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リフォームの時、天井までこだわる人は少ないのではないでしょうか。天井は室内を区切り、ひとつの空間をつくる重要な役割を果たしています。私たちの暮らしを上から見守ってくれている天井について調べてみました。
前回は天井と鴨居の間にある欄間について紹介しました。うちの家にも欄間をつけようかと上を見上げて考えていると、今度は天井が気になってきました。リフォームの時、床や壁は気にする方は多いですが、天井までこだわる人は少ないのではないでしょうか。
天井は床や壁と一緒で室内を区切り、ひとつの空間をつくる重要な役割を果たしています。
そこで今回は、わたしたちのくらしを上から見守ってくれている天井について調べてみました。
ここからは和室の天井について紹介していきますので、和室の天井を「洋風」にリフォームしたい方は、こちらから洋風リフォームをご覧くださいね。
その昔、わたしたちの先祖は天井のない家に住んでいました。
家のなかで上を見上げると、屋根の裏がむき出しで梁などの構造材が直接見えていたのです。最近、屋根裏が見えるインテリアの和風レストランなどが、よくありますが、ちょうどあんな感じだったのかもしれませんね。
天井がいつの頃できたのかハッキリ分かりませんが、上から落ちてくる塵(チリ)や雨漏りを防ぐために、竹や小さい丸太を井の字の形に組み、その上にムシロや枝を置いて作ったのが始まりのようです。
塵を承ることから、天井は「承塵」と呼ばれていました。今でも中国では、そのように呼ぶこともあるそうです。
天井の語源を調べてみると、いろいろな説があって、木材を井の形に組んだことから天井と呼ばれるようになったとか、囲炉裏の上にある井の字形の棚(火棚)に似ているからだとか、天の井戸という仏教用語に由来するなどがあるようです。
わたし的には、神様が恵みを与えてくれそうな「天の井戸」説がロマンチックで、お気に入りなんですけど(笑)。
・昔は、屋根の裏がむき出しで梁などの構造材が直接見えていた。
・天井の語源は諸説あり。木材を井の形に組んだことから天井と呼ばれるようになった、という説や、囲炉裏の上にある井の字形の棚(火棚)に似ているからだという説などがある。
天井にはさまざまな種類があって、そのなかでも「格(ごう)天井」が一番早く出来たと考えられています。この天井は、太い木材を井の字の形に組み合わせる手法で、神社仏閣など格式の高い建築に用いられました。その後、竿(さお)という細い木材を平行に並べた「竿縁天井」が生まれ、庶民の住まいを中心に広まりました。
最近では「敷目天井(または目透かし天井)」が増えています。これは、板をぴったり合わせず1cmほどのスキ間をとりながら貼る方式で、フラットでシンプルに仕上がります。これらは天井が平らな「平天井」ですが、天井の中央が高くなっている「船底天井」や、屋根裏の構造材を見せる「化粧裏天井」などもあります。
天井板の材質は、どうでしょう。
私、さかもとなおえは小学生のころ、畳の上でゴロンと仰向けになり、なんとなく天井を眺めているのが好きでした。
天井板の木目模様や節を見ていると、なんだか心がゆったりしたものでした。やっぱり天井板の材質は温かみのある天然木がおすすめです。でも最近では合板や石膏ボードの下地に壁紙やクロスを張った天井も増えています。これはこれで自由な雰囲気をつくることができ、張り替えも簡単なのでインテリアを楽しみたい方にはオススメですね。
・天井の歴史において、構造やデザインには、さまざまな種類がある。そのなかでも「格(ごう)天井」が最も古い形。
・天井の材質にも多くの種類があるが、天然木が最もオススメ。
最近のマンションや分譲住宅では天井の高い部屋が人気です。天井を高くすると、空間が広く見え、ゆとりを感じます。デメリットは冷暖房の効きが良くない、階段が少し長くなるという点でしょうか。
建築基準法で居室の高さは2.1m以上と決まっていますが、和室では広さによって天井の高さを次のような計算式で求めることもあります。
<天井の高さ=床から鴨居までの高さ+部屋の畳数×0.1>
たとえば6畳の部屋なら、1.76m+6×0.1=2.36mとなります。
4畳半なら約2.27m、8畳なら約2.42m、10畳なら約2.57mが目安となっています。
和室はもともと床に直接座って過ごす部屋なので、天井をそれほど高くする必要はありません。低い家具を置く、家具の色を統一する、壁一面を天井高に合わせて収納家具にするなど工夫して、広くすっきりとした空間をつくってみましょう。
和室の天井について、こんなことを考えてみました。参考になりますでしょうか。(終)
【参考文献】
居心地のよい和風暮らしを楽しむ家(主婦と生活社)
やさしい木構造のはなし(山田修著、学芸出版社)
和風住宅の知識(小林盛太著、彰国社)
・和室では広さによって天井の高さを以下の計算式で求めることも。
・天井の高さ=床から鴨居までの高さ+部屋の畳数×0.1
しかし、近年増えてきているのが、和室の天井リフォームとして、「洋風の天井にしたい」というリフォームです。
ここまで和室の天井の構造や材質について説明してきましたが、 最近は天井に限らずさまざまな箇所で洋風にしたいリフォームが増えてきています。
洋風にしたい、というリフォームは意外と簡単に行うことができます。壁紙で一面を覆ったり、ペイントでベタ塗りしたりすれば良いのです。
多い例が、白く天井を塗ってしまうリフォームです。単色で塗るのみで、簡単に洋風の雰囲気を作り出すことができます。
先述したような天然木の良さは少し失われてしまいますが、和室の天井構造の良さを残して洋風化することができます。
和室の天井構造と天井リフォームについて説明してきましたがいかがでしたか。
和室の良さを残しながら、現代チックにリフォームしている例は多々あります。
どういったリフォームを行いたいか、自分の中で明確に決めましょう。
なかなか理想のリフォームが決まらない方はリフォーム会社直接相談してみるのもオススメです。
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