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バルコニーやベランダの防水工事は、雨や紫外線から家を守るために欠かせない工事のひとつです。防水工事にもさまざまな施工方法がありますが、「FRP防水」というものをご存知でしょうか?
この記事では、FRP防水とそのほかの防水工事の比較や、FRP防水のメリット・デメリットなどについて解説します。事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは防水工事の基礎知識と、FRP防水とそのほかの工法の費用相場や工期などについて解説します。
ベランダやバルコニー、屋根などの防水工事は、防水層の上にトップコートを塗布する工法が一般的です。その防水層をFRP(Fiber Reinforced Plastic)で作るものを「FRP防水」、ウレタン樹脂で作るものを「ウレタン防水」と呼びます。FRP防水もウレタン防水も、そのままだと紫外線で劣化してしまうため、トップコートと呼ばれる保護塗料を塗布して仕上げるのが特徴です。
このほか、「シート防水」といって、合成ゴムや塩化ビニルシートを貼る工法もあります。シート防水も、上からトップコートを塗布するケースがあります。
FRPとは、繊維強化プラスチック(Fiberglass又はFiber Reinforced Plastics)のこと。FRPにはガラス繊維が含まれており、プラスチックの中でも耐水性や強度にすぐれているのが特徴です。
FRP防水とは、FRPのマットに樹脂を浸み込ませたものを防水層として貼り付け、トップコートを塗布する防水工事です。身近なところでは、浴槽やプールにも使用されています。
ウレタン防水とは、ウレタン樹脂を液体状にしたものを塗布し、防水層にする工法です。ウレタンには伸縮性があるため、屋根などの広い範囲にも施工可能な工法。下地の形状が複雑だったり、ほかの防水層があったりしても対応することができるため、さまざまな場所で使えます。
ただし、均一に塗るのは難しいため、施工に慣れている会社に依頼する必要があるほか、FRPに比べて乾燥に時間がかかるため、工期が長いことがデメリットです。
1㎡あたりの施工価格をみると、FRP防水はほかの防水工事に比べ、500~1,500円ほど高くなる傾向にあります。面積が小さいとあまり気になりませんが、屋根などの広い範囲を施工する場合は、費用に大きく影響することがあります。
バルコニーやベランダの防水工事の工期は、おおよそ以下のとおりです。
FRPは硬化までの時間が非常に短いため、工期が短く済むのも特徴のひとつです。
防水層は、FRP・ウレタンともに10年ほどで劣化してくるため、10年を目安にリフォームを検討しましょう。耐用年数としては、施工箇所や素材により異なりますが、最長で12~15年前後。シート防水の場合も、塩ビシート・ゴムシートともに10年を目安にリフォームするのがおすすめです。
保護塗料であるトップコートは、剥がれてくると防水層に紫外線が当たりやすくなってしまい、防水層の劣化も早めてしまいます。トップコートは5年に1度くらいの頻度で塗り替えをしたほうが良いでしょう。
施工方法 | 予算 | 工期(ベランダ・バルコニーの場合) | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
FRP防水 | 約4,000~8,000円/㎡ | 1~2日程度 | 10~13年程度 | 工期が短い 軽量・高耐久 |
ウレタン防水 | 約3,000~7,500円/㎡ | 4~5日程度 | 10~13年程度 | 複雑な形状でも対応可能 |
シート防水(塩ビ) | 約3,500~7,500円/㎡ | 1~4日程度 | 13~15年程度 | 広い範囲が得意 |
シート防水(ゴム) | 約2,500~7,000円/㎡ | 1~4日程度 | 10~12年程度 | 広い範囲が得意 |
ここでは、FRP防水のメリットに着目して解説します。
FRP防水は、継ぎ目のない防水層を作ることができるため、気密性・防水性が高いのがメリットです。FRPはその特徴から、プールや浴槽、船舶、宇宙ロケットなどにも使用されています。防水性においては、ほかの工法に比べ、最も高いといえます。
