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フローリングをリノベーションする際の種類、費用、注意点などについて

  • 最終更新日:2019-03-27

フローリングをリノベーションする際の種類、費用、注意点などについて

部屋の雰囲気を大きく左右するフローリング。 素材によって特徴や価格も大きく違うため、自分のライフスタイルを考えながら検討しましょう。

床材の種類

フローリングをリノベーションする場合、床材にはどのような種類があるか紹介します。

複合フローリング

合板などの基材に化粧材を貼り合わせたもの。
化粧材には、挽き板、突き板、シートがあり、用途によって選べます。

メリットは、比較的安価でキズや汚れに強く、伸縮も少なくメンテナンスが楽な点。

デメリットは、むく材に比べると自然の風合いに欠ける点です。

防音や床暖房対応のものなどもあり、ポピュラーな床材です。

・費用相場
4,500円/㎡~

無垢フローリング

木材をそのまま切り出して加工したもの。天然木ならではの木目や香りが特徴です。

メリットは、自然を感じられる見た目の他、素足でも気持ちいい足触りのよさ、調湿作用がある点。

デメリットは膨張・収縮するため反りや隙間ができやすく、傷つきやすい点です。
複合フローリングより高い場合が多いものの、価格は樹種や節の有無などによっても大きく変わります。

・費用相場
10,000円/㎡~

カーペット

カーペットの中でも、毛足の長短や、綿か化学繊維かなど素材によって違いがあります。

メリットは、クッション性があるので足腰に優しく、保温性能にも優れています。
また、吸音性があるので、階下への騒音が気になる人にもおすすめです。

デメリットは、ダニや埃、汚れが溜まりやすい点。
防ダニ加工・防汚加工されているカーペットもあるので、場所によって選ぶとよいでしょう。

・費用相場
5,000円/㎡~

コルク

コルクタイルとは、砕いたコルク樫の樹皮を圧縮したもの。
メリットは、クッション性が高いため衝撃や音に強い点や、ハウスダストが発生しにくい点。

また、すべりにくく万が一転んでも痛くないため、子どもや高齢者のお部屋に最適です。
デメリットは、変色しやすく、傷つきやすい点です。

・費用相場
9,000円/㎡~

フロアタイル

フロアタイルは塩化ビニール樹脂のタイルで、木目や石目などをリアルに再現したもの。

メリットは、デザイン豊富で耐久性が高い点。

汚れや水にも強いため、キッチンやインナーテラスにおすすめです。
デメリットは、素材が硬くクッション性がない点。冷たく硬いため、素足での利用には向いていません。

・費用相場
10,000円/㎡~

クッションフロア

クッションフロアは塩化ビニール樹脂のシート状の床材。
メリットは、クッション性が高く、汚れや水にも強い点。

また、ハサミなどでも楽に切れるほど柔らかいため、施工も簡単です。
デメリットは、ビニールの質感が残り本物らしさが感じられない点です。

・費用相場
4,500円/㎡~

和室に使われる、い草を用いた床材。
最近ではカラーや形が豊富になり、洋室でも合わせられるものが増えてきました。

メリットは優しい肌触りと調湿機能や防音性能に優れている点。
デメリットは、色褪せしやすく擦れや水濡れに弱い点。

数年おきのメンテナンスや交換が必要になってきます。

・費用相場
10,000円/枚~

ライフスタイル別オススメ床材

ライフスタイル別におすすめの床材を紹介します。

一人暮らし、共働きなど忙しい人向け

水拭きできる複合フローリング・フロアタイル・クッションフロアがオススメ。
ワイパーでの掃除もしやすく、水拭きできるお掃除ロボも活躍できます。

小さい子どもがいるファミリー向け

走り回りたい小さい子どもがいる家庭は、吸音性の高く転んでもケガをしにくいクッションフロア・コルク・カーペットがおすすめ。
アレルギーが気になるならば、自然素材である無垢フローリングもいいでしょう。

ペットと暮らしたい人向け

つるつるした床は、ペットにとって滑りやすく、体調不良の原因にもなります。
ペットに対応したフローリングを選びましょう。
フロアタイルやクッションフロアもすべりづらくおすすめ。

また、フロアカーペットであれば、汚れた部分だけを外して洗えるので便利です。

よくある費用相場別オススメプラン

フローリングのリノベーションは、既存の床材の種類によって費用や注意点が変わってきます。
よくあるプランを、費用相場とともに紹介します。

カーペットからフローリングへ

中古マンションに多いカーペットの床。
マンションは管理規約で利用できるフローリングを制限していることがあるので、注意が必要です。

・12万円で防音フローリングへ
12㎡の洋室のカーペットを防音フローリングへ変更
https://www.homepro.jp/jirei/B121020.html

畳からフローリングへ

畳には調湿機能があるため、フローリングに変えると結露が発生することがあります。
また、フローリング材によっては防音性能や保温性能も落ちるため、注意しましょう。

・17万円で断熱材を入れてフローリングへ
6畳の和室の畳を、床下に断熱材を敷いた上でフローリングへ変更
https://www.homepro.jp/jirei/B97602.html

・33万円で無垢フローリングへ
6畳の和室の畳を、オーク材の無垢フローリングへ(金額内、収納造作費用込み)
https://www.homepro.jp/jirei/K51476.html

フローリングからフローリングへ

既存床の状態によって、既存床に重ねて張る、既存床を解体して張り替えるなど工事内容が変わってきます。

・10万円で複合フローリングを重ね張り
10㎡の洋室のフローリングに、複合フローリングを重ね張り
https://www.homepro.jp/jirei/K52778.html

・18万円で無垢フローリングへ張り替え
10㎡の洋室のフローリングを、チーク材の無垢フローリングに張り替え
https://www.homepro.jp/jirei/K37686.html

自分でフローリングをリノベーションしてみる 

自分でフローリングのリノベーションはできるのでしょうか。
既存フローリングに新たにフローリング材を張る重ね張りであれば、DIY初心者でも可能です。
一方、断熱材を入れるなど、下地づくりも含めた張り替えは難易度が高めなので、慣れていない人はプロに相談しましょう。

ここでは、重ね張りの場合の手順を紹介します。

■材料

  • ・フローリング材
  • ・ボンド
  • ・フローリングビス

■道具

  • ・インパクトドライバー
  • ・金槌
  • ・丸ノコ

■手順

  • 1、施工する面積を測定して、フローリング材を購入
  • 2、下地の床にボンドを塗る
  • 3、フローリング材の側面にある「サネ」がしっかり噛み合うよう、金槌で横から叩きながら敷き詰めていく。
  • 4、サネの凸部分にビスを打ち込み固定する。

以上の2~4を繰り返しながら張っていきます。

■注意点
・重ね張りの場合、床が高くなりすぎて開き戸と干渉しないように注意しましょう。 ・無垢材を使う場合は、膨張対策のため、壁とフローリング材の間に1mm程度の隙間が必要です。

■費用
・材料費のほとんどがフローリング材のため、どんな床材を使うかで大きく変わります。 相場としては、5万~10万円程度です。

フローリングは種類によって、特徴、価格、メンテナンス方法まで千差万別。
見た目だけで選んでしまうと、予算オーバーしたり、想像以上に施工後に 手間がかかったりと、後悔の原因にもなります。

どのフローリング材がベストなのか、迷ったときにはプロに相談するのがオススメです。

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