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前回、『木造建築の軸組工法は、木と木を組み合わせて建てる』と書きました。そうしたところ、「どうやって木を組み合わせるの?」という質問をいただきました。早速、調べてみると実に見事に木を細工し、組み合わせていることが分かってきました。今回は、普段あまり目にすることはないけれど、住まいをしっかり支える木の接合について調べてみました。
クギや金物を使わず木と木を接合するために、大工さんたちは芸術的とも呼べる高度な技術を駆使してきました。ノミとゲンソウ(金槌)を使って木の先端に「ほぞ」という突起を作り、受け手側の木のまん中に「ほぞ穴」をあけて差し込んでいきます。「ほぞ」には、図1のような比較的一般的な形のほか、実にたくさんの種類があります。どうやって作るのか?見てみたいですよね…。
「ほぞ」の加工は、昔は手仕事でしたが、最近ではコンピュータ制御された機械でプレカットされ、工場から現場に持ち込まれることが多くなっています。大工さんの腕前が見られないのはさびしいですが、一人一人の技量に頼っていた部分が機械化により品質が均等になるのは良いことともいえますね。
さて、先ほどから「ほぞ」という専門用語を使っていますが、辞典でひくと木と木を接合するための突起という意味のほかに、「へそ」という解説が載っています。へそって普通へこんでいるものですが、突起=へそとはどういうことでしょう……。昔の人は「でべそ」が多かったんでしょうか(笑)。
木と木の組み合わせは、接合方法によって呼び方が変わります。柱と梁のように、木材を垂直や斜めに接合する場合は、その接合部分を「仕口」と呼びます。また、木と木をつなぎ合わせ長くするために「継ぎ手」という方法も使います。そのつなぎ目には、さまざまな形状が施され、昔から大工さんたちが腕を競い、芸術的なつなぎ方も編み出しています。
「継ぎ手」の方法として、いくつか紹介してみましょう。図2の「腰掛け蟻継ぎ」は、ほぞを台形にして、引っ張られても抜けないようにしています。また、腰掛けと呼ばれる段を設けて下に抜け落ちないように工夫しています。なぜ、蟻なのか?というと、ほぞの形が蟻のウエストのくびれに似ているからです。欧米では、ダンティル(鳩のしっぽ)と言われています。蟻のウエストも鳩のしっぽも、たしかに、そんな形ですよね。
図3は、「四方鎌継ぎ」といって、鎌や矢に似た形の「ほぞ」が木の四面共に表れています。さて、一体、どうやって差し込んだのでしょう。分かりますか?
この大阪城の大手門には、もっと複雑な継ぎ手があります。正面は蟻継ぎで、側面は殺ぎ継ぎという山型になっています。
この工法は「独鈷(とっこ)組み」とか「婆娑羅(ばさら)継手」と呼ばれているそうです。その形が密教で使う仏具の独鈷の先端に似ているところから名前がつけられました。この名前のせいかどうか、魔よけの効果があると信じられ、寺院や門などに利用されることが多いそうです。
ご自宅にもこんな“仕掛け継ぎ手”があると面白いですね。柱や梁を見せる開放感のある空間では、お部屋のワンポイント装飾となり、お客様と話しのタネになるかもしれません(終)。
【参考文献】
参考:和風住宅の知識(小林盛太著、彰国社刊)
やさしい木の構造のはなし(山田修著、学芸出版社刊)
広辞苑 第五版(岩波書店刊)
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