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玄関と道路をつなぐ玄関アプローチは、その家の印象に大きく影響します。
そして、時間の経過とともに素材が劣化し機能的にも不十分になっていくため、一定期間ごとに見直したいもの。
この記事では、利便性や防犯面にも影響する玄関アプローチを、使用する素材・安全面・機能面・利便性などから解説します。
目次
玄関アプローチは住人も来訪者も頻繁に使う場所ですから、劣化した箇所が目につきやすいといえます。
きれいな玄関まわりのタイルや枕木も多少の色あせや風化ならアンティーク感を楽しめますが、さらに時間が経過すると劣化が目立つようになります。
特にタイルの黒ずみ・コンクリートのひび割れ・土や砂利の流出・芝生のムラなどに見栄えの悪さを感じるならリフォームのサインです。
近年、ゲリラ豪雨や台風など短期間での大雨が増えています。水はけが悪い玄関アプローチだと、降雨後にぬかるんで歩きにくくなります。
さらに長期間水分がとどまれば、コケ・カビ・藻類は除去しにくくなり、独特のニオイを発することも。
敷地と道路とのあいだに塀や垣根がない家は開放的に見える一方で、通行人から家の中が丸見えとなってしまい、自分の家なのになかなかカーテンが開けられないという事態に。
少しでも目隠しがあれば、家の中が見えにくくなります。
石畳や砂利など風情あるアプローチや昔ながらの玄関に段差のある造りは、バリアフリーの観点から見れば不十分。滑りやすい素材や段差の昇り降りが体の負担になる場合があります。
車いすや杖などを使うご家族がいるなら、道路から玄関までを幅広いスロープにしたほうが便利でしょう。
なぜ玄関アプローチを作るのでしょうか?その理由は家の印象を変えることができるからです。
玄関アプローチは家の表情の一部であり、来訪者が最初に目にする場所。人と接する際に相手の洋服などが印象に影響するのと同じで、来訪者にとっては玄関アプローチや家の外観が居住者をイメージする第一印象となります。
玄関アプローチには、用途に合わせて下表のような素材を使用します。
素材 | 素材の特徴や注意点 |
---|---|
敷石 | 和風にも洋風にも合う・高級感が出る・耐久性がありメンテナンス不要・踏み石は滑りにくいものを選ぶ |
レンガ | ヨーロッパ調の風合いが美しい・植物の緑と相性がよい・経年劣化も味のひとつ・箇所によりDIYできる・施工費用が高額・割れ欠けしやすい |
枕木 | お店のようでおしゃれ・アンティーク調・水はけが悪いと腐る・カビや害虫のもと |
タイル | カラーバリエーションが豊富・耐久性が高い・夏場は熱くなる・水に濡れると滑りやすい・施工費用が高額・補修時に同じものがない可能性がある |
コンクリート | 耐荷重や衝撃に強い・雪かきがしやすい・施工費用が高額で工期もかかかる・汚れがつきやすい・水に濡れると滑りやすい |
インターロッキング | コストパフォーマンスに優れている・カラーバリエーションが豊富・経年で下地が変形し水平でなくなる |
天然芝 | 自然素材・コストが安い・手入れすれば長持ち・生育にムラがでる・月1回の芝刈りが必要・冬は茶色くなる |
砂利 | 砂利 メンテナンス不要・コストが安い・歩くと音がでるので防犯になる・和風にも洋風にも合う・落ち葉掃除や雪かきが大変・草が生えると除草が面倒 |
洗い出し | 雨でも滑りにくい・汚れが目立たない・砂利の粒度を変えると雰囲気が変わる |
植栽・花壇 | 花が咲くと色あいが増えて華やかに・どの素材とも合う・季節ごとの追肥がいる・枯れれば植え替えが必要 |
石材 | 高級感がある・自然な美しさ・自分では補修ができない |
ポイントは、安全面と防犯面・機能やデザイン・メンテナンス性の3つです。
車いすまで対応できるバリアフリー対策としては、アプローチを幅120cmくらいのなだらかなスロープ状にし、手すりを設置するのがおすすめです。あわせて、濡れても滑りにくい素材を選び、水はけを良くする傾斜や溝などの形状を採り入れましょう。
玄関アプローチがあることで道路と家のあいだの境界部分が目立つうえ、生け垣や花壇などの構造物も、さらに敷地への侵入を抑止する心理的作用に寄与します。
一方で、明るく開放的で見栄えのよいオープン外構は侵入のハードルが低くなるので注意が必要です。塀や垣根が高く死角が大きくなると、かえって防犯性が落ちるため、外からある程度見えるというのが目隠しのポイントになるでしょう。
また、夜間の暗闇に紛れて人が近づけないように常夜灯と人感センサーライトを設置し、歩くと音がでる砂利敷きにするなどの工夫も効果的です。
