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大掛かりな工事をすることなく、部屋の印象を大きく変えたいと考えているのなら、アクセントクロスを取り入れる方法があります。うまく活用すれば、限られたコストで空間を自分好みにカスタマイズすることが可能です。本記事では、アクセントクロスを取り入れたいと考えている方を対象に、概要やメリット・デメリットについて解説します。あわせて張り替えにかかる費用の相場や、使用するのにおすすめの場所、選び方、選ぶ際の注意点などについても紹介します。
目次
アクセントクロスとは、部屋の印象や雰囲気を変える目的で、あるいはもっとおしゃれにしたいといった目的で、壁の一面または一部分に貼る、ほかの面とは異なる壁紙のことであり、文字通り部屋のアクセントとなるクロス(壁紙)です。例えば、白い無地のクロスが貼られている部屋の一面だけに貼られる、鮮やかな青色の壁紙がアクセントクロスです。多くの場合、色違いや柄違いのクロスが用いられます。
「アクセントクロスを貼ってみたいけれど、どのようにすれば、おしゃれ感を演出できるのか分からない」といった方は少なくないはずです。ここではアクセントクロスのリフォーム成功事例を3例紹介します。
※以下に記載している費用はリフォーム工事全体の価格です。張り替えるクロスだけの費用ではありません
※事例の費用は施工当時の価格です。2024年現在では同じ内容の工事でも費用が変わっている可能性があります
マンションのリビングとダイニングとをアクセントクロスによっておしゃれにイメージチェンジした事例です。もともと間仕切りで区切られていたリビングとダイニングとを一体化させたうえで、壁の一面にアクセントクロスを張りました。本事例では、間仕切りを撤去することで、住居内に広々としたリビングダイニングが生まれただけでなく、白を基調とした部屋に濃紺のアクセントクロスを貼ったことにより、おしゃれなカフェ風に変えることに成功しています。
壁にはひと目で気に入ったアクセントクロスを張りました
1.リフォームのポイント:広々としたリビングダイニングをアクセントクロスでカフェ風に
2.リフォーム費用:50万円
3.工期:1カ月
▶画像出典:「おしゃれなアクセントクロスでカフェ風ダイニングに」
築年数16~20年の中古マンション物件を購入した依頼主は「インテリアやデザインをもっと自分好みにカスタマイズしたい」と考え、リフォームを検討していましたが、リフォーム工事の一環として取り入れたのが、それぞれの部屋に貼ったアクセントクロスです。本事例の依頼主がアクセントクロスとして選んだのはレンガ調の壁紙です。壁や天井のメインクロスとして貼った白い壁紙に、アクセントとして貼られたレンガ調壁紙によって、部屋全体にモダンさを残しつつも、ヴィンテージな雰囲気を演出することに成功しました。
シックでかっこよく仕上がりました
1.リフォームのポイント:アクセントクロスでシックかつヴィンテージな雰囲気に
2.リフォーム費用:40万円
3.工期:2週間
▶画像出典:「シンプルでカッコイイ!マンションリフォーム(洋室)」
戸建住宅で暮らしている依頼主は、毎日使うトイレをすっきりとした見た目のおしゃれな雰囲気にしたいと考え、リフォーム工事を発注しました。既存のタンク付きトイレをタンクレストイレに替えることですっきりとした見栄えとなり、あわせて壁のクロスや床のクッションフロアも張り替えました。
依頼主が選んだクロスはトイレにふさわしい清潔感のある白色の壁紙ですが、トイレ内全体を白くしてしまうのではなく、入口から見て右側の壁にのみボタニカル柄のアクセントクロスを貼ったのがポイントです。ボタニカル柄のクロスがよいアクセントになり、シックかつクールな印象の空間を演出しています。クロスはリフォーム会社が用意したカットサンプルを参考にしています。
ボタニカル柄のアクセントクロスがクールな印象のトイレになりました
1.リフォームのポイント:タンクレストイレの導入とボタニカル柄のアクセントクロスで、すっきりとしたシックな印象のトイレに
2.リフォーム費用:60万円
3.工期:3日
▶画像出典:「シックなボタニカル柄をアクセントにしたトイレリフォーム」
