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防犯に強い家づくりを目指すなら、フェンスを設置するのがおすすめです。ただフェンスを取り付けるだけで、「簡単には侵入できない家」と不審者に思わせる心理的効果が期待できます。
しかし、物理的にはどのような効果があるのかいまいちわからない方もいるでしょう。また、フェンスを設置するなら、なるべく防犯性を高められるものを選びたいですよね。
そこで今回は、フェンスが防犯対策になる理由と、選び方のポイントを詳しく解説していきます。実際に行われたリフォームの事例も後ほどご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜ外構フェンスが防犯対策になるのでしょうか。その理由について紹介します。
外構をフェンスで囲うことで侵入経路を限定できます。フェンスで家が囲まれていることから、玄関など、限られた場所からしか侵入できなくなります。
塀も同様に侵入経路を限定することが可能です。しかし、飛び越えられてしまうと、外から不審者の姿が見えなくなってしまいます。そのため、敷地内の見通しが良いフェンスの設置が、防犯対策に向いているのです。
空き巣などの不審者は、犯行に及ぶ前に敷地内や家の中の様子をチェックし、留守かどうかの確認を行っています。その際、フェンスがあれば目隠しになって、敷地内の様子がすぐに分からないため、不審者の偵察を防げます。
上記2つの理由により、フェンスを取り付けることで、防犯対策につながることが分かったかと思います。
しかし、フェンスにもさまざまな種類があります。したがって、どのようなフェンスを選べば良いのか、よく分からない人もいるのではないでしょうか。
そこで以下からは、防犯対策でフェンスを選ぶ際に、押さえておくべきポイントを紹介します。
先ほどもお伝えしましたが、敷地内を完全に覆ってしまうと、不審者が侵入した際に外からは見えなくなってしまいます。そのため、防犯対策でフェンスを設置する場合、見通しの良いタイプのフェンスを取り付ける必要があります。
そこでおすすめなのが、格子タイプや目隠しタイプのフェンスです。格子タイプや目隠しタイプなら、目隠しをしつつ、見通しの良さをある程度確保できます。さらに、侵入者が簡単に乗り越えられない高さのものを選ぶことで、防犯効果を高めることが可能です。
格子タイプ・目隠しタイプのフェンスは、太陽の光を取り込むことができ、風通しが良いといったメリットもあります。
玄関など表向きの防犯だけでなく、勝手口や人目につきにくい場所にもフェンスを張りましょう。実は、不審者は周囲から見えにくい建物の脇や、裏手側をよく狙うのです。家の周りをフェンスで囲うことで、不審者に防犯意識が高い家と思わせることができます。
家の表ではなく、正面からは見えない家の脇や裏手などにフェンスを取り付ける際は、価格が安いメッシュフェンスがおすすめです。また、フェンスの設置に加え、隣の家と自分の家との境界に扉を取り付けると、さらに防犯効果がアップします。
クラシカルな剣先デザインのフェンスは、防犯対策におすすめです。設置することで、フェンスの尖った部分が外からの侵入の障害になります。さらに、不審者に防犯性の高さをアピールすることも可能です。
また、防犯対策になるだけでなく、見た目が美しいのも剣先デザインのフェンスの魅力。オシャレな模様が施されている、デザイン性が高いものを設置することで、素敵な外観にすることができます。
フェンスで防犯対策をしても、音やセンサー等がないと防犯対策としては意味がないように思いますよね。そこで、フェンスの設置に加え、以下の3つをプラスして取り入れることで、より一層防犯性を高めることができます。
では、それぞれについて詳しく解説していきます。
歩くとじゃりじゃりと音がする防犯砂利は、不審者の侵入に気づけるのでおすすめです。普通の砂利とは異なり、石のサイズが大きいので、大きな音を立てることができます。
庭のほか、隣の家との境界や裏庭にも敷くと良いでしょう。開けっ放しにしがちな、お風呂場やトイレの窓の下に敷くのも良いですね。
防犯砂利は防犯性を高めるだけでなく、雑草の繁殖防止効果も期待できます。また、靴が汚れにくくなるメリットもあります。
