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古き良きものと、新しいものを融合した古民家カフェの魅力

最終更新日：2015-10-02

古民家を活用した店舗や家は、古くからの資材を活用しながら、リフォームで内装や設備を使いやすく整えることで、使い勝手がより高まります。オーナーのこだわりを取り入れたリフォームで、魅力的な古民家を手に入れてみてはいかがでしょうか。

・古民家をリノベーション。カフェやレストランとして再利用する
・古民家カフェの需要はどれほどか
・古民家カフェへのリフォーム事例

古民家をリノベーション。カフェやレストランとして再利用する

古民家をリノベーションする際の流れとしては、まずは元の家をどれくらいの割合で移築（古民家のある状態を、新しい建物へ移動すること）できるかがポイントです。
特に現状使用可能な部分によって変わるため、専門業者に判断してもらうのがベストと言えます。そのまま移築する方法と、新たな資材を使って使用可能な部分を建物内に加えていく選択肢もあります。
広めの物件は店舗の利用にも向いており、不動産業者が古民家カフェの運営ができる物件として紹介しているケースも見受けられます。

古民家カフェの需要はどれほどか

東京から地方まで、日本家屋を再利用した古民家カフェは数多く点在します。
新築の店舗と違った味わいを出せることから、特に古民家カフェを好んで利用される固定客も合わせて定着してきており、雑誌やムック本などで個別の特集が組まれていることもしばしばです。

古民家カフェはその佇まいだけでなく、美味しいコーヒーを提供できることも利用者の引き付ける魅力の一つになっているケースが多いです。チェーン店の均一の雰囲気づくりとは違った価値を提供できる、個人で経営されるゆえの温かみや接客の工夫が、利用者の心を掴んでいます。
最近ではキュレーションと言われる、まとめサイトでも古民家カフェの記事も多く見かけます。
個展やギャラリーを店内で開催するなど、カフェとアートを一緒に楽しむ方法もあります。アートの発信地としても古民家カフェは利用されています。

古民家カフェへのリフォーム事例

カフェへと、実際にリフォームされた店舗の事例を解説します。

●古民家の良さを生かした部分
梁をそのまま室内のアクセントとして利用し、土間の広さを生かし客席にしました。

●新しい素材を取り入れた部分
日本家屋の室内の暗さを取り払うため、出入口には建て戸を使用しオープンカフェスタイルとし、また壁は珪藻土に塗り替えました。厨房は業務用の冷蔵庫を導入し、現代的な使いやすい設備に入れ替えました。

古民家のメリット、デメリットをうまく生かしてこそのリフォームと言えそうです。こういったリフォームを実現させるためには、信頼がおけてイメージを形にできる建築家との出会いが非常に重要と言えるでしょう。

また鎌倉のように、街全体での取り組みの事例もあります。立ち並ぶ日本家屋の趣をそのままに、それらを店舗やカフェとして運用し始めています。どの建物も鎌倉の町の景観を損ねていないのは、古民家ならではの外観や内観の良さを残しているからです。駅から徒歩１0分ほどの小学校近くの古民家カフェやレストラン街は、訪れた観光客がわざわざ足を伸ばすほどの人気スポットです。

ホームプロでは古民家のリフォームに関するコラムやニュース、リフォーム事例を多数紹介しています。より具体的にリフォームの計画を立てていきたい場合は、複数のリフォーム会社に見積もりを取ってみるのもおすすめです。お気軽にご相談ください。

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