アクセントクロスを使用する大きなメリットのひとつが、部屋の印象を手軽に変えられることです。もちろん個性的な家具や絵画を配置したり、インテリア小物を飾ったりして、部屋の印象を変えることもできますが、相応のコストがかかります。一方、壁の一面や一部に貼るアクセントクロスであれば、費用もそこまではかかりません。
壁や天井にメインクロスのみが貼られた部屋は統一感は出るものの、どうしても単調な印象になりがちです。アクセントクロスを取り入れることによって、部屋の印象にメリハリがつき、部屋全体の雰囲気を大きく変えられます。
個性を演出したい場合にもアクセントクロスはおすすめです。クロスにはさまざまな色や柄があるため、選ぶ色や柄で個性を出せます。部屋を自分好みにカスタマイズでき、友人や知人が思わず驚きの声を上げそうな、インパクトある空間を作り出すことも可能です。
自分好みの空間を作りやすいのがアクセントクロスのメリットですが、選択するクロスによっては部屋の雰囲気や印象を低下させてしまうかもしれません。こうした事態を招かないよう、アクセントクロスを貼る際には部屋全体の調和を考慮することが重要です。配置する家具や家電なども考えつつ、アクセントクロスを貼ることでどのような部屋になるのか、明確なイメージをもつことが大切です。リフォーム会社とよく相談して、色や柄などを慎重に選ぶことをおすすめします。
アクセントクロスへの張り替え費用はケースバイケースですが、目安としては1部屋あたり4万~7万円程度です。もちろん、これは一般的な金額であり、アクセントクロスを貼る部屋の面積や天井の高さ、施工の難易度、選択するクロス、さらには施工業者などによって大きく変わってきます。
アクセントクロスへの張り替えは、内装業者やリフォーム専門業者などに依頼します。通常は既存のクロスを剥がし、下地のベニヤ板や石膏ボードなどを調整したうえで、アクセントクロスを貼るという手順を踏みます。
張り替え費用はリフォームの工事内容によっても変わってきます。例えば、新たに設けた間仕切りや壁にアクセントクロスを貼る場合には内装の造作工事も必要となるため、トータルの工事費用はさらに増えてしまいます。金額はさまざまな条件で変わってくるため、工事を依頼する前にリフォーム会社と相談し、最終的にどの程度の費用が発生するのかは見積書で確認することをおすすめします。なお、壁紙リフォームに関して詳しくは、以下の関連記事で紹介しています。
アクセントクロスを取り入れた方がよい部屋や場所として特におすすめしたいのがリビング、寝室、トイレです。
リビングは、住居のなかでも広い空間が確保されている部屋であり、特にアクセントクロスの良さが際立つ場所です。広々としたスペースを一色で統一すると無機質な印象になりがちですが、アクセントクロスを貼ることで、壁にメリハリがつき、おしゃれな空間を演出できます。
おすすめの位置はリビング奥の壁です。アクセントクロスを貼ることで、平坦な印象だったリビングにゆったりとした奥行きが生まれます。そのほかには、テレビの背面やリビングに入ってすぐ目につく壁なども良い場所です。
寝室もアクセントクロスの魅力を感じやすい場所です。寝室はベッド以外に置く家具が少ないため、比較的単調な印象になりがちです。アクセントクロスを貼ることで、部屋の雰囲気が大きく変わり、居心地のよさがアップします。
アクセントクロスによって、寝室は癒やし効果のある空間にもなります。ブルーやグリーン、ブラウンなどのカラーはリラックス効果が期待でき、眠りを良質なものへと変えてくれる可能性があります。
家族が毎日使用し、時に来客も使用するトイレもアクセントクロスを取り入れるのにおすすめの場所です。トイレは狭い空間なので、柄物の壁紙を使うには最適です。部屋全体に取り入れると面積が広く飽きやすいですが、トイレなら小さなスペースでインテリアとして遊び心を表現できます。背面にアクセントを持ってくることで、トイレ全体の雰囲気が明るくおしゃれになります。
アクセントクロスを選ぶ際のポイントとして挙げられるのは色、素材、機能、インテリアとの調和、施工場所(部屋)の5つです。ここでは、これらのポイントについて詳しく解説します。
どのような色のアクセントクロスを貼るのかによって、部屋の印象は大きく変わります。色にはさまざまな分類がありますが、ここでは(1)暖色・中間色・寒色、(2)明度、(3)彩度のそれぞれの違いによる印象とアクセントクロスへの応用について解説します。
