一昔前のものとは違い、最近のユニットバスはデザイン、カラーが豊富で、機能も格段に進化しています。浴室は一日の疲れを癒す場所ですから、最もリラックスできるバスにこだわって、プランニングしてみるのもいいかもしれませんね。どんな方法があるか見ていきましょう。
●開放感を演出するための工夫いろいろ
坪庭なら、窓の外に広いスペースを取れなくても視覚的な癒しを演出できます。
バスでリラックスするためには、広い浴槽で足を伸ばしてのんびり……なんて考える人も多いのではないでしょうか。しかし、間取りの制約があり大きくできない場合もあります。
大きな窓や出窓を付けて広く見せる工夫をしましょう。特に出窓は狭い浴室でもひとまわり大きく感じさせる効果があり、出っ張り部分に小物や観葉植物を飾れます。
大きな窓を設置する場合は、浴槽に浸かった時に窓の外が見える位置に配置し、窓の外には目隠しを兼ねて樹木を植えておけば季節の移ろいを感じることができます。また、浴室から見える位置に坪庭をつくるのもいいかもしれませんね。
大きな窓が取り付けられない場合は、浴室内の工夫で開放感を演出してみましょう。たとえば、
洗面脱衣室との壁を透明にする方法はいかがでしょうか。つねに透明だと気になる人は、スイッチひとつで透明と不透明を切り替えられるガラスを使ったり、ブラインドを付けておけば安心です。
●ゆったりできる浴槽の形
最近のユニットバスの浴槽は、さまざまな形のものが登場してきました。たとえば、カーブがついた浴槽、モダンな印象のスクエアな形、円形や楕円のデザインなどもあり、個性的な空間づくりも楽しめます。また、浴槽内に段差やステップを設け半身浴ができるタイプ、浴槽の縁にピロウ(枕)をつけられるものもあります。
●オプション機能でこだわりの浴室に
TOTOのユニットバスにオプションで採用できる「ブルーダウンライト」。深い海の底にいるような青い光に全身が包まれます。 ※商品写真は2010年7月時点のものです。
さらに、さまざまなオプション機能で、こだわりの癒し空間をつくる方法もあります。
ゆったりとセレブ気分を満喫するなら、ジェット噴流を設置するのはいかがでしょうか。心地良い水流でマッサージ効果も期待できます。また、数種類の水流を使い分けることができる多機能シャワーは、疲れをほぐしてくれるアイテムです。
ミストサウナも人気が高まっています。発汗作用や温浴効果、美容効果が期待できるほか、濡れないクリアミストのサウナなら、読書やバステレビも楽しめます。
その他にも、リラックス空間のための演出方法はたくさんあります。
ひとつは照明の工夫です。光を調整して少し暗めにしたり、ブルーやグリーンなど、やさしい色のついた照明で浴槽を照らし、一日の疲れを癒すなんて、いいですね。
地上デジタル放送対応の浴室用テレビを組み込めば、好きな番組を浴室で楽しむことができます。また、音楽好きの人には天井にスピーカーを埋め込んだユニットバスをおすすめします。
このように最近のユニットバスは、一日の疲れを癒すための機能が充実しています。癒しのバスルームをつくるために、まずはショールームに出かけて、最近の傾向をチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか。