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マンションのリノベーション事例・住居タイプ別7選

  • 最終更新日:2019-01-07

マンションのリノベーション事例・住居タイプ別7選

中古マンションをリノベーションして住むことは、以前と比べて一般的となってきました。 しかし、リノベーションにはどんな事例があるのか、具体的に知らなければイメージも湧きにくいでしょう。 今回は、中古マンション+リノベーションのメリット・デメリットと、住居タイプ別のリノベーション事例を紹介します。これからマンションの購入を検討されている方は、参考にしていただければ幸いです。

中古マンションのリノベーション

中古マンションは今や「新築マンションを購入できないから」選ぶものではありません。 リノベーションと組み合わせることで、住む人によっては新築以上の価値を感じられるでしょう。 メリットとデメリットを把握して自分に合ったスタイルを選んでみてください。

中古マンション+リノベーションのメリット

・新築よりもコストを抑えられる

新築マンションとリノベーションを施した中古マンションでは、中古マンションの方が費用を安く抑えやすいと言えます。マンションの価格は築年数が大きく影響し、築15年を経過すると緩やかに価格が下がっていくのが一般的です。物件の新しさをそれほど重要視しないのであれば、同じ予算・地域でも中古マンションの方がより広く、条件の良い物件に住むことができるでしょう。

また、都心では駅や商業施設から近い人気のエリアには新築マンションを建設できる土地が少なくなっています。それに伴って物件数も少なくなりますから、特に都心の人気エリアでは希望の立地と理想の住居を両立させることは難しいかもしれません。中古マンションを選択肢に入れれば物件数がぐっと増えるため、希望の条件にふさわしい物件が見つかりやすいと言えます。

・内装や設備を一新できる

中古マンションだけでなくすべての中古物件に言えることですが、築年数が経過すると内装の汚れや設備の老朽化など、気になるポイントが増えてくるでしょう。こうした不満はリノベーションで解決できます。古いキッチンやトイレ、浴室を丸ごと入れ替えて新築同様の使い心地にすることも可能です。

・自分の理想の間取りにできる

「リフォーム」という言葉は「修繕」の意味をもって使われることが多いのですが、「リノベーション」は原状回復以上の価値を付け加えることを指します。新しくキレイな状態にするだけでなく、住む人のニーズに合わせて従来よりも使い勝手を良くすることで、住宅に新たな価値が生まれるのです。たとえば、「浴室の段差をなくしてバリアフリー設計にする」、「キッチンの高さをメインで使う人が使いやすい高さに合わせる」といった「人」に合わせたリノベーションで、住む人にとって最適な住まいを造ることができます。

本来、人や家庭によって最適な間取りは異なるものです。しかし、マンションでは間取りを自由に描くことはできません。画一的な間取りのために、「物置になっている部屋がある」、「メインで使用する部屋に窮屈さを感じる」と不満を持っている人もいるでしょう。

リノベーションでは「使っていない部屋とリビングをつなげて解放感のあるスペースを作る」、「作り付けの収納スペースを多く作る」、「子どもの成長に合わせて一人部屋を作る」など、住む人の状況に合わせて間取りを自由に変更できます。

中古マンション+リノベーションのデメリット

・共有部分の変更の不可

中古マンションでは、どこまでが専有部分でどこからが共有部分なのかをしっかりと確認しておきましょう。ベランダや玄関ポーチ、玄関のドア、屋上などは共有部分にあたります。共有部分はリノベーションを行うことができません。また、住居内の壁は専用部分ですが、隣戸へつながる壁と天井内部のコンクリートは共有部分となります。

・制約次第では変更できない

多くの人が住む中古マンションでは、リフォーム・リノベーションについて管理規約で取り決めがある場合もあります。遮音性の面から、床材に使用するフローリングは種類や材質が定められていたり、変更が禁止されていることも。管理規約の使用細則をよく確認してみましょう。

中古マンションのリノベーション事例

中古マンションのイメージを一新するリノベーションと言っても、具体的なイメージが湧きにくいかもしれません。マンションのタイプ別に事例を紹介しますので、参考にしてみてください。

ファミリータイプの事例

一般的なファミリータイプのマンションは、家族のスタイルに合わせて「生活の快適度を上げること」を重視したリノベーションが人気です。

・子どもとのびのび暮らせる部屋

築30年以上のファミリータイプマンションをリノベーションした事例です。

部屋をつなげてリビングスペースを広くとり、子どもが走り回れる広々とした空間に。角を少なくした曲線的な廊下は安全で楽しい通路となっています。キッチンはリビングの様子が見える対面式で、料理の合間にも家族の様子を見ることができます。

