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シロアリ業者によって言うことが違う、どちらが良いか分かりません

  • 最終更新日:2015-06-09

シロアリ業者によって言うことが違う、どちらが良いか分かりません

シロアリ業者によって言うことが違う、どちらが良いか分かりません - 「内装」のリフォーム相談室Q&A集|リフォームならリフォーム会社、比べて選べるホームプロ:
築4年の一戸建て(部材をカナダから輸入した輸入住宅、土地100平米、延べ床面積100平米、コンクリートベタ基礎2×4。新築時のシロアリ対策は不十分、)に住んでおりますが、ヤマトシロアリ(羽あり)が発生してしまいました。
場所は玄関脇の外壁とドア枠の隙間(下の方)から発生し、周囲の壁に縦25cm、横5cm位の面積にびっしりとくっつき、また裏口の内壁ドア枠の隙間(上の方)から大量に発生し飛散しました。家を建てた業者は音信不通のため、シロアリ業者を2件呼んで相談しました。
1件の業者は床下床下は非常に狭く、人が一人うつぶせに寝てやっと通れるぐらい)にもぐり、裏口の方でベタ基礎のコンクリの弱い所をつきやぶって、シロアリが侵入した跡をみつけ、薬剤散布と木の部分に穴を開け、薬剤を注入する方法をとると言いました。ただ、狭いからどの程度できるか自信がないといいました。
もう1件の業者は狭くてもぐれないから、床上3ケ所から薬剤散布のみ行うといいました。床上3ケ所からならベタ基礎の上や床下全体に散布できると言いました。
床下狭いという条件でどの程度効果のある薬剤処理ができ、どの程度の効果があるのか、またどちらの業者を選ぶべきなのか相談させてください。

処置の方法として基本的には地面から1M位までの2×4材に薬剤散布しかなく、食い荒らされてるところは撤去する必要があります。薬剤が2×4材に散布できれば良いのですが、床下に入れないと散布は難しいかもしれません。最悪は散布する個所の仕上げ材をとらなければならないことになります。

また、築4年目で白蟻が発生したということは、入居後すぐにヤマトシロアリの食害をうけたということになります。羽アリは白蟻のコロニーがある程度成熟期に達した場合に発生する現象です。この成熟期とは、一般的に食害後2~4年目くらい、と言われています。ヤマトシロアリの羽アリは、発生最盛期(5月連休明け)ですので、今回羽アリが大量に発生したと思われます。

通常、住宅金融公庫の条件として、防蟻処理が必要条件でありますが、確実に施工してあるかが問題です。もし、白蟻予防消毒を行っているのであれば、5年間の保証がされているのが一般的で、保証期間内ですと保険での修理が可能ですが、業者によって若干の相違がありますので、施工業者に直接お問い合わせされることをお勧めします。

防除はベタ基礎の場合、処理が不充分だと白蟻が発生したときは難しいです。現在、家の表と裏の2カ所からの発生ということで、白蟻の発生場所の木部によく薬剤注入をして殺すと共に、土壌処理を全面(床下)にする必要があります。
※しかし、床下が低いという条件の中では、再発する可能性も含んでおります。

また、それでもとまらない場合は、家の周囲に誘引剤を打ち込み巣全体を殺すセントリコンシステム(ベイト工法)という方法や家のまわりに薬剤を注入する方法等も検討することが出来ます。

白蟻駆除において、100%の駆除ということは、まずありえません。白蟻のコロニーは土の中に存在しています。そして、現在ほとんどの業者が実施している駆除方法は、ケミカルによるバリア工法で、隙間が少しでもあればそこからの侵入は可能になります。ですから、安心できる業者を選び、保証をしてもらうことが一番良いと思います。

お問い合わせにありました2種類の施工方法ですが、床上からの散布は再発の可能性が高いので、お勧めできません。まず、白蟻の被害に遭われた原因をご一考のうえ、決められた方が良いかと思います。

  1. 白蟻予防の防蟻処理行っていたか。
  2. 床下換気口は十分機能しているか。
  3. 家の近くに古い切り株、古い家屋等白蟻が生息しやすいものはないか。
  4. その土地は元々どの様に使用されていたか。
  5. 建築業者は信頼がおけるか。

以上の事項をお調べいただいた上で業者と処置方法をお決め頂いた方がよろしいかと思います。

シロアリ駆除についてご返答頂きありがとうございました。いま一つわからない事がありますので、教えてくださるようお願い致します。ご回答の中で、「土壌処理を全面(床下)に行う必要がある」という事について、質問致します。土壌処理全面(床下)というのは、床下のべた基礎のコンクリートの上を薬剤散布処理するという意味なのか、それともコンクリートベタ基礎のその下の土を薬剤処理するという意味なのか、教えて頂きたくよろしくお願い致します。

1件の業者も、動力噴霧器を使用し、床下全域の土壌処理をするということなのですが、その土壌処理という意味がはっきりわからないので教えて頂きたくよろしくお願い致します。
土壌処理という位だから文字通り、コンクリートのべた基礎の下の土を薬剤処理すると考えていいのでしょうか。

床下の土壌処理ですが、ベタ基礎を全てとってしまうわけではありません。ベタ基礎コンクリートの弱い所をつきやぶってシロアリが発生した場所を入念に処理すると共に、床下ベタ基礎の上に全面散布(出来る場所だけでも処理)をし、基礎ぎわの隙間に薬剤が少しでも入れば、効果が期待できます。

また、処理の方法は現場により異りますので、見積もりを取られた業者にどのような方法で処理をするのか説明を受けられ、安心できる業者を選び、保証してもらうことが一番良いと思います。

(2001.05.15)

※法律問題や税務問題は、事実関係の違いによって結論が異なる場合があります。また、同一の事実関係であっても異なった結論が出る場合も多くあります。「リフォーム相談室Q&A集」で示しております回答は一般的な回答にとどまるものであり、具体的な問題についての責任ある回答を示すものではないことにご注意ください。具体的な事案につきましては、必ず弁護士や税理士などの専門家に相談されることをお勧めいたします。

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