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自然素材からできた漆喰の壁材や塗料は、安全性の高さから人気があります。しかし、漆喰を使ったリフォームは高い印象をもつ方が多いでしょう。実際に内装や屋根などのリフォームに漆喰を使う場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?また、同じ自然素材の珪藻土とはどのような違いがあるか知っておくと、リフォームで漆喰と珪藻土のどちらがいいのか判断しやすくなります。そこで今回は漆喰の価格やリフォーム事例、さらに珪藻土との違いをご紹介します。漆喰の特徴やリフォーム費用の相場などがわかるので、リフォームで自然素材を使いたい方はぜひ参考に読んでみてください。
目次
まずは漆喰価格とリフォームにかかる費用相場からご紹介します。
漆喰塗りにかかる費用の相場は、1㎡あたり約4,000~8,000円が相場です。例えば、6畳間の壁(約30㎡)の塗装する場合は、12~24万円前後のリフォーム費用がかかることになります。
ビニールクロスなど一般的なクロス張り替えは1㎡あたり約1,200~1,800円が相場なので、それよりも漆喰塗りの方が高いことがわかります。漆喰よりもビニールクロスが安い理由は、施工やメンテナンスのしやすさ、また大量生産が可能であるからです。
漆喰塗りはベテランの左官職人が下塗り・中塗り・上塗りと複数にかけて塗っていきます。全て職人の手作業で行われ、乾燥させてから塗るので完璧に仕上がるまでの工期は長くなり、その分人件費がかかりやすいのです。
珪藻土は商品によって価格に幅がありますが、リフォーム費用の相場は漆喰の方が高いです。漆喰の方が高い理由としては、材料や作業工程の違いが関わっています。
同じ自然素材である珪藻土と漆喰ですが、それぞれには以下の違いがあります。
珪藻土は植物性プランクトンの死骸が長きにわたり、水底で積み重なり化石となったものが原料です。一方、漆喰は石灰に植物の繊維を加え、水と接着剤と練り合わせて作られています。
なお、珪藻土の含有率は約20~80%と幅広く、割合に応じて価格が変わってきます。含有割合が高いほど価格も高くなり、実際の価格にはばらつきがあります。そのため、一概に漆喰の方が原料費が高いとは言い切れません。
珪藻土塗りは下地に1回塗ってしまうだけで施工が完了するケースが多いです。しかし、漆喰は塗った後のひび割れを防ぐために、数回に分けて塗っていきます。また、仕上げに塗った後に水分が浮き出る場合もあり、その場合は再びコテで押さえつけて仕上げます。作業に手間がかかるので、手間費が反映されて漆喰の方がリフォーム費用の相場は高くなりやすいです。
細かく無数の穴を持つ珪藻土は湿気の吸収と放出が可能で、調湿性を持ちます。さらに、ニオイも吸収できるので、消臭効果も期待できる素材です。一方、漆喰は脱臭効果と防火性を持ちます。しかし、調湿性に関しては珪藻土の方が優秀です。
含有率によって質感は変わりますが、珪藻土はざらっとした手触りに仕上がるのが特徴です。逆に漆喰はツルツルとした質感に仕上がります。
次に漆喰の特徴を見ていきましょう。
漆喰はコテで滑らかな平坦に整えられることでツルツルとした仕上がりとなり、非常に肌触りがよいです。きめ細かな質感からは、美しさや上品さが感じられます。
漆喰は時間が経過してもあまり変化がなく、長期間キレイな状態が続くため、一度塗ってしまえば基本的に塗り替えは不要です。時が経てば汚れが目立ってくる場合もありますが、漆喰は身近にあるもので簡単に汚れを落とせます。日常的にメンテナンスしやすいので、手間とランニングコストを軽減できるところも特徴です。
漆喰は石灰でできていますが、正式には石灰の一種である消石灰(水酸化カルシウム)を主成分としています。自然素材から作られており、化学物質でつくられた壁材や塗料などと比べて安全性が高いです。
本来のよさを損なわず、より優れた機能を付帯させた漆喰が増えています。例えば、調湿機能は珪藻土の方が優れていますが、珪藻土に劣らない調湿機能を与えられた、高機能な漆喰商品が開発されています。そのため、自分が求める機能が備わった漆喰を選べます。
漆喰を建材に使うメリットはいろいろあります。その一方でデメリットもあるので、メリットとデメリットの両方を確認しましょう。
メリットには次の3つが挙げられます。
耐火性がある
石材と同様の成分で成り立つ石灰は耐火性に優れているので、火災などで燃えにくいです。内壁に採用すれば火が外に広がるリスクが下がり、外壁に採用すれば隣家から出火した際に燃え移りの防止につながります。
シックハウス症候群を防ぐことができる
漆喰には、シックハウス症候群の原因となる有害物質のホルムアルデヒドなどを吸収し、分解する作用があります。そのため、シックハウス症候群の防止が期待できます。また、漆喰自体が自然素材なので、有害物質を放出する心配もありません。
殺菌機能が期待できる
漆喰は強アルカリ性であるため、優れた殺菌作用も期待されます。気孔に吸収されたウイルスを死滅される働きがあり、インフルエンザやカビ菌への有効性も報告されています。
デメリットには次の3つが挙げられます。
ヒビが入りやすい
漆喰は空気中に含む水分の影響を受けやすく、伸び縮みを繰り返します。それによってヒビが入りやすいことがデメリットです。
施工に手間と時間がかかりコストが高い
施工は経験豊富な職人に依頼する必要があります。さらに、重ね塗りの手間があるので施工には日数がかかり、コストが割高です。
汚れが目立ちやすい
漆喰は真っ白な壁となるので、汚れが付着すると目立ちやすいです。
真っ白な漆喰の壁は汚れが付くと目立ってしまいますが、身近にあるもので簡単にメンテナンスや補修が可能です。では、どんな方法でメンテナンスができるのかご紹介しましょう。
手垢や軽い汚れに対しては、消しゴムが有効です。汚れている部分を消しゴムで擦るだけで汚れを落とせます。消しゴムでも落ちない場合は、スーパーやホームセンターなどで手に入るメラミンスポンジを水に濡らし、擦り落としましょう。
食べ物のシミやカビは漆喰に染み込んでいるため、消しゴムでは落とせません。染み込んでしまった汚れに対しては市販の漂白剤を薄めて染み抜きをしましょう。漂白剤はキッチン用を選び、5倍に希釈して霧吹きで吹き付け、しばらく放置したら水をふきかけて漂白剤を落としてください。
上記のメンテナンス方法でも落ちない汚れや壁の表面が浮いていたり、ヒビ割れが見つかったりした場合は、補修が必要です。重ね塗りもしくは塗り直しで元通りにしましょう。
漆喰の補修を職人に依頼すると高くつくため、DIYで行おうと考える人もいるでしょう。しかし、個人的にDIYで補修できるものなのでしょうか?