見栄え重視で機能性に欠けることのないように、道路から玄関までの動線を具体的にイメージしながらアプローチのルートを考えましょう。
石や木など自然の素材はどこか丸みを帯びていることが多いため、曲線を用いて家と雰囲気を同調させたデザインにすれば、馴染みやすくおしゃれに見えます。また、道路から玄関までを徐々に高くするなど、縦方向への変化も意識して立体的に組み立てると、家側の目隠しの構造物が少々高くても圧迫感がありません。
よりデザインにこだわるなら、アーチやスクリーン・屋根や庇(ひさし)の形状も工夫すればさらにセンスのよさが際立ちます。
アプローチ部分は日常的に日差しや風雨にさらされるため色あせや劣化が早く、金属や石の腐食と木部の腐敗が起こりやすい環境です。そのため、劣化しにくい丈夫な素材を使うのはもちろんですが、メンテナンスのしやすさも忘れてはなりません。
劣化しやすい素材や箇所は以下のような対処が必要になります。
地中部分など腐食しやすい箇所に防腐塗料を塗り、定期的に取り替える
ブロックが大きくズレる前に下地の砂を補充し、目地の草を除去する
歩く部分の形状を変更して少し高くし、ぬかるみや凍結を抑える
病気や生育の悪い株は、薬剤と追肥・剪定と植え替えでボリュームを調整する
一方で耐久性が高い素材としては、タイル・コンクリート・石材などが挙げられます。
素材によって異なる雰囲気や特性を、アプローチ作りに活かしましょう。
タイルは、サイズ・大きさ・重量・厚み・形状・色などの品質が均一で使いやすい素材です。
鮮やかな色や表面の豊かな質感を自由に組み合わせられるため、デザイン重視のタイル装飾であっても耐久性が高くて重宝します。
ただし水に濡れると滑りやすいため、特に通行部分にタイルを使用する場合には吸水質が少なく凍結しにくい屋外専用品などを選ぶようにしましょう。
レンガは淡いベージュから濃い栗色までと暖色系の色合いの幅がとても広く、素朴で優しさを感じる素材です。サイズは規格どおり均一であるため、特に加工をしなくても規則的な積み上げをするのに最適です。
家の周囲にレンガを敷き詰めるというよりは、アプローチを飾るアクセントとして使うほうが多くの家の雰囲気に馴染みます。粘土と砂の素焼きは風雨によって浸食され風化しますが、一層よい味になってくれます。
洗い出しとは、小石が混ざったコンクリートを打ち砕き、固まる前に表面を水で洗い流して成型する工法です。コンクリートに練り込まれた砕石の上部が露出してランダムなドット模様が浮き上がり、経年による劣化が分かりにくいのが特徴です。
等間隔ではない不規則な石の配置は自然界が生み出した模様を感じさせ、表面の凹凸によってグリップが効くため滑り止めの効果もあります。
ただし、砕石が均一になる素材の配合割合やコンクリートの含水率が難しく、雰囲気に合わせて砕石の粒度を調整するなど熟練の技術が求められます。
敷石とは、石英石や石灰岩、御影石などを地面に敷き詰めたり飛び石にしたりする方法です。
敷石は四角に成型したものや自然の多角形を活かすなど、演出したい雰囲気に合わせた形状のものを選びます。
敷石の表情・色・形状・配置などによって、和風にも洋風にも使い分けることができるうえ、耐久性が高く便利ですが、水に濡れると滑りやすい素材もあるので注意が必要です。
コンクリート・タイル・敷石だけでは無機質で冷たい印象ですが、そこに緑の葉やカラフルな花が加わると一気に鮮やかで生命感に満ちた印象に変わります。
私たちは無意識に自然の色や形の変化から季節を感じとっているため、玄関アプローチの植栽は心の癒やしにもなるのです。建物への直射日光を防いでくれるグリーンカーテンも快適な夏場の居住環境に貢献します。
また、庭にシンボルツリーがあれば、植栽の高さに変化とメリハリが生まれ、季節ごとの木々の変化や毎年の成長を楽しめます。
夜間で足元の視界が悪い場合に、門柱やアプローチを夜間照明で照らせば視認性が上がります。また、シンボルツリーや家の周囲をライトアップすれば、夜間でも家の外観が際立っておしゃれです。
人感センサーライトがあれば、夜間の不審な通行人へ警戒アピールができ、地域の治安向上にも役立ちます。
玄関アプローチには、用途に合わせてさらに下表のような素材も使用します。
素材 | 素材の特徴や注意点 |
---|---|
人工芝 | 常に緑色が変わらない・メンテナンス不要・導入費用が天然芝の数倍・一般的に8~10年が交換目安 |
ウッドチップ | 木材を細かく粉砕した破片・ふかふかした踏み心地・次第に土に還る・水はけが悪いと腐食する・虫が集まりやすい |
真砂土 | 運動場の土などに使われる・価格が安く手に入りやすい・雨で流失するので補充がいる・砂ぼこりがたつ・雑草が生える・水がたまるとぬかるむ |