・ペットと暮らす部屋

一般的なファミリータイプのマンションを猫と暮らす部屋に改装。

どの部屋にもキャットウォークを設置して、室内を自由に動き回るペットを見守れる部屋となっています。

シングルタイプの事例

自分の好きなものや趣味をリノベーションで表現しやすいシングルタイプの中古マンション。

ライフスタイルに合わせて、キッチンや部屋のサイズを自在に決められます。

・狭い間取りの部屋

シングル向けの中古マンションの壁と床を中心にリノベーションした例。

彩度の低い市松模様の壁紙で明るい雰囲気を出しつつ落ち着ける空間となっています。

・趣味を楽しむ部屋 

玄関、キッチン、寝室のすべてを同じフローリングを貼り、統一感のある住まいに。

落ち着いたダークブラウンが強調されるため、趣味の持ち物が多くてもおしゃれに見えます。

・シンプルシックな部屋

ナチュラルな木の色味を活かしたシンプル・シックな部屋。

安らげる空間を大切にしたリノベーション事例です。

二人暮らしのリノベーション事例

夫婦で暮らす住まいはお互いの要望をくみ取ることが大切です。

1人の意見だけを反映するのではなく、バランスをとってリノベーションを構想しましょう。

・夫婦の「好き」を詰め込んだ部屋

全体的にヴィンテージテイストを取り入れながら夫婦の好きなもの、要望を活かしたリノベーション事例です。部屋の区切りをなくして広々としたLDKに。趣味に使うグッズもそのままディスプレイしてショップのようにおしゃれなリビングとなっています。

・子育て終了後の二人暮らし・ゆったりくつろげる部屋

子どもが独立したことを機にファミリータイプの中古マンションを前面リノベーションした事例。

ホテルのようにラグジュアリーなリビングでは、ゆったりと贅沢な時間が流れています。

内装決めのポイント

日々の暮らしの中で、内装とは家庭という1つの世界を象徴するものです。外から帰ってきて自宅のドアを開けたとき、「安心できる」、「快適」、「我が家らしい」といったプラスの感情を引き起こせるよう、自分や家族の要望、生活スタイルなどを反映する内装であることが重要となります。

テイストを決める

内装デザインは住まいのスポットごとで決めるのではなく、全体的なテイストを先に決めることがおすすめです。カフェ風、リゾート風、都会・田舎風といったテイストのもとに全体をデザインしていくと、住居全体に統一感が出ます。統一感がある家はおしゃれさが際立ち、リラックスできるでしょう。

ライフスタイルに合わせた間取り

小さな子どものいる家庭、夫婦2人だけの家庭など、家庭の形は年月を重ねるにつれて変化していきます。

家庭の変化に伴ってライフスタイルも変わって来るでしょう。たとえば、夫婦と子ども2人で住んでいた家の場合、子どもが巣立った後は部屋が余って物置化しやすくなります。スペースがあっても有効的に活用できないのはもったいないこと。数年以内に人が戻ってくる訳でなければ部屋をつなげてリビングを広くするなど、今住んでいる人が心地よく暮らせる家にリノベーションしましょう。

床、壁のカラーや材質を決める

住居内の床や壁は視界を占める割合が大きい部分です。そのため、床や壁は住居全体のイメージに直結すると言っても過言ではないでしょう。明るく元気なイメージにしたいなら白やパステルカラーを多く、落ち着けるイメージにしたいならダークブラウンやウォールナットカラーを多く使用するのがおすすめです。

また、最近ではブロックやレンガ調の立体的な壁紙や、吸湿性や耐久性の優れた機能性壁紙など様々なものがあります。床も同様でクッションフロアや合板・無垢フローリング、カーペットなど選択肢は様々です。デザインだけでなく、部屋の特性(水跳ねがあるキッチン、ペットが走るリビングなど)に合わせて選ぶと良いでしょう。

まとめ

新築マンションでは難しい要望も、中古マンションをリノベーションして住むことで叶えられることは多くなっています。「新しい」という価値だけにとらわれず、リノベーションで住み心地やライフスタイルにフィットした、オリジナルな住居を手に入れてみてはいかがでしょうか。

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