赤やオレンジ、黄色などの暖色系の色には、元気や暖かさ、明るさ、熱さなどのイメージがあります。その部屋にいるだけで元気になれるような空間にしたい、暖かさを感じられる空間にしたい、と考えるのであれば、暖色系の色を選択することをおすすめします。
青や青緑、青紫など寒色系の色にはクールや静寂、落ち着き、清潔、寒さなどのイメージがあります。清潔感が求められる場所やリラックスしたい空間などへの使用がおすすめです。
暖色系にも寒色系にも属さない、灰色やベージュ、アイボリーなどの色は中間色と呼ばれます。中間色は上品や穏やか、落ち着きなどのイメージを与えます。寒色系と同様にリラックスしたい空間への採用がおすすめです。
明度は色の明るさのレベルを示します。最も明度が高いのは白で、最も低いのは黒です。白やライトグリーン、パステルブルーなど明度が高い色は、広々とした開放的な印象を演出しやすい反面、ほかの色とのメリハリを生みにくいというデメリットがあります。ダークグレーやディープブルー、モスグリーンなどの明度が低い色は、重厚で高級感のある印象を演出しやすい点が魅力です。ただし、明度が低すぎる色には窮屈さを感じさせたり、閉塞感を感じさせたりするデメリットがあります。
彩度は色の鮮やかさのレベルを示します。彩度が高い色には赤や青、黄色などの原色があり、これらはビビッドカラーとも呼ばれます。彩度が高い色には、派手さやにぎやかさ、明るさといった雰囲気があり、見る者に強烈なインパクトを与えます。一方、彩度が低い色はシックさや静かさ、落ち着きなどの印象を与えます。モスグリーンやブラウン、ベージュ、カーキ、テラコッタなどの、自然を彷彿とさせるアースカラーは彩度が低く、リラックスしたい空間などに使用すると最適です。
部屋全体のクロス選びと同様に、アクセントクロスを素材で選ぶという選び方もあります。クロスの素材にはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的なものとして(1)ビニール素材、(2)紙素材、(3)織物素材について解説します。
塩化ビニール樹脂を用いたビニールシートと紙とを組み合わせたもので、クロスとして最もよく使用されています。オフィスや店舗、住宅などのさまざまな建物の内装で多く見かけるクロスがビニール素材です。ビニール素材のクロスは色や柄が豊富で、ほかのクロスに比べると安価ながら機能性に優れているという特徴があります。好みの色・柄の壁紙を見つけやすく、なるべくコストを抑えたい場合に適しています。機能面では防カビや消臭、防菌、撥水などに対応した製品があります。さらに耐久性や耐水性も高く、メンテナンスしやすいのも利点です。
文字通り、紙を素材としたクロスです。ビニール素材のクロスと同様に色と柄が豊富であり、好みにマッチした製品を見つけやすいというメリットがあります。紙素材ならではの、暖かみのある質感や手触りも魅力です。自然な風合いややわらかさを取り入れたい、と考えているのであれば、紙素材のクロスはおすすめです。ふすまや障子との相性もよく、和室に貼るアクセントクロスとしても適しています。
デメリットは耐久性があまり高くないことです。素材の性質で水には強くなく、尖ったものを引っかけるなどすると破れてしまうおそれがあります。さらに薄い製品が多く、下地の処理が適切でないと、きれいに仕上がらない場合もあります。
シルクや麻などを織って作ったクロスです。織り方によって質感や見た目が異なる点が特徴です。目視でも立体的な織り目を確認でき、重厚感や高級感を醸し出してくれます。耐久性や通気性が高く、吸湿性にも優れているため、室内の湿度を適度に調整してくれるという特徴があります。梅雨などのジメジメした日が続く時期でも、織物素材のクロスなら快適に過ごせます。デメリットはメンテナンスが難しい点です。水拭きには適していないため、ビニールクロスのように、汚れを濡れた雑巾などで拭き取ることはできません。
クロスにはさまざまな機能が搭載された製品があります。例えば、汚れが付着しにくい防汚加工や、カビの発生を防ぐ防カビ加工が施されたものもあり、こうした機能が搭載された製品を選べば、きれいな状態を長期間保つことができます。クロスに搭載されている主な機能には以下のものがあります。
