメリットとしては、壁紙からの変更の場合、施工に手間がかかることです。壁紙を剥がし、下地処理を行ってから塗装で仕上げるとなると、工数がかかる分工期も長くなり、費用もかさみます。

また、施工直後は塗料の匂いが気になることがあります。窓や玄関を開ける、換気扇を回すなど、しばらくはしっかりと換気することが必要です。

汚れがすぐに拭き取れるコーティングなど、日常の手入れがしやすい壁紙に比べ、塗装は直に薄く塗りつけた状態のため、やや汚れが沈着しやすい傾向があります。

壁紙(クロス)の種類の違い

壁紙(クロス)には、さまざまなタイプがあり、その選択肢は実に豊富です。一方で、どれを選べば良いか分からない、知識がないと適切なものを選びにくいという面もあります。

そこで、壁紙の種類、特徴などを、素材・デザイン・機能性の3つの観点から整理してみましょう。
対象とする部屋や好みに合わせ、最適な壁紙をスムーズに探しやすくなるはずです。

素材

壁紙の素材にも多くの種類がありますが、ここでは代表的なものをご紹介します。

塩化ビニル樹脂系(ビニールクロス)

ビニールクロスとして流通し、最も一般的な壁紙として国内のほとんどの住宅に採用されています。安価で耐久性に優れ、カラーやプリント柄、凹凸を付けたエンボス加工タイプなど、多様なパターンが市場に存在します。耐水性もあり、幅広い場所に使用することが可能です。

無機質系

珪藻土や漆喰、ガラスなどの素材を不燃紙の上面に展開し、クロスにした壁紙のことです。防火性があり、質感や風合いに優れ、塗装のような味わいをリーズナブルに実現できるのがメリットです。ビニールクロスに比べ、下地に影響されやすく、継ぎ目が目立ちやすいため、信頼できる技術力をもった施工業者に依頼することがポイントとなります。

パルプを原料とした洋紙タイプの輸入品を中心に、和紙タイプ、非木材紙を原料とする特殊紙タイプなどがあります。ぬくもりのある仕上がりや、重厚感・高級感などを表現しやすく、吸音性、通気性にも優れています。商品によっては水拭きができないものもあり、汚れがシミになるリスクもやや高いのがデメリットです。

繊維系

織物クロスや布クロスとも呼ばれ、木綿や麻などの自然素材のほか、ポリエステル、レーヨンなど化学繊維を絡み合わせて作る不織布、シルク、サテンなどを素材とするタイプがあります。高級感があり、濡れても破れにくい性質を持ちます。通気性にも優れますが、埃を吸着しやすく、汚れを落としにくいのがデメリットです。防火性に乏しく、キッチンなどには向きません。

デザイン

壁紙のデザインは、ごくシンプルなものから個性的なものまで、トレンドも取り入れつつ次々に生み出され、流通しています。

カフェやショップなどでよく見かける木目柄は、近年人気のデザインです。やさしい印象で幅広い家具に合わせられるナチュラルテイスト、モダンでシック、落ち着いた印象を与えるダークカラーなど、同じ木目調でも多彩な印象を演出することが可能です。

アクセントにもなるレンガ柄も安定した支持を誇ります。淡い色合いなら南欧風、ダークな色合いならアメリカンテイストやインダストリアルテイストにマッチします。ホワイト系のレンガ柄は、空間全体が明るくなるため、リビング・ダイニングにもよく採用されています。

このほか、塗り壁風や石目調、織物風の壁紙も人気です。ランダムに塗り跡を残したような塗り壁柄は、洋風の住まいに馴染み、センスの良い印象を与えてくれます。質感や風合いまで非常にリアルで、単色でも凹凸があり、上質でおしゃれな空間を作り出すことができます。

機能性

住む人や暮らしに合わせ、いろいろな機能を持つ壁紙が存在します。欲しい機能から壁紙の選択肢を絞っていくのもおすすめの選び方です。

<耐久性>
・猫がいる家庭におすすめ、傷や衝撃にとくに強い

<防臭>
・ペットや喫煙者対応の壁紙

<汚れにくい>
・子どもが落書きしても簡単に消せる

<省エネ>
・光を反射しやすくし、最小限の光源で明るさを保てる/断熱性がある

<カビ・結露対策>
・有効な調湿クロス/通気性クロス/珪藻土クロス

<抗菌>
・花粉やダニ、ウイルス、アレルゲン物質などの動きを抑制

<その他>
・ひび割れ対策に有効なストレッチ機能がある
・昼と夜で違った表情を楽しめる蓄光タイプ
・黒板のようにチョークで字を書いたり、絵を描いたりできる

場所別おすすめの壁紙(クロス)タイプ

ここでは、場所別の用途にあわせたおすすめの壁紙(クロス)タイプをご紹介します。

リビングにおすすめの壁紙

長い時間を過ごすリビングは、リラックスできる落ち着いた色味の壁紙が良いでしょう。インテリアを問わず自然に馴染む、無地・地模様タイプのスタンダードなカラーがおすすめです。

ホワイト系の明るくシンプルな壁紙は、空間を広く見せる効果があります。濃いめの色の家具や家電が多い場合には、ベージュ系で統一すると落ち着いた印象になるでしょう。アクセントクロスで差し色をプラスするのも良い方法です。モードな雰囲気を作りやすくなります。

人の出入りが激しく、汚れや匂いが壁に付きやすいため、防汚・防臭機能のあるお手入れが簡単な壁紙が便利です。

キッチンにおすすめの壁紙

キッチンは使用頻度も高く、汚れやすい場所なので、すぐに水拭きで対応できるものなど、掃除がしやすい、綺麗な状態を保ちやすいコーティングの壁紙が適しています。汚れが目立ちにくいダーク系の色合いや、レンガ調、タイル調などの壁紙もキッチン向きといえます。

機能面では、水濡れに強く、燃えにくい不燃性のものにすることが重要です。調理後や生ゴミなど、匂いの発生・残りが気になりやすいキッチンには、消臭機能を備えた壁紙も適しています。

トイレにおすすめの壁紙

トイレは、清潔感が重要な空間です。白などの落ち着いたシンプルな色、もしくはパステル系やナチュラル系の色が良いでしょう。限られた空間内で、扉、天井、壁に囲まれることを考えると、圧迫感のある色、ビビッドな強い色で全体を覆ってしまうのはおすすめできません。

おしゃれに仕上げたい、特定の雰囲気を出したい場合には、1面をアクセントクロスにする方法もあります。

消臭・抗菌機能のほか、ラミネートコーティングなど、汚れにくい壁紙も向いています。湿気がこもりやすい場合には、防カビ・調湿機能も検討しましょう。

壁紙(クロス)リフォームでよくある失敗と後悔、その対策

壁紙(クロス)リフォームは、比較的手軽なものの、思わぬ失敗に陥ることもあります。しっかりと計画を立て、丁寧にステップを踏んで進めることが大切です。

しかし、初めての場合はとくに、見落としがあったり、想定外の事態に慌てることも。よくある失敗例から学び、後悔のない壁紙リフォームを目指しましょう。

ほかの部屋の壁が汚く見える

一部の部屋しか壁紙リフォームを行わない場合、ほかの部屋の壁が汚く見えることがあります。

まとめて新しくできれば良いのですが、予算や時間などの都合から、一部の部屋のみを張り替える場合もあるでしょう。その際、隣の部屋の壁と近い色の壁紙を選ぶと、差が目立ちにくくなり、違和感が緩和されます。使い方や生活動線から考えて、関連性の高い部屋は似た色合いになるよう意識すると、全体での統一感もとれ、過度に古さが目立ったり、ちぐはぐな印象を避けることができるでしょう。

部屋の設備が古く目立つ

壁だけを新しくすると、電化製品やそのほかの部屋設備などインテリア全体が古く見えたり、黄ばみが目立つように感じることがあります。

心配な場合は、真っ白に近い色の壁紙は避けるのが無難です。同じホワイト系でも、クリームがかった色やナチュラルな色味のもの、少しくすんだ色合いの壁紙を選んで風合いを活かすようにすると、既存の部屋設備ともマッチしやすく、全体の美しさや洗練さが引き立つようにもなります。

また、電化製品もある程度買い換え時期が近づいている場合、壁紙張り替えと同時に買い換えを検討してみても良いでしょう。

壁紙の張り替え後、部屋内の精密機械が不調に

壁紙の張り替えを行った後、室内に置いてあったパソコンやテレビなどの精密機器が壊れてしまった事例は、一定数報告されています。業者が機器にビニールをかけて施工していたにもかかわらず、施工完了後、動かそうとすると不具合が生じた、故障したというケースです。

