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(イラスト/杉崎アチャ)
ビルトインガレージ・一階車庫二階住居をご存知でしょうか?本記事では、ビルトインガレージの特徴やメリット、そして、その増築に関してご紹介していきます。増築や後付けの際は、そのリフォーム可否だけでなく、容積率や建ぺい率等を考慮する必要があります。
目次
ビルトインガレージとは、建物の1階部分にある駐車スペースのことを指します。
一階が車庫で、二階が住居になっているかたちです。
自宅のスペース内に車庫があるため、その利便性の高さなどから、非常に人気の駐車場形態となっています。
ビルトインガレージに関するお問い合わせで、多いのが、「後付けも可能か?」ということです。もちろん、可能ですが、後付けするとなると、一階の住居部分を削ることから始めるので工数がかかることが特徴です。
また、「建蔽率・容積率の問題」「建築基準法上の離れの問題」「防火指定地域内における構造問題」などの法律的な問題もあるので、計画すべき点がたくさんあります。
(イラスト/杉崎アチャ)
ビルトインガレージは、屋根がついており、また二階部分が住居になっていることも多いです。このため、車を雨ざらしにすることなく、清潔に保つことができます。
大事な車を屋内で保管することができるので、天候の心配もなく、また、悪戯などで傷つけられる可能性も少ないでしょう。
また、シャターをつけることで、より強固に愛車を守ることができます。
ビルトインガレージは、自宅と車の距離が近いため、防犯対策にもなります。例えば、自宅とは程遠い駐車場に車を置くとしたら、自分の目を離れてしまい、自宅にいながら今の車の状態を確認することはできません。
しかし、ビルトインガレージなら、自宅スペース内にあるため、常に自分の管理下に車をおいておくことができます。
車の乗降が楽であることも特徴です。
旅行後の帰り道など、重い荷物持って車を降りてから長距離を歩くのは疲れてしまいます。ビルトインガレージでは、自宅から直結で乗り降りができるため、生活が楽になります。さらに、雨の日に、濡れずに車に乗ることができることも大きな特徴です。子育てや介護をしているご家庭にとっては、大活躍でしょう。
ビルトインガレージの面積が延べ床面積の1/5以下だった場合、床面積として計算されません。このため、自宅の容積率が下がり、結果的に、固定資産税が安くなる可能性があります。もちろん、自治体によって、評価の方法が変わってくるので、確認は必要です。
(イラスト/杉崎アチャ)
いくら、住居外とはいえ、家の中に車があることには変わりありません。このため、車が出すエンジン音の問題が出てきてしまいます。早朝や深夜に出かけるときは、寝ている家族を起こしてしまう可能性もあります。
住居と車の距離が近いため、排気ガスも問題になります。あまりに排気ガスの排出量が多いと、健康被害が出る可能性もあるため、配慮が必要です。大型の換気扇を設置したり、窓を開けて換気しやすい環境をつくったりなどの対策が必須になります。
一階に駐車場があることで、その分、一階部分の居住スペースが狭くなります。さらに、車の乗り降りや車庫入れのしやすさ、荷物の搬入を考えると余裕を持ってスペースを確保しなければなりません。
そうすると、さらに一階の居住スペースが狭くなってしまいます。
大規模なリフォームが必要になるため、その分費用がかかってしまいます。また、ビルトインガレージでは、一階部分に大きな開口部を作る必要があります。住宅として、一階の容積より二階の容積の方が大きくなる場合が多く、その際は、通常の住宅よりも耐震補強をする必要があります。
その場合、さらに価格が高額になります。
戸建住宅にガレージを増築したい場合は、200万円程度を見込む必要があります。例えば、中古住宅である一戸建てで、一階部分の使っていない一室を解体し、ガレージに改築すると、費用は、和室の解体費と車庫の増設費で合わせて約200万円になります。
またシャッターを付ける場合は、さらに費用が増します。シャッターの費用は、タイプにもよりますが、30万円程度が一般的です。
既存の戸建住宅を解体することなく、ビルトインガレージを増設することも可能です。その場合は、住宅の解体費がかからない分、費用を安く抑えることができます。一般的な大きさのガレージを増築するとしたら、費用は約150万円程度でしょう。
また、一階の住居部分を解体するには、高さが限られてしまい、車高に限界がりますが、何もないスペースに増築する場合は、天井を無制限に高くできるので、車高が高い車も駐車可能です。天井スペースも活用できるため、自分でカスタマイズできる点が多くなります。
ただ、ガレージを、住宅内ではなくゼロから増築する場合は、建物扱いになります。このため、建ぺい率には注意が必要です。ビルトインガレージの増築許可を下すためにも、敷地面積に対する建築面積の割合を最初に明らかにしておきましょう。
ホームプロに寄せられた「増築」に関するリフォーム相談の中から、『カーポートの上への増築』の質問と回答をご紹介します。
普通車が2台縦列駐車できるカーポートのスペースがあります。その上の部分を使って増築を考えています。2階部分を母屋と接続したいと思っているのですが、その時にはどちらの方法がより安く増築できるのか教えてください。
1階部分は今まで通りに車庫として使います。シャッターなどの囲いはいりません。2階は居住部分ですが、水回りはいりません。電気はつかいます。12畳くらいで、母屋の2階部分と接続したいです。
「リフォームなんでも事典」の中に、
1階での建て増しは正味の建築面積が増えます。地域ごとに建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)が定められており、その範囲におさまっている必要があります。容積率(敷地面積に対する延べ面積の割合)についても同様です。
という文章を見つけたのですが、カーポートの上に増築して母屋と2階部分をつなげた場合は、関係するのでしょうか。また、我が家は市街化調整区域に入っているようなのですが、そういう場合は一般にどういう手続きがいるのでしょうか?よろしくお願いします。(2003.10.02)
以上の相談をいただきました。考慮すべき点は、以下の2点です。
車庫の上に部屋を増築することは可能です。ただ、先述したように、耐震補強などを含め、多くの工事が必要となります。
詳しくは、リフォーム会社にお問い合わせしてください。
市街化調整地域の場合一般的には
・容積率10分の4
・建蔽率10分の3から10分の7のうち都道府県都市計画会議を経て定めるもの
という規定になっています。(正確な数値については行政の窓口にご確認ください)
カーポートの上に部屋を作られるということですので『容積率』は増えますから規定内であるかどうかの確認は必要です。また、建蔽率については現状のカーポートが建蔽率に入っているかどうかをまずご確認いただく必要があります。もし入っていないようであれば、部屋にされることで確実に建蔽率が上がりますのでこちらも規定内であるかどうかの確認が必要です。
以上のことにつきましては、母屋とつなげてもつなげなくても同様のことになります。また、増築されます場合、10㎡以上の増築は確認申請という手続きが必要になります。詳しいお手続きにつきましては行政の窓口に行かれますと良いと思います。
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ビルトインガレージの増築は、住居との兼ね合いもありますので、費用負担も大きく、また暮らしに大きく影響するリフォームになります。より多くのリフォーム会社を比較検討し、信頼できるリフォーム会社を見つけましょう。
※法律問題や税務問題は、事実関係の違いによって結論が異なる場合があります。
また、同一の事実関係であっても異なった結論が出る場合も多くあります。
「リフォーム相談室Q&A集」で示しております回答は一般的な回答にとどまるものであり、具体的な問題についての責任ある回答を示すものではないことにご注意ください。
具体的な事案につきましては、必ず弁護士や税理士などの専門家に相談されることをお勧めいたします。
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