・耐久性
・調湿効果
・防汚効果
・抗ウイルス効果
・撥水効果
・消臭効果
・抗菌効果
・光拡散効果
ただし、アクセントクロスにのみ特定の機能をもつ製品を使用しても高い効果は期待できません。特に調湿効果や光拡散効果などの機能が搭載されたクロスは、部屋全体に貼ることで十分な効果を発揮します。
おしゃれなアクセントクロスを選んだつもりでも、インテリアとの相性がよくなければ、部屋全体の印象を低下させてしまうかもしれません。インテリアも含めた部屋の統一感を保ちながら、アクセントとなるクロスを選択することが重要です。インテリアの色調がグレーであれば、黒やダークグレーなどのクロスがよくなじみます。部屋に赤や黄色などの家具を置いているのであれば、同系色で少し薄めのアクセントクロスを取り入れると全体がまとまります。
どの部屋に貼るのかでクロスを選ぶのもおすすめです。例えば、リラックスしたいトイレには、ブルー系の落ち着いた色のクロスが良いでしょう。子ども部屋には、明るく元気な印象を与えるビビッドカラーもおすすめですが、自分で壁紙を選ばせてあげるのもおすすめ。また、趣味に使う部屋や寝室には、上品でリラックスできる紫が向いているかもしれません。化粧室には、優しい印象を与えるピンクが使われることがあります。
アクセントクロスを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
(1)事前に大きいサンプルで確認する
(2)色の特性を考慮しつつ強めの色・柄を選ぶ
(3)面積は全体の20~30%程度にする
(4)色は3色以内に抑える
カタログには何百種類ものクロスが掲載されていますが、写真と実物とでは印象が大きく異なることがあります。アクセントクロスを選ぶ際にはカタログだけではなく、必ず現物のサンプルも見てから決めることをおすすめします。サンプル集は、リフォーム工事業者に依頼すれば、用意してくれます。数多くのサンプルを実際に確かめたいのであれば、直接、クロスメーカーのショールームなどに足を運ぶ方法もあります。大手クロスメーカーのショールームには、現物のクロスを確認できる大型のパネルが数多く用意されています。
空間にメリハリをつけるには、色や柄の強いアクセントクロスを選ぶことが大切です。インテリアとの兼ねあいもありますが、メインクロスが白なら、はっきりとメリハリがつくよう、薄い色以外から選ぶようにします。色の特性をある程度、把握することも重要なポイントです。色によって見る人に与える印象や効果などが大きく異なるため、事前に把握しておくことをおすすめします。
お気に入りの色だからといって、部屋の壁の半分にアクセントクロスを貼ってしまえば、それはもうアクセントクロスとはいえません。あくまでアクセントとして取り入れるものであるため、面積は全体の20~30%程度に抑えます。壁が4面なら、一面にだけアクセントクロスを貼るのが一般的です。複数面に貼ってしまうとアクセントが弱くなり、思ったような効果が得られません。
部屋に統一感をもたせるためには、使う色は全体で3色以内に抑えます。3色を使用する場合の基本は、
・床と壁紙のベースカラー
・インテリアや家具、家電、カーテンなどのメインカラー
・アクセントクロスの色
です。このうち比率が最も多くなるのはベースカラーで70%程度、次いでメインカラーが20~25%、アクセントカラーは5~10%程度です。この比率が大きく崩れると空間の調和が乱れ、統一感が損なわれます。
アクセントクロスなら、大掛かりなリフォーム工事をすることなく、リビングやダイニング、トイレなどの印象を大きく変えられます。なるべくコストをかけずに、部屋をおしゃれで快適にしたいのであれば、アクセントクロスをおすすめします。ただし、使用するアクセントクロスの色や素材によっては、部屋の統一感を損ねてしまうかもしれません。プロである施工業者の意見を参考にしながら、最適なアクセントクロスを選んでください。
■監修: 髙野 友樹 不動産コンサルタント
【所有資格】公認 不動産コンサルティングマスター/宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士
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