これは、工事中に出る埃などが、機器の内部に入り込んでしまったことが原因と考えられます。壁紙の張り替え時には、思う以上に多量の細かな埃が出て、空間に舞いやすくなります。室内にある精密機器類は必ず施工前に室外に出し、その場に置いておかないよう注意が必要です。

また、施工直後はまだ埃などが多い状態のため、すぐに元の位置には戻さずに、しばらくしてから運び込むようにしましょう。

仕上がりがイメージと違う

実際に壁紙の張り替えを終えてみると、仕上がりがイメージと違ったなどは、最も多く聞かれる失敗例かもしれません。

落ち着かない空間になってしまった
サンプルで気に入った柄物やデザイン性の高い壁紙を選び、これで自分好みの空間になる!と期待していたのに、ごちゃごちゃとして落ち着かない、どぎつい印象になってしまったなどのケースです。

対策としてまず、壁紙はなるべく大きなサイズで確認しましょう。実際の壁のように広い面積では、柄の印象や色の見え方がサンプルとは大きく違う場合があります。サンプルで候補を選定後、最終決定の前にできるだけ大きなサイズで、可能ならショールームで壁に張った時の印象を把握しておくと安心です。

また、柄物の壁紙の場合、狭い部屋では大柄だと圧迫感が出やすく、逆に広い部屋では、小さい柄は細かすぎてチカチカします。狭い部屋には小さめの柄、広い部屋には大きめの柄を選ぶと、失敗が少ないでしょう。

印象がほとんど変わらない
反対に、せっかく壁紙をリフォームしたのに、ほとんど印象が変わらなかったという話も多く耳にします。

ほとんどは、失敗を恐れてリフォーム前と同じ色合いの無難な壁紙を選んだケースです。気分転換を図りたい、少しでも雰囲気を変えたい時には、同系のカラーでも、地模様のあるクロスを選ぶ、アクセントクロスを採用するなどすると良いでしょう。

張り替え後に壁紙にしわができてしまった

実は、張り替え直後の壁紙は壁から浮いているように見えることが多いです。その浮きを何とかしようと指で触っていたら、しわになって残ってしまったという失敗例もあります。

壁紙は、完全に乾くと綺麗に伸びて馴染むように施工されています。施工直後は少し浮いているように見えても、それは必要なたわみであることが少なくありません。もし気になる状態であっても、自己判断で触ったり、無理に直そうとしたりせず、そのままにしておきましょう。

万一、しばらくして乾いてもなお気になる箇所がある場合には、施工業者に問い合わせてください。状況を確認し、施工不良の可能性があれば対応してくれます。

壁紙(クロス)のリフォームでおしゃれな部屋にするには?

せっかく壁紙(クロス)をリフォームするからには、雑誌で見るようなおしゃれな部屋にしたい、スタイリッシュな感度の高い空間を手に入れたいという方は多いでしょう。

しかし、なんとなくイメージはあっても、どう進めればよいのか、よく分からないこともあるはず。おしゃれな部屋を実現するために、押さえておきたいいくつかのポイントをご紹介します。

色は床の色と調和する色を選ぶ

床がベージュ系のフローリングなら、壁紙にはホワイトやグレー系がよく合います。床の色がより濃色系、ダークカラーの場合は、明るい色味の壁紙にすると、モダンな印象になります。全体として、床の色より薄い色の壁紙を選ぶと、圧迫感が軽減され、空間に奥行きが出て開放感が生まれます。

色の効果を意識する

明るく清潔感のある空間にしたいなら、ホワイト系がおすすめです。どんなインテリアにも合わせやすく、狭い空間を広く見せる効果があります。

また、やや個性的なブルー系の壁紙は、爽やかで落ち着きもあり、真夏でも涼しさを演出できます。

ナチュラルで、アンティークな雰囲気を出したいならブラウン系、よりクラシックなスタイルを目指すなら、ブラックを混ぜた重めのカラーがおすすめです。ブラウンやブラックは空間を引き締め、高級感や重厚感を生み出してくれます。

アクセントクロスを取り入れる

アクセントクロスは、壁の1面だけなど、部分的に異なる色や柄の壁紙を組み合わせることで、雰囲気を変える手法です。

アクセントとなるような壁紙をポイント使いすることで、部屋をぐっとおしゃれに見せることができ、空間に奥行きを生み出したり、ぼんやりとした印象にメリハリをつけたりすることも可能です。