DIYアイテムの中には、自分で施工ができる漆喰商品も販売されています。例えば、ホームセンターやDIYショップで手に入る「漆喰うまくヌレール」という商品は、漆喰が予め練られており、コテなどの道具があればすぐに塗り替えが可能です。DIY初心者だけではなく、職人まで使用できる漆喰となっています。余った漆喰は容器でしっかり密閉して保存できるので、補修が必要なときに再度利用できます。
DIYでも人気の漆喰ですが、塗り慣れていないとヒビが入りやすく、補修がうまくいかない場合があります。特に下地に問題がある場合は、ひび割れを起こしやすいです。
元々、漆喰塗りは経験豊富な職人への依頼が基本です。キレイに仕上げるためには高度な技術と手間が求められる施工であるため、DIYでの補修よりもプロにメンテナンスを頼むことをおすすめします。
漆喰壁は美しく機能性にも優れていますが、やはり価格がネックと感じる人が多いでしょう。しかし、費用を抑えながら漆喰の見た目や機能性を再現する方法があります。
クロスはさまざまなデザインがあり、材料費やリフォーム費用は漆喰よりもリーズナブルです。豊富なデザインの中には漆喰風のデザインもあります。そのため、漆喰の見た目を安く簡単に再現できます。
漆喰風で見た目が変わったとしても、機能性がなければ意味がないと考える人もいるでしょう。今は機能性に優れたビニールクロスもたくさんあります。具体的な機能性とは、消臭や抗菌など漆喰と同じような効果で、商品によって異なります。機能性ビニールクロスなら、施工にかかる費用は1㎡あたり1,500円が相場です。
機能性ビニールクロス以外に、珪藻土クロスというものもあります。珪藻土クロスとは、珪藻土を壁紙として仕上げられた内壁材。珪藻土そのものと比べて機能性には差がありますが、調湿性や消臭効果が期待できます。施工にかかる費用相場は1,200~1,500円なので、漆喰や珪藻土と比較しても安価です。
漆喰を採用したリフォームにはどのような事例があるのでしょうか?続いて、実際の漆喰リフォーム事例を5つご紹介します。
漆喰は壁だけではなく、日本瓦などの屋根材でも使われます。屋根は紫外線や雨風に年中さらされているため、耐用年数の長い漆喰も傷みやすいです。傷んでいる場合は既存の漆喰は取り除き、塗り直して補修します。
事例の詳細:漆喰補修
漆喰の内壁は高級感溢れるお部屋に大変身させることが可能です。フローリングにはチーク材の無垢フローリングが採用され、エレガントな欧風リビングに仕上がりました。統一感を出すために、建材もチーク材で造っています。
事例の詳細:欧風モダンな家
部屋が暗いと感じた場合は、真っ白な漆喰での塗り直しがおすすめ。清潔感のある白色は、光を反射する性質を持ちます。和室の場合、床の間と壁の色を分けることでメリハリがプラスされ、柔らかい印象を与えることが可能です。
事例の詳細:漆喰の塗り直しとR壁の床の間リノベ
健康に配慮して漆喰の内装にリフォームする事例も多いです。漆喰は空気中に舞う花粉やほこりなどの物質も吸収してくれるので、花粉症やアレルギー症状の緩和につながります。フローリングも無垢材を採用し、無添加住宅にこだわっています。
事例の詳細:ブルーの壁に絵が映えるリビング
以前は古い印象のあるフローリングと劣化したクロスの部屋だった事例では、シックハウス対策も含めてリフォームが行われました。床と腰壁は無垢材にし、腰壁から上の壁は漆喰を採用しています。漆喰はアイボリーにすることで、ナチュラルで明るい部屋となりました。
事例の詳細:無垢材と漆喰で、明るい自然素材のお部屋へ
職人の手により美しく仕上がり、耐久性と機能性にも優れている漆喰は、健康や環境に優しい建材です。施工に手間がかかるので価格は高めですが、メンテナンスの手間がかかりにくいので長期的な目で見るとメリットは大きいといえます。
そんな漆喰をリフォームに採用したいと検討されている方は、ホームプロを利用してみてはいかがでしょうか?ホームプロは全国の約1,200社を超えるリフォーム会社が加盟しています。一定の基準をクリアしたリフォーム会社だけが加入しているので、信頼できる会社をご紹介できます。匿名での無料お見積もり依頼も可能なので、お気軽にお問合せください。漆喰リフォームや費用面のご相談も対応可能です。
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