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失敗しない!マンションの「内壁」リフォーム、そのポイントは?

  • 最終更新日:2015-03-23

失敗しない!マンションの「内壁」リフォーム、そのポイントは?

お部屋の印象をガラっと変えてくれるのが「内壁」のリフォーム。素材・色・模様によって、まるで別の家のように雰囲気をチェンジすることができます。壁をリフォームする際のポイントを紹介します。

まずは、内壁壁材の種類と特徴をチェック

壁材とひとくちにいってもその種類は様々。ということで、まずは代表的な壁材の種類とその特徴を見ていきましょう。

【壁クロス】

ビニール、布、紙などがあり、洋風にも和風にも対応できます。布、紙に張り替える場合、ビニールの場合よりも下地をなめらかにしておく必要があります。

【漆喰・珪藻土】

健康志向を反映して、吸湿・吸臭性の高い壁材が人気です。左官仕事が入りますから、工期・費用がすこし余分にかかります。

【タイル】

耐久性が高く、長い間その風合いを楽しめます。天然石からレンガ風まで種類は豊富です。

【板張り】

腰壁にムク材を使うと、ナチュラルなインテリアが楽しめます。

【ガラスブロック】

強度が強く、光を通しますので、たとえばリビングの明るさを玄関にも雰囲気良く利かせることができます。

壁材はリフォーム箇所によって変えるのがおすすめ

せっかくリフォームするなら、全て同じ壁材ではなく、居室によってカラーやデザインを変えてみるのはいかがでしょうか? 部屋を移動するたびに新鮮な気持ちになれるので、暮らしがより楽しくなるはずです。そこで、リフォーム箇所ごとに選ぶべき壁材のポイントをピックアップしてみました。

【キッチン】

油などの汚れが付きにくく、掃除のしやすいものを選びましょう

【リビング】

照明との兼ね合いも考えて、昼も夜も快適に過ごせる色やデザインのものがおすすめです

【トイレ・洗面】

撥水性が良く、カビなどが生えにくいものがベストです

【子供部屋】

小さなお子さんのいる部屋は、落書きなどがすぐに落とせる材質のものがいいでしょう。

また、上記のポイントに加え、「シックハウス症候群」にも配慮したいところ。壁紙などを張り変える際に接着剤として使われる有機溶剤は、シックハウスを誘発する原因のひとつとされています。よって、その接着剤がシックハウスフリーのものかどうか、確認しておくことをおすすめします。

壁リフォームで収納を増やすこともできる

限られたスペースを上手に活用し、広く快適に暮らすためには「いかに収納スペースを確保するか」という点も重要です。マンションのどの場所をリフォームするにしても、収納問題は必ずついて回ります。大容量の収納は確かに便利ですが、そのぶん居住空間は減ってしまうわけですから、居住スペースと収納スペースのバランスが非常に大切になってきます。

また、収納スペースをつくる際にはそこが「個人の物を収納する場所」なのか、「家族のものを収納する場所」なのか、しっかり考えておく必要があります。なぜなら、それぞれふさわしい収納スペースが異なるためです。

【個室に収納】

・壁面クローゼット
個人の衣料、小物、書籍などは個室に壁面クローゼットを造ります。棚などを効果的に配して何がどこにあるか一目でわかるようにすると、取り出しやすくなります。

・ウォークインクローゼット
衣類が多い場合は(スペースがあれば)ウォークインクローゼットにすることで、容量もたっぷり確保でき、整理整頓もしやすくなります。

【共通スペースに収納】

・廊下の壁を収納部に
家族みんなで使うものは廊下の壁をリフォームして収納スペースをつくれば、居住スペースを広げることができます。子供に読ませたい本などをここに置けば、子供の手が自然にのびることも期待できます。

・間仕切り収納
造り付けの収納ではなく「間仕切り収納」にすれば、間仕切り効果と収納効果の二役を狙えます。リビングとダイニングの中間に置いたり、1部屋を2人の子供部屋にする場合などに重宝します。

>>マンションの収納リフォーム事例はこちら

防音工事を施せば、マンション内で楽器も楽しみ放題!

また、マンションの場合は防音対策も懸案事項のひとつ。壁リフォームを行うなら、ついでに防音加工を施してしまうのもおすすめです。壁や天井の防音は、防音ボード・防音シートを部屋全体にくるむように施工するのが一般的。費用の参考までに、ホームプロに掲載されているリフォーム事例から、いくつかピックアップしてみました。

【CASE.1】

北側の廊下に面した部屋の壁紙に、結露・防音対策のため、高機能塗料ガイナを塗装。費用11万円。

【CASE.2】

ピアノとボーカルレッスンを行うスタジオを新設。天井には吸音材を貼り、出入口も防音ドアにして、音漏れしないよう配慮。費用150万円

【CASE.3】

クラリネット教室・ピアノ演奏の為に、ひと部屋丸ごと防音工事を実施。 周囲への遮音+吸音効果の高い建材を使用し、音の響きも考えた防音リフォームとなった。費用270万円。

ちなみに、マンションでピアノを楽しむには部屋の隅々にまでの防音工事が必要です。工事が必要なところとしては、

壁・天井

防音ボード・防音シートを部屋全体をくるむように施工します

ピアノペダルのコツコツした音が意外と階下に響きますので、特に床の施工には注意が必要です

このように、天井やドアなども含めてリフォームを施せば、マンションでも心置きなく楽器を楽しむことができます。ただ、その場合に注意したいのは「防音の利きすぎ」。防音効果が高すぎると音が響かない部屋になってしまい、楽器から奏でられる多彩なきらめきがなくなってしまいます。とはいえ、逆に響きすぎると音が乱雑に。防音工事はやり直すとまた一からの工事になりかねません。

そういう意味でも楽器の音の特質をしっかり理解できている業者に頼むのが安心です。ホームプロで業者を探す際には、楽器の種類や希望条件などを細かく伝え、適格なアドバイスを返してくれるパートナーを選びましょう。ホームプロ内にもマンションで楽器演奏を楽しむためのリフォーム事例は多数掲載されていますので、ぜひこちらもチェックしてください。

>>マンションで楽器演奏を楽しむリフォーム事例はこちら

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