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サンルームの増改築リフォーム、その種類は？

最終更新日：2015-10-02

サンルームとは、日当たりのよいガラス張りの部屋の総称です。設置場所は、地上階から2階など様々です。建築上、ガラス面の使用率といったことに制約はありませんが、通常の部屋と同様に、ドアや掃出窓のような扉を介して出入りし、建物の床面積増床として算定されるものとなります。例外として畑の延長として作られるもの等がありますが、そのため多くは増築前の確認申請などが必要となります。様々な用途にも使え、その増設工事で既存の部屋の明るさを足すこともできるサンルームを詳しく見ていきましょう。

サンルームには様々な素材タイプや構造のタイプなどがあります。
一般的なのは、サッシタイプのサンルームや、ログハウスメーカーの窓付きウッドデッキタイプなどが挙げられます。
いずれもガラス面積が広いため、日当たりがよく、明るさや風の流れを取り込むことができます。
既存のベランダやウッドデッキ、屋上などに設置するケースや、新たに建物外壁の外や、離れた位置などにデッキ構造のようにして柱で床面を浮かせるものや、基礎などを作ったうえで、既存の窓や扉などに接して、ねじ止めや柱止めなどを行い増設します。
構造や強度、用途から、上面の形状（サンルームの上に上がれるタイプなども有）にもよりますが、一般に良く利用されているサッシメーカーなどのキットでは、そのパッケージだけで、柱などの上物強度などを満たしています。
そのため地上階設置には工期がごく短時間で済むことが多いようです。家屋上部階に設置する場合は、既存フロアの耐荷重構造などの見直しも必要となります。
床の高さは、接している居室とほぼ近い高さにされることが多いようです。独立型のサンルーム（渡り廊下や、庭などの階段などを通って、離れのように存在するタイプ）ではその限りではありません。
機能面もバリエーション豊かで、使用するガラスなどの採光性素材について、かなり幅広く用意がされています。断熱遮音といった効果のあるタイプも選択可能です。
価格も異なりますので、素材や設備を詳細に選択することが大切です。
温度差が激しいために湿度などが滞留しがちなうえ、床面近くまで窓枠というタイプが多いので、年間を通じて結露が発生することも多くあります。
また部材の排水設計がために下方への水のたまりなどが発生するタイプもあるようです。
温湿度変化のためにゴム材やコーキング、樹脂パネル辺部などの劣化も激しくなるケースもあります。
「換気や居住性、劣化防止のために、エアコンや大型ファン、そのための電源や照明をつけておくべきだった」という声も多いようで、実際設置した数年後に、換気扇などを追加で取り付けられる方もいるようです。
設置の際は、そのことも踏まえておく必要があるでしょう。

主な素材としては、木材やネット、すだれなどを用いたもののほか、現在多く見られる、サッシとガラス、クリア波板、金属板、プラ・PP板などを使ったものがあります。
既存の床面やベランダ、玄関ポーチや地面などの上に屋根壁として追加するものですが、これらを総じてサンルームなどと呼んでいる地方も多いようです。
サッシタイプで和室の縁側掃出窓程度（幅180cm前後）のものであれば20万円前後からになります。
木造や注文タイプでも、壁などの構造がかなり簡素なこともあり、住宅部分より坪単価あたりでもぐっと安価になります。
設置の工期に関しては、サッシタイプや木造キットで既存のセットそのもの、あるいは事前のプレカットなどからの調整が不要なものであれば、2~3畳ほどの広さでも、5~6時間ほどで可能なようです。
注文タイプや地盤や構造などの強化が必要な場合は、それらに応じて異なります。
種類も多く、費用も異なるため、一度専門業者に相談し、検討されると良いでしょう。

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