繊維強化プラスチックであるFRPは、耐久性や摩耗性にすぐれている特徴もあります。ガラス繊維を使用していることから硬く丈夫な仕上がりになるため、人が歩く機会が多いバルコニーやベランダへの施工に向いています。また、車が往来する屋上駐車場などにも利用されています。
FRPはプラスチックの一種であるため、ほかの防水材に比べて軽量。建物への負担を軽減することができ、あまり負担をかけたくない築古住宅のベランダなどにも施工可能です。
FRPは硬化までの時間が短いのも特徴。トップコートの乾燥待ち時間があるものの、バルコニーやベランダなら1~2日程度で工事が終わります。また、軽量なため、取り扱いがしやすいことも、工期短縮につながります。
たくさんのメリットがあるFRP防水ですが、デメリットもあります。
FRP防水は優秀な特徴が多いため、そのぶん費用がかかるというデメリットがあります。施工する面積によっては、ウレタン防水やシート防水に比べ、2倍近くの費用がかかることも。「思ったより費用がかかってしまった…!」などと想定外のことにならないよう、事前にリフォーム会社と相談し、費用を明確にしておきましょう。
FRPは伸び縮みしにくいため、歪みが生じやすい場所ではひび割れてしまうことがあります。木造住宅の屋根や広いベランダなど、木造で10㎡以上の場所への施工は困難です。また、鉄の下地や雨漏りで傷んだ下地なども、温度や湿度で歪み安いため、FRP防水の施工は向いていません。
ここからは、FRP防水の施工事例をご紹介します。
築約15年の戸建住宅のバルコニー。FRP防水の表面が劣化しひびが入ってきていたため、FRP防水層の部分から施工しなおした事例です。新築当初のバルコニーのような防水機能と美観が蘇りましたね。
事例の詳細:FRP防水でバルコニーが新築当時のよう
築約20年の戸建住宅のベランダに、下地から防水補修工事を施工した事例です。下地の継ぎ目処理が行われていなかったことにより、経年劣化でFRP防水の表面が伸縮隆起して、割れてしまっていました。下地から施工しなおし、防水機能を取り戻すことができました。
事例の詳細:FRP防水 下地補修からの作業
築約20年の戸建住宅のベランダ。経年劣化により表面がひび割れ、防水機能を失っていました。下地に水が回ってしまっていたため、下地の張り替えからFRP防水をやり直し、防水機能が復活しました。
Before:ひび割れにより下地まで水が回ってしまったベランダ。床が歪むなど、危険な状態でした。
After:下地部分から防水工事をやり直し、新築時と同様の防水機能を取り戻しました。
事例の詳細:ベランダ防水施工
築30年以上の戸建住宅のベランダですが、シートが切れて雨漏りがしていました。軽量で耐久性の高いFRP防水を施工して雨漏りを止め、外観もキレイな仕上がりに。築年数が経っていても施工できるのは、軽量なFRPならではですね。
Before:シートが切れたり剥がれたりして、雨漏りしていたベランダでした。
After:縁の部分まできちんとFRPでカバーして雨漏りを止め、キレイなベランダになりました。
事例の詳細:FRP防水
築約20年の戸建住宅の屋上・バルコニーの施工事例です。雨漏りはしていませんでしたが、事前のメンテナンスでFRP防水を施しました。広範囲の施工ながら、継ぎ目のないキレイな屋上に仕上がりました。
Before:築約20年が経ち、防水性能が低下していた屋上でした。
After:雨漏りは始まってからでは修繕工事が大変になることも。事前に対処したことで、この先約10年は安心して住むことができそうです。
事例の詳細:倉敷市児島 屋上はFRP防水工事で安心です
この記事では、防水工事の基礎知識やFRP防水のメリット・デメリットなどについて解説しました。ご紹介した事例なども参考にして、FRP防水の施工を検討してみてください。
きちんと長持ちするFRP防水工事を行うためには、信頼できるリフォーム会社を見つける必要があります。複数のリフォーム会社で見積もりを取り、自分たちの希望に合う施工をしてくれる会社に依頼しましょう。
複数のリフォーム会社から探すなら、ホームプロに相談してみるのがおすすめです。ホームプロは、累計80万人以上が利用するリフォーム会社紹介サイト。地元の優良リフォーム会社を複数紹介してもらえます。無料で相談できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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