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前々回、「縁側」について紹介しました。縁側に座り、庭を眺めるなんて、ちょっとオツな暮らしですよね。あっ、そうか?縁側があれば「庭」を造りたいですよね!でも、和風の庭というと、「広い敷地が必要」「いろんな約束ごとがある」と腰が引けてしまいますが、実際のところ狭い敷地でも造れないものなのでしょうか。あまり堅苦しく考えず、限られた空間でもできる現代風の和庭を、わたしなりに考えてみることにしました。今回と次回の2回に分けて紹介します。
庭は、作る場所によって種類が分かれます。応接間、客間、居間に面して作る「主庭」や、家の中に作る「中庭」「坪庭」、門から玄関までのアプローチ「前庭」などがあります。それぞれに庭の造りかたは違いますが、まずは敷地の広さや、土地の状況、家の外観や町並みとの調和などを考えたいところです。でも、一番大切なことは、「自分がどんな庭を造りたいか」を考えることですね。豪華なものよりも、ご家族の趣味趣向やライフスタイルを、よく考えてつくった方が、後悔もないでしょう。
まずは「主庭」づくりから考えてみましょう。
基本的には、自分が楽しく、やすらげる空間をつくることが大切です。草花が好きなら木を多く植え、花壇を設けます。落ち着いた雰囲気にするなら池をつくり、お子さまやペットがいるご家庭では芝生などの遊びの空間を広くとる、などです。
木を植える場合は、敷地の土質によって植えられる種類も変わります。樹木が育たない土の場合は入れ替える必要があります。また高木を植える場合は、根を張れるぐらいの深さが必要など…条件がありますので、専門業者に調べてもらいましょう。どのような種類の木が植えられるのか?を調べるには、ご近所のお宅や近くの林に生えている木の種類を参考にするのがいいですね。同じ種類の木は、その土地にも適しているはずでから。
木を植える場合は、普通、庭の中心になる松、杉、ツゲなどの主木を中心に、桜、コブシ、ツバキなどの中木を配置し、それらを引き立たせるツツジ、サツキ、レンギョなどの下木を植えていきます。このようにたくさんの木を植えるスペースがないお宅では、中木と下木、下木だけを選んでも十分です。
蹲踞イメージ
庭には、一ケ所は水がほしいところです。水は庭に動きや変化を与え、目と音の両方で楽しめます。池や滝をつくる本格的なものもありますが、しつらいのひとつとして、蹲踞(つくばい)を設けるだけでも風情のある庭になるでしょう。
蹲踞は本来、露地で手や口を清め、茶室に入るための準備をするために造られていました。今では飾り水鉢として景色や風情を楽しむために使われています。
“コン”という音を発する「ししおどし」も、ぜひ造りたいと思います。ししおどしは、別名「僧都(そうず)」とも呼ばれ、もともとは田畑を荒らす鹿や猪、鳥を追い払うための道具だったのです。ししおどしの動きと音に合わせ、生活のリズムも規則的になりそうですね。
また、灯籠は、もともと寺社の献灯用に使っていたものを茶人が庭に持ち込んだものと言われます。蹲踞の鉢を照らす灯りとして、ひとつあるだけでも庭の景色を引き締め、風情を高めてくれます。
光悦寺垣
伝統的な竹垣には、建仁寺垣、金閣寺垣、光悦寺垣などのように、寺社の名前からつけられたものが多くあります。もともと、そのお寺で使われていたものを模倣して広く使われるようになったそうです。今では、建物や庭に合わせて選べるようにデザインも豊富になってきました。
垣根の種類は、建物から袖のように出す袖壁と、庭を仕切ったり目隠しにしたりする仕切り垣があります。和風の繊細な建物の袖壁には、竹穂のような細い素材のものが似合います。仕切り壁は建仁寺垣や御簾垣のように向こうが見えないように区切る場合と、四つ目垣根や金閣寺垣などを用いて見え隠れを楽しむ方法があります。いずれの場合も、お好みとスペースを考えて、自由に選んで配置してみましょう。
「和庭のリフォーム」について、こんなことを考えてみました。次回はアプローチや坪庭について考えてみたいと思います(終)。
【参考文献】
居心地のいい和風のくらしを楽しむ家(主婦と生活社)
和庭の美と景--住まいの中のやすらぎ(ニューハウス出版)
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