アクセントクロスは、殺風景になりやすいトイレ空間に彩りをもたせたい時や、子ども部屋の雰囲気作りなどにも活躍します。遊び心のある柄物を取り入れて楽しい空間にしたり、イエローカラーでポップに仕上げたり、勉強部屋にブルー系を取り入れ、集中力アップを狙うといった工夫もできるでしょう。

アクセントクロスの注意点

便利なアクセントクロスですが、選び方や取り入れ方を間違えると、その効果がかえってマイナスに働いてしまうこともあります。次の点に注意しましょう。

色の選び方

アクセントクロスの場合、どうしてもその色がもつインパクトを強く感じやすい傾向があります。色のイメージと希望する空間テイストが合っているか、慎重に色選びをしてください。

次に、天井や床、家具とのバランスも確認しましょう。とくに、同時に目に入りやすい床色や、大きな家具の色との相性は重要です。色味を揃えるか、反対色にするか、どちらかに決めておくとバランスをとりやすく、調和のとれた空間を生み出せます。

また、光によっても色の見え方が変わります。窓際なのか、照明との位置関係はどうかなど、考慮が必要です。一般的に、自然光が降り注ぐ場所では、色がより明るく見えるため、サンプルよりももう一段階暗めのトーンにすると、イメージ通りの仕上がりに近づきます。

使用する面積

アクセントクロスが壁全体に占める割合は、20~30%がベストです。壁が4面均等にあるなら、そのうちの1面をアクセントクロスにするといった具合です。多用しすぎるとアクセントにならず、印象が前に出すぎてしまいますし、少なすぎるとメリハリがつきません。

壁紙(クロス)のリフォーム事例10選

説明だけでは分かりにくい、なかなかイメージが湧きにくいという方もいるでしょう。ここでは、ホームプロに掲載されている壁紙のリフォーム事例をご紹介します。

壁紙のリフォーム事例

光沢のある壁紙でフェミニンな印象に

Point
・床と壁紙で統一感のある部屋
・家具などのインテリアとも調和した壁紙

Before

白を基調としたシンプルなお部屋でしたが、フェミニンな空間にしたいというのが施主の希望でした。

After

光沢を帯びたダマスク模様の壁紙が、家具やインテリアともマッチして、ロマンチックで高級感ある仕上がりとなりました。

事例の詳細:服を着替えるように、壁紙で空間をコーディネート!

視覚効果も狙えるストライプのクロス

Point
・部屋を広く見せる横ストライプ模様
・統一感のある壁紙で開放感

Before

壁紙は、一般的な無地ホワイト系と木目調で統一感がありませんでした。また、築30年以上経過しており、経年劣化も目立っていました。

After

ナチュラルなクリームホワイトをベースとした、横ストライプ柄の壁紙を採用しました。横ストライプは部屋を広く見せる効果があり、明るく開放的な空間に生まれ変わっています。

事例の詳細:キッチンと合わせた広いリビングにしました。

パステル系のクロスで明るくおしゃれなトイレに

Point
・トイレを華やかにする明るい色の壁紙
・住まい全体ともマッチした色使い

Before

白い壁紙のよくあるトイレ空間でしたが、窓もなく、狭さがより際立って感じられる暗さや閉塞感が気になっていました。

After

程よいあたたかみと清潔感を感じさせるパステルイエローの壁紙に変更。床にはテラコッタ風のクッションフロアを張り、同じ住まいのトイレとは思えないほど、明るくおしゃれな仕上がりになりました。

事例の詳細:トイレも明るく、可愛くリフォームしませんか。

モノトーンでまとめたシックモダンなキッチン

Point
・モノトーンの配色でシックモダンな仕上がりに
・ダークグレーを基調に白系の床と扉でアクセント

Before

ダークブラウンの木目床と一般的なホワイトの壁紙で、採光もあまり良くありませんでした。壁面にはシミや汚れなどの経年劣化も見られます。

After

壁面をカウンタートップと同色のダークグレーで揃え、統一感を演出。扉材のクリームホワイトが引き立つ、モノトーンが美しい現代風のキッチンとなりました。

事例の詳細:モノトーンでまとめたラグジュアリーなキッチンに

【場所別】アクセントクロスの事例

リビングのアクセントクロス事例 1

Point
・昔ながらの和室が西海岸風に変身
・アイテムのテイストを揃えることで統一感のある部屋に

Before

昔ながらのマンションの和室です。築年数が古いため、やや暗い雰囲気が漂っていました。

After

和室をリビングへと全面改装。ホワイト系をベースに壁の一面だけヘリンボーン柄に。照明や家具、建具、床材、インテリアなどのテイストを揃えることで、心地良い海風を感じるような素敵な空間となっています。

事例の詳細:西海岸風インテリアをそろえたお気に入りの空間

リビングのアクセントクロス事例 2

Point
・明るくさわやかなライトブルーのアクセントクロス
・木目のフローリングと造作家具でカフェ風に

Before

昔ながらのマンションの和室です。築年数が古いため、やや暗い雰囲気が漂っていました。

After

淡いクリームイエローの壁紙に、ナチュラルなライトブルーのアクセントクロスを採用。明るいベージュ系の木目が活きたフローリング材とも馴染み良く、カフェのようなおしゃれでリラックスできる空間へと変身しました。

事例の詳細:造作家具で統一感のあるリビング

リビングのアクセントクロス事例 3

Point
・スタイリッシュなグレー系のアクセントクロスを採用
・開放的でおしゃれなイメージのリビングに

Before

押入れや引戸、鶯色の壁に囲まれた昔ながらの和室でした。

After

グレー系の流木模様のアクセントクロスが、ナチュラルな雰囲気の中にも存在感を放っています。開放的で広々、明るくスタイリッシュなリビングに生まれ変わりました。

事例の詳細:スタイリッシュなアクセントクロスがオシャレなリビング空間

トイレのアクセントクロス事例

Point
・落ち着きあるモスグリーンのアクセントクロス
・棚や床に木を取り入れナチュラルな雰囲気のトイレ空間に

Before

ナチュラルカントリー風のおしゃれなトイレでしたが、やはりどこか暗さや狭さによる圧迫感、雑然とした雰囲気がありました。

After

壁紙はシンプルなホワイト系ですっきりとまとめ、濃いモスグリーンのアクセントクロスを導入しました。間取りはそのままながらも開放感のある、ナチュラルな雰囲気が活きた心地よいトイレ空間となりました。

事例の詳細:暮らしを楽しむ家族が集うリビング:トイレ

洗面スペースのアクセントクロス事例

Point
・さわやかなブルー系のアクセントクロス
・ニッチ収納で開放的な印象に

Before

ホワイトで統一されたオーソドックスな洗面台スペースでしたが、少し古びた感じや生活感、造作の圧迫感が気になっていました。

After

さわやかなブルー系のアクセントクロスと、ほどよい淡さのブラウン系の小さなタイル柄で色を取り入れ、明るくおしゃれな、写真にも映える洗面スペースになりました。壁の一部を凹ませて棚(ニッチ)を造作するなど、すっきりとした見た目ながらも収納力を上げる工夫がされています。

事例の詳細:こだわりのニッチとクロスが主役の洗面空間

玄関のアクセントクロス事例

Point
・シックな雰囲気をアクセントクロスで実現
・建具や床と統一感のあるデザイン

Before

台風の床上浸水で大きく傷み、汚れも目立つ状態になってしまっていました。

After

印象的なウィリアムモリスの壁紙をアクセントクロスに。木のぬくもりを感じる建具や小物、床のナチュラルな雰囲気とも調和し、こだわりの素敵な玄関になりました。

事例の詳細:床上浸水からの再生を図るため全面リフォーム【玄関】

後悔のない壁紙(クロス)リフォームで家をおしゃれに

この記事では、壁紙(クロス)リフォームの魅力や費用相場、おしゃれな空間を実現するためのポイントなどについてお伝えしてきました。いかがでしたか。

ご紹介した情報も参考にして、ぜひ自分なりの理想やイメージを具体化し、壁紙リフォームを計画してみてください。後悔のない施工で気分一新、今よりも快適でおしゃれな住まいを手に入れましょう。

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100万人以上

利用者数

7,809件

※2023年4月~2024年3月

昨年度のご成約

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ホームプロでは、これからリフォームされる方に“失敗しないリフォーム会社選び”をしていただけるように、「成功リフォーム 7つの法則」をまとめました。ホームプロ独自のノウハウ集として、多くの会員の皆さまにご活用いただいております。

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