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目次
子供部屋はどの程度の広さを考えていますか?
ベッドを置けるだけのスペースがあればいいという人もいれば、勉強机やピアノを置くから広い部屋が欲しい人など、各家庭によって子供部屋に求める条件はそれぞれ異なります。限られた床面積しかない二階に子供部屋を作る時には、子供部屋に置く家具を踏まえて、必要な広さを考えていきましょう。子供部屋に置く家具は、主に下記の3つが挙げられます。
・ベッドなどの寝具
・勉強机や椅子
・持ち物を収納するタンスや棚
子供が複数の人数いる場合に、子供部屋が2部屋以上欲しいケースや、二世帯住宅で二階にリビングやキッチンも設けたりする場合には、増築をするかという選択肢もあります。
しかし、ベッドではなく布団にする、天井から床までのクローゼットを設ける、一部屋をといったように、空間の使い方を考えることで、増築をせずに済むこともあります。
子供部屋をリフォームで設ける時には、効率よく空間を使うことを意識してプランを考えていきましょう。
天井高が高い家では、収納や部屋にもなるロフトを新設してみてはいかがでしょうか。収納に利用できる面積が増えると、お部屋全体がすっきりと片付くようになります。
ロフトは子供が小さいうちは遊び場に活躍し、はしごで上がれるようにすると隠れ家風の楽しめる空間に。子供部屋を用途別に下は勉強する空間、上は遊ぶ空間と分けることもできます。また、ロフトを寝る場所にすると、就寝のための場所を取らないのでおすすめです。
ただし、ロフトには高さ制限があるためリフォームで作る時には注意が必要です。高さが1.4m以下といった規定を超えるロフトでは、家の床面積に含まれてしまいます。ロフトが階数に含まれてしまうと、たとえばニ階建ての家が三階建てとみなされます。確認申請が煩雑になり、固定資産税にも影響する可能性があるのです。
自分の個室があっても、リビングで家族と会話しながら勉強するという子供はまだ小学校中学年ぐらいまでの年齢なら少なくありません。リビングでもめりはりをつけて勉強に集中できる間取りにリフォームするには、母親が家事をしながら勉強を見てあげやすい環境を整えることが大切です。
たとえば、独立型のキッチンから対面キッチンにリフォームすると子供の様子が分かりやすく声掛けがしやすくなるというメリットがあります。リビング内の勉強スペースは、たとえば壁面収納の一部をカウンターテーブルにすれば、食事をしたりする生活空間のほかに設けることが可能です。
幼い子供がいる家庭では、子供部屋を独立して設けるよりも、リビングにキッズスペースを設けた方が、親の目が行き届きやすく、安心して子供を遊ばせられます。
子供がおもちゃを広げていても、リビングをすっきりみせるには、リビングの一角にキッズスペースを作って遊ぶ場所を確保してあげましょう。ラグでゾーンニーングするだけでも、視覚的な効果で仕切ることが可能です。
また、リフォームするならリビングに仕切りの壁を新設すると、子供専用の小部屋風になり、おもちゃを散らかしていても目立たずリビングがすっきりします。
子供部屋を作りたいのに部屋が足りない場合は、リビングに子供のためのスペースを新設することを検討してみてはいかがでしょうか。
リビングの一角をパネル式の間仕切りで仕切ると、子供部屋として使えるスペースが生まれます。リビングに違和感なくとけ込むように、インテリアにあったパネルを選びましょう。壁よりも厚みがないこと、必要な時だけ仕切れることが、パネル式の間仕切りのメリットです。
窓際に子供のスペースを確保した場合には、ポリカーボネートを使用したものなど、光を通す素材のものを選びましょう。
日当たりも風通しも良いという理由などから、リビングを二階にリフォームする住宅が増えてきています。二階にリビングダイニングやキッチンを設けると、子供部屋は一階となるケースが少なくありません。たとえば、二階には浴室や洗面所も設けて、パブリックゾーンとして、一階は主寝室や子供部屋など、プライベートゾーンとする分け方です。
玄関からすぐに子供部屋があると、子供が引きこもってしまうのでは…という心配をする方がいるようですが、あえて子供部屋を一階に配置することで得られるメリットもあります。
リビングから離れた個室は勉強しやすい環境が得られます。特に50代以降で子供が高校生になってから建てる家では、ある程度子供のプライバシーに配慮する間取りとした方が住みやすいこともあるのです。
子供部屋を設置する場所はライフステージも考えて決めていきましょう。
クロス(壁紙)の汚れや傷は5年ほどで目立ち始めるとされていますが、一般的には10年前後で貼り替えリフォームすることが多いようです。
子供の年齢や性格にもよりますが、子供部屋のクロスは汚れやすいものです。傷が付きにくい、汚れが落としやすい、防臭・抗菌効果があるなど、高性能な機能性壁紙を選ぶと良いでしょう。いわゆる「1000番台」といわれる一般的な壁紙の中にも、機能性の高い壁紙もあります。
あるいは、子供が小さいうちは壁紙は汚れるものと割りきって、リーズナブルなクロスを選び、こまめに貼り替えることも選択肢のひとつです。
壁紙選びの際には、子供の意見も参考にしましょう。男の子ならブルー系、女の子ならピンク系などとつい決めつけてしまいがちですが、本人の好みが全く違うということもあります。
また、壁紙自体にそれほど傷みはないけれど、成長とともに気が変わるなど飽きてしまった場合や一部に落ちない汚れがついた場合は、親子で塗装に挑戦してみてはいかがですか。室内で使用しても匂いがほとんど気にならない、DIY向けの壁紙専用塗料が市販されています。
壁紙の寿命は10年から15年ほどですが、キャラクター物の壁紙はすぐに飽きてしまう可能性があります。壁紙はシンプルなものを選んでおき、キャラクターなど一時的な好みになりそうなものは、ウォールステッカーを活用して楽しみましょう。
ウォールステッカーであれば壁紙の上に貼って、不要になったらはがすことが可能です。クリスマスやハロウィンなどをテーマにしたものを、イベントごとに貼り替えても楽しむこともできます。
「子供部屋をどこに設けるか」によって、子供への接し方が変わり、子育てにも影響します。子供にあう信頼できるリフォーム会社をみつけたいものです。
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