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玄関ドアをリフォームすると国からの補助金がもらえます。また、税金が戻ってくる制度も使えます。どういう場合にいくら補助金がもらえるのかを知って賢くリフォームしましょう。
また、所得税が戻ってきたり固定資産税が減額になる制度も使えます。それぞれの制度には期限が設定されているものが多いので、しっかり情報をチェックしておきましょう。
目次
玄関ドアのリフォームといえば、美観の向上だけではありません。断熱性が向上し、バリアフリー化にも貢献、いずれも補助金や助成の対象になります。
最近の玄関ドアは内部に断熱材を装填(そうてん)し、断熱性を上げた製品が多く見られます。 窓などの断熱と合わせて断熱ドアを用いることで、住まいの断熱性が上がります。
断熱性向上によって冷暖房の効率がよくなり、住まいの省エネ化が進み、国が推進している省エネ化になるため、補助金の対象となります。
また、高齢化に対応したバリアフリー化も補助金の対象です。
具体的には玄関ドアを高齢者でも開け閉めしやすい引き戸に替えることで、介護保険の住宅改修の補助対象となります。
玄関ドアを片引き戸にリフォームした例
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玄関引き戸
玄関ドアの取り換えにはいくつかの方法があります。いずれの方法でも補助金の対象になります。
玄関ドアの枠は外壁の中に収まっているので、枠から替えようとすると外壁と床を一部解体しなければなりません。それを避けて既存枠をそのまま残してドア交換ができるのがカバー工法です。
ドアのまわりを壊さないので選ぶ製品のサイズは既存のドアのサイズより少し小さくなりますが、ドア交換だけが目的ならこの方法が手軽です。
カバー工法だと工事費が安くなるので、交換費用は主にドアの代金が占めることになります。
材料費を除けば玄関ドアのカバー工法の工事費は約5万円~10万円です。材料費を合わせると片開きドアで約55万円からです。
既存のドア枠を残してその内側に新規枠と新規ドアを取り付けるカバー工法(イラスト/むらたゆか)
玄関ドアをドア枠から交換する方法です。カバー工法の場合は元の枠が残り、その内側に新しい枠を取り付けるので、その分、ドアのサイズが小さくなりますが、はつり工法では枠を撤去してから新しい枠ごと替えるので元のドアのサイズのまま交換ができます。
ただそのためには外壁や床に食い込んで設置されているドア枠を撤去するために、玄関ドアのまわりを一部解体して、既存枠を取り払ってから新たに新規枠とともに新規ドアを取り付けることになります。
取り付けた後は、解体した箇所を修復しなければなりません。
カバー工法より工程が増えることで、はつり工法の工事費は約5万円ほどアップします。
ドア周辺の外壁を大幅に解体すれば、片開きを両開きにするなどサイズやタイプを変えて交換することもできますが、その場合は、はつり工法とは費用が違ってきます。この場合は玄関ドアリフォームというより「玄関リフォーム」の範疇(はんちゅう)に入ります。
「はつり工法」。玄関ドアの周辺の外壁を一部解体して枠ごとドアを外し、同じ位置に新規の枠とドアを取り付けます。ドア周辺の外壁の補修が必要です(既製品のモールなどで対応)(イラスト/むらたゆか)
■カバー工法の費用相場
ドアの種類 | リフォーム費用相場 |
片開きドア | 約55万~75万円 |
親子ドア | 約65万~85万円 |
引き戸 | 約61万~81万円 |
(材料費+工事費、税込・諸経費込み)
■はつり工法の費用相場
ドアの種類 | リフォーム費用相場 |
片開きドア | 約60万~80万円 |
親子ドア | 約72万~92万円 |
引き戸 | 約68万~88万円 |
(材料費+工事費、税込・諸経費込み)
玄関ドアリフォームで使える国からの補助金は複数あります。また各自治体でも独自に行っている補助事業があります。
子育てエコホーム支援事業は、国が行っている住宅2024省エネキャンペーンの一環で住宅の省エネ改修などに補助金を出す事業です
自宅をリフォームする世帯が補助の対象で、あらゆる世帯が対象となりますが、子育て世帯(※1)および若者夫婦世帯(※2)が補助額の上限で優遇されているため、この事業名がついています。
※1 申請時点において、2005年4月2日以降(※)に出生した子を有する世帯 (※2024年3月末までに着工する場合は2004年4月2日以降の出生)
※2 申請時点において夫婦であり、いずれかが1983年4月2日以降(※)に生まれた世帯(2024年3月末までに着工する場合は1982年4月2日以降の出生)
補助対象となるリフォームは、開口部断熱と外壁・屋根(天井)または床の断熱、エコ住宅設備の3項目を必須として、そのいずれかと同時に行う子育て改修やバリアフリー改修など5項目も補助対象となります。
玄関ドアリフォームは必須項目のうちの開口部断熱に含まれています。 補助の対象となるのは一定の断熱性能をもつ玄関ドアへの交換リフォームです。
補助額(1カ所あたり)は以下のとおりで、サイズと性能によって異なります。リフォームの工法による区別はありません。
一定の断熱性能の他に2ロック、掘り込み錠が条件。欄間付のドア、袖付のドア、欄間付の引き戸、袖付の引き戸は補助対象ではありません。
■玄関ドアリフォームの補助金(省エネ基準レベル)
サイズ | 補助額(1カ所) |
開き戸:1.8㎡以上/引き戸:3.0㎡以上 | 3万7000円 |
開き戸:1.0㎡以上~1.8㎡未満/引き戸:1.0㎡以上~3.0㎡未満 | 3万2000円 |
■玄関ドアリフォームの補助金(ZEH基準レベル)
サイズ | 補助額(1カ所) |
開き戸:1.8㎡以上/引き戸:3.0㎡以上 | 4万9000円 |
開き戸:1.0㎡以上~1.8㎡未満/引き戸:1.0㎡以上~3.0㎡未満 | 4万3000円 |
なお、補助金は補助額合計が5万円未満だと対象になりません。玄関ドア1カ所では補助額が5万円に満たないので、窓など他のリフォームと併せて工事を行う必要があります。 窓と玄関ドアの断熱を行うことで住まい全体の断熱性が向上するので、断熱性向上の観点からも同時に行うことがオススメです。
さまざまなリフォームを同時に行った場合の1戸あたりの補助合計額の上限は以下のとおりです。
補助合計額(上限) | |
子育て世帯または若者夫婦世帯 | 30万円 |
長期優良住宅 | 45万円 ※既存住宅を購入してリフォームすると60万円 |
その他の住宅 | 20万円 ※長期優良住宅の認定を受けると30万円 |
※申請受付は3月中下旬に開始され、締め切りは2024年12月31日
※予算に達し次第、締め切られる
なお申請は同事業の事務局に登録したリフォーム会社などを通じて行います。
<全ての補助対象など詳細はこちら>
寒かった玄関を断熱ドアに交換した例
この事例を詳しく見る
玄関が寒いなんて言わせない
先進的窓リノベ2024事業は、窓の断熱を行う工事を助成する事業ですが、窓の断熱と併せて行う一定の断熱性能をもつ玄関ドアへの交換にも補助金が出ます。
玄関ドアリフォームの補助額は以下のとおりで、ドアのサイズと断熱性能(熱貫流率)に応じて金額が変わります。
■玄関ドアの補助額
ドアのサイズ | 熱貫流率(SSグレード) | 熱貫流率(Sグレード) | 熱貫流率(Aグレード) |
2.8㎡以上 | 22万円 | 14万9000円 | 11万7000円 |
1.6㎡以上2.8㎡未満 | 16万3000円 | 11万円 | 8万7000円 |
1.0㎡以上1.6㎡未満 | 10万9000円 | 7万4000円 | 5万8000円 |
上記の玄関ドアリフォーム補助金は、窓の断熱リフォームと併せて行う工事が対象です。玄関ドアのリフォームだけでは補助対象になりません。
上記は一戸建ておよび3階建て以下の集合住宅の場合の補助額です。4階建て以上の集合住宅は補助額が異なります。なお分譲マンションでは玄関ドアの表側は共用部なので、管理組合の許可がないと勝手にリフォームできません。
申請は子育てエコホーム支援事業と同様、事業の事務局に登録したリフォーム会社などを通じて行います。申請受付は3月29日に開始され、締め切りは2024年12月31日ですが、予算に達し次第締め切られるので、注意しましょう。
なお窓リノベと併せて行うことで補助額の上限は1戸あたり200万円です。
<先進的窓リノベの詳細はこちら>
子育てエコホーム支援事業と先進的窓リノベは、併用して利用することができます。ただし、いずれかの事業で補助金をもらうと他の事業では重複して補助金をもらうことはできないので、気をつけましょう。
複数の補助事業を利用する場合は、ワンストップ申請によって最も有利な補助額になるように工事の割り振りが行われるので、依頼するリフォーム会社と相談しながら進めましょう。
なお国とは別に行われる自治体の補助については、国費が充当されているもの以外は併用が可能です。自治体に併用が可能か確認するとよいでしょう。
要支援1か2、要介護1~5の人が住宅の改修を行う場合に介護保険から費用の一部が助成されます。
玄関ドアに関しては、引き戸に交換することが対象になります。介護保険の住宅改修の助成対象はその他、手すりの設置や床段差の解消、和式トイレの洋式への変更などがあります。
介護保険給付は、対象となる工事費が20万円まで。その9割が保険により助成されます。ただし所得によっては8割または7割となることもあるので、ケアマネージャーなどに確認しましょう。
この助成制度は介護保険によるものなので通年行われています。
さまざまな自治体で玄関ドアのリフォームに対して助成が行われています。その一部を紹介します。
例えば東京都では高断熱ドアへの交換で費用の3分の1(上限16万円/戸)の補助金が出ます(2024年度予算案より)。
横浜市では2023年度において省エネリフォームの一環として玄関ドア交換に補助金を出していました。2024年度の申込受付は7月ごろの予定です。市のホームページで情報をチェックしてみるとよいでしょう。
その他の地域でも役所のホームページで省エネリフォームに対する助成制度をチェックしてみましょう。
玄関ドアを引き戸に替えることでバリアフリー減税の対象にもなります。
対象工事の限度額は200万円、控除率は10%です。
さらに対象工事の限度額を超えた工事も一定の範囲まで控除対象となります(対象工事とそれ以外の工事等を併せて1000万円まで。その他の工事の控除率は5%)
控除を受けられるのは以下の人です。
・50歳以上
・要介護・要支援の認定を受けている
・所得税法上の障がい者または同居している親族
・65歳以上の親族と同居している
バリアフリー減税の対象工事は、浴室の改良、洋式便器への取り換え、手すり設置、床段差の解消、ドアを引き戸に替える、滑りにくい床にするなども含まれます(制度の期限は2025年12月31日)
さらにバリアフリー改修工事に要した費用から補助金などを差し引いた額が50万円(税込)を超えていると、固定資産税も減額になります。 減額幅は、家屋100㎡相当分までの税額の3分の1です(制度の期限は2026年3月31日)
監修(リフォーム費用試算)/一級建築士 柏崎文昭さん(甚五郎設計企画)
構成・取材・文/林直樹
イラスト/むらたゆか
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利用者数
※2023年4月~2024年3月
昨年度のご成約
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