人の気配を感知して動く、防犯カメラやセンサーライトを取り付けるのも良いでしょう。
防犯カメラの設置は、フェンスと同様に防犯性の高さを視覚的にアピールし、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。最近では、1万円ほどの低価格の防犯カメラも数多く販売されています。
センサーライトは、電池式・ソーラー式・コンセント式の3種類があります。夜間暗くなってしまう場所に、照明を取り付けてください。人が通るたびに家の周辺が照らされるので、フェンスと一緒に設置することで、さらなる防犯対策につながります。
庭に荷物を置いている場合は、片付けて見通しを確保してください。不審者が侵入した際、庭の荷物に身を隠す恐れがあるからです。庭木などで死角ができる場合は、センサーライトで照らすと良いでしょう。
庭に脚立を置いている場合も、物置などに片付けてください。不審者が利用して、高い位置にある窓やベランダから家の中に侵入する恐れがあります。
また、庭の手入れがされていないと、防犯意識が低い家だと認識され、侵入されやすくなります。そのため、雑草を抜いたり、植木を片付けたりするなどして、庭をキレイな状態に保つようにしてください。
防犯対策でフェンスを取り付けるには、どのくらいの費用が必要なのでしょうか。
防犯フェンスのリフォーム費用の中心価格帯は、50~100万円程度です。防犯性やデザインを考慮すると、15~60万円程度必要だといわれています。
フェンス本体の費用は1mあたり5千~10万円ですが、種類・グレードによって価格が異なります。鋳物の場合は2~30万円、アルミ製は1~15万円ほどです。化粧ブロックに関しては、積み上げ数で価格が変わります。
作業費は、1パーツにつき5千円程度で、解体撤去にかかる費用はおよそ5万円。また、基礎工事にかかる費用は、2mあたり3~4万円ほどです。
ここからは、防犯フェンスの取り付けを含めたリフォームの事例を紹介していきます。
50mのブロック塀を撤去して、代わりに見通しの良いフェンスを設置しました。高い塀は死角になるほか、地震で倒壊する可能性もあります。フェンスを取り付けたお陰で、防犯性が高まり、倒壊するかもしれない不安からも逃れられ、安心して暮らせるようになりました。
お手入れが大変なプリベットの生け垣を除去し、防犯対策のためにフェンスを取り付けました。生け垣をフェンスに交換したお陰で、見た目もスッキリとした印象に。
フェンス設置のほか、庭のリフォームも行いました。樹木や芝生を撤去し、乱張りタイルのオシャレな洋風の庭に生まれ変わりました。
2世帯で暮らすことになり、外構をリフォームすることに。防犯対策のため、クローズ外構を採用し、見通しを確保できる木製のフェンスを設置しました。門扉も木製のものを設置しているため、やさしくて柔らかな雰囲気の外構に仕上がっています。
外部から玄関内が丸見えの状態だったので、高さのあるフェンスに取り替えました。フェンスが高くなったので、プライバシーの保護や防犯対策につながります。また、玄関脇の階段に手すりを取り付けたので、年齢を重ねた際に助かりますね。
その他、玄関ドアの交換や、外壁・屋根のリフォームも同時に行い、暮らしやすい住まいに生まれ変わりました。
本記事では、フェンスの防犯対策になる理由や、リフォーム事例などについて詳しくお伝えしました。見通しの良いフェンスを設置すれば、外部から敷地内が見えるので防犯につながります。さらに、フェンスで家を囲うことで、不審者に侵入しづらい家だと認識させることも可能です。
ただし、防犯対策のために高さのあるフェンスを取り付けたものの、採光が不十分になるなどのデメリットが生じることも。そのため、防犯フェンスをリフォームする際は、プロに相談しながら進めるのが得策です。しかし、信頼できるリフォーム会社を探し出すのは、時間がかかりますよね。
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防犯性の高い家づくりを目指したい方は、以下のリフォーム費用も参考にしていただき、ぜひお気軽にご相談ください。
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