硬化する土 | 水と混ぜて施工し1日で固まる・加重や衝撃に弱い・経年で剥がれる |
防草シート | ピンで留めて設置・草刈りと整地など設置前の下地作りが大変・目立ちにくい素材や色合いのものもある |
常緑の低草 | リュウノヒゲ、ヤブラン、セイヨウシバなどが踏みつけに強い |
アスファルト | 加工しやすい・夏の高温で柔らかくなる |
生け垣 | 低木で強い種類のものを選ぶ・年に1~2回は剪定が必要 |
玄関アプローチにはさまざまな素材や施工方法があります。場合によっては高度な施工技術や素材の入手ルートが求められるため、希望するデザインの施工を得意とするリフォーム会社を選びましょう。
特に、過去の施工事例が多く経験やノウハウを持っている会社は、メンテナンス方法にも精通しています。独自の保証やアフターサービスがある会社も安心です。一方で、他社が提案した施工図面どおりに他社よりも安く請け負う低コストだけを売りにした会社は、手抜き工事や品質面に注意が必要です。
玄関アプローチが生まれ変わった6つのリフォーム事例をご紹介します。
DIYで踏み石を置いた狭くて歩きづらいアプローチが、広くて安定した石張りのアプローチに。植栽は管理がしやすくなり、ゆくゆくは低草がじゅうたん状に広がって雑草を抑制します。
Before:アプローチは狭くつまずきやすい踏み石があり、雑草が目立ちます。
After:雰囲気があるテラコッタタイル調のアプローチでスッキリした植栽になりました。
事例の詳細:安全かつおしゃれなアプローチにリフォーム
モノトーンでシンプルな玄関アプローチでしたが、経年で汚れが目立ち始めたのをきっかけに、無垢材と植物でぬくもりのある雰囲気へとイメージチェンジ。お隣にも配慮し圧迫感の少ない造りになっています。
Before:シンプルですがどこか寂しい感じがします。
After:無垢材のアースカラーと鮮やかなグリーンによって玄関が癒やしの空間へ。
事例の詳細:木のぬくもり 門塀、玄関アプローチ
全体の印象はあまり変えずに、お手入れしやすい玄関まわりを目指したリフォーム事例です。劣化してぐらつく枕木や減ってしまった砂利を取り払い、タイル張りにすることで、安定感のある歩きやすい階段になりました。
Before:枕木が腐食して劣化が目立ち、ぐらぐらした状態でした。
After:玄関ポーチと似た色調のタイルを採用し統一感を出しています。隣接する駐車場は丈夫なコンクリートの土間に。
事例の詳細:駐車場と玄関アプローチのリフォーム
木や草が生い茂り、土が露出して水はけが悪いアプローチが、自然素材の「赤シラス」と不規則な石張りで格式高い雰囲気に。花壇と通路を分けたことで水はけが良くなり、ぬかるみが解消しました。
Before:アプローチと両側の地面とが連続していて、雨の日はぬかるんで歩くのが大変でした。
After:植栽とアプローチの境界に水はけを良くする溝ができ、大雨の後の歩きづらさも解消しました。和を感じさせる赤シラスと石張りのデザインが特徴的です。
事例の詳細:「赤シラス」で水はけの良い玄関アプローチへ
道路から玄関までは狭くて段差があり閉鎖的な印象。タイルの黒ずみも目立っていました。施工後は車いすでも楽に入れるほど幅広く緩やかなスロープとなり、明るく開放的なアプローチへと生まれ変わっています。
Before:劣化したタイルや門扉が目立ち、段差があって入りにくい印象。
After:ジャバラゲートとスロープで車いすでも玄関まで楽に入れるように。開放的で明るいアプローチになりました。
事例の詳細:大きく生まれ変わった 玄関アプローチ
平屋建ての家に合うように周囲もシンプルで使い勝手良くまとめたいというご要望。コの字型の部屋の配置を活かした目隠し壁とコンクリート土間、家の周囲は植栽で仕上げました。
Before:平屋のお家に対し、周囲はどこか殺風景な印象でした。
After:道路と家のあいだはコンクリート土間になり、家の中心に優しい木目調の目隠し壁を新設。さらにおしゃれな雰囲気にグレードアップしています。
事例の詳細:【新築】小郡市 T様邸 新築外構工事
玄関アプローチは、人の目に触れて家の印象を左右するだけでなく、利便性や防犯性、格式までも高めてくれる大事な要素です。
同時に、使用頻度が高く劣化が早いため、メンテナンスを考慮した長期的な視点も重要です。
玄関アプローチの大まかな素材や施工ポイントをおさえたら、次は信頼できる業者を探して多角的なアドバイスをもらいましょう。
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