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実家をモダンに全面リフォームした事例(一戸建て)/「両親から受け継いだ実家を美しく快適な和モダンに」
家のリフォームは、築年数によっても費用相場が変わります。建物や設備の劣化だけでなく、家族構成やライフスタイルの変化も大きな要因となり、住まい方に対する要望が費用に大きく影響します。どんな場合にいくらぐらいかかるのか、全面リフォームするとしたら建て替えと費用はどれぐらい違うのか。家のリフォームや新築に詳しい一級建築士の柏崎文昭さんにお話をうかがいました。家のリフォームの最新の補助金も紹介します。
目次
家のリフォームは、とくに一戸建てに顕著ですが、築年数でリフォームの内容も規模も変わることが多く、それにつれて費用も変わります。
家のリフォームは、リフォームの規模によって費用が変わりますが、築20年ごろまでは外装や水まわりなどの部分リフォームが中心となります。
10年に一度ぐらいは屋根・外壁のメンテナンスや塗装などのリフォームが必要ですし、築20年ぐらいでは設備の更新を行うケースが増えてきます。
こうした部分的なリフォームの費用は、100万~300万円程度で済む場合が多いです。例えば、屋根と外壁の塗り替えは120万~150万円程度、キッチン、バス、トイレを全て新しくしても250万~350万円程度で収まるケースが一般的です。
ただ、設備を設置する位置を変えると、内装や配管・電気工事などが関係する範囲が広くなり工事費が上がります。例えばキッチンをその場で取り替えるだけなら100万円~150万円程度で済むのが一般的です。この場合は内装工事を省略するケースも多いし、配管の延長工事も不要です。
ところが壁付けキッチンを対面キッチンにするために位置を変えると、配管やダクトの延長、床などの内装工事が必要になります。この場合、LDK全体のリフォームになるケースも多く見られ、LDKリフォームだけで400万~600万円程度になることもあります。
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以前は壁付けでL字型のキッチンでした
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同じ位置でキッチンを交換した事例(一戸建て、リフォーム費用125万円)
▶画像出典:「L型キッチンからI型に間取り変更!使いやすくレイアウト変更」
築30年を超えると家族構成の変化などにより、間取りが暮らしに合わなくなることがあります。
間取り変更は、間仕切りを減らして、空間を広くする、逆に仕切りを増やして部屋数を増やすといったリフォームになります。必然的に内装や収納のリフォームを行うことになり、一戸建ての場合は、間仕切り壁を外すことで構造の補強が必要になることもあります。
家全体の間取り変更を行うとなると、工事範囲も広くなり、一戸建てだと1000万円超、マンションでも700万~800万円程度の費用をかけるケースも見られるようになります。
隣室の和室2室を一体化して広々した畳スペースのあるリビングに(マンション、リフォーム費用810万円)
同じ位置でキッチンを交換した事例(一戸建て、リフォーム費用125万円)
▶画像出典:「築37年!マンションの将来性やデザイン性を考えた全面改装!」
一戸建ては築年数によっては、耐震性に不安があり、断熱性の不備に悩まされることがあります。
現行の耐震基準は2000年に制定されたもので、それ以前の建物はその基準に達していない場合が多いのです。国土交通省が2016年の熊本地震後に行った当地の調査でも2000年以前に建てられた住宅は、基準が大きく刷新された1981年の新耐震基準以降に建てられたものでも(1981年6月~2000年5月)木造住宅の約8割が被害を受けています。そのうち約18%が大破または倒壊しています。
2000年以降に建てられた家では、被害を受けた家は約4割弱と少なくなっています。大破・倒壊は約6%にすぎません。
断熱性についても国土交通省の2018年の調査がありますが、既存住宅では無断熱あるいはかなり低断熱の家が30%ありました。 省エネ基準は1980年にできてその後何度か改正されています。ただ、省エネ基準は義務付けではなかったので(新築に義務化されるのは2025年4月)、これまでの家が基準どおりに断熱されているとは限りません。冬場、家にいて寒いと感じるのは断熱性が低い場合も多いと思われます。
そうしたことから一戸建てでは安心して快適に暮らすために、築年数が古くなるほど耐震補強と断熱が必要となります。その場合は大規模工事になるので、前述の間取り変更などを含めて行うケースも多いでしょう。
性能向上を含めた一戸建ての大規模リフォームでは1500万円以上 の費用がかかるケースもあります。
築100年の古民家を耐震補強・断熱を行いフルリノベーションした事例(一戸建て、リフォーム費用2100万円)
同じ位置でキッチンを交換した事例(一戸建て、リフォーム費用125万円)
▶画像出典:「離れていても、母を想う-築100年の古民家再生物語-」
一戸建ての全面リフォームの場合、設備から内装、間仕切り工事などまで全部の工事を行うことになります。そのメリットは、耐震性や断熱性も含めて、古い家が新築住宅のように蘇ることです。それでも工事費は建て替えよりは安くなります。
「建て替えのように全てを壊し、場合によっては地盤の工事からやり直すようなことはありません。既存住宅の基礎や骨組みの多くは残りますから、その分、工事費や材料費が節約でき、ケースバイケースで一概にはいえませんが、建て替えと比べて費用が2~3割は安くなるのではないでしょうか。残す部分を増やすことでもっと安くすることも可能です」(一級建築士 柏崎文昭さん)
建て替えか全面リフォームかで迷ったら、それぞれの見積もりをもらって検討しましょう。新築とリフォームの両方を手掛けている会社に相談してみるのも1つの方法です。
リフォームの依頼先決定は以下のような手順を踏んで進めるとスムーズです。
リフォームする際には、今の家のどこが使い勝手がよくないのか、家族で意見を述べ合ってまとめておきましょう。
例えばキッチンが壁付けなので、作業中に家族と会話ができず寂しいとか、和室をあまり使っていないのにスペースがもったいない、あるいは冬場にお風呂が寒すぎる、耐震性が不安など。どんな不満でも書き出してみましょう。その上で、不満を解決するためにどのような家にしたいのか希望をリストアップします。
下記の調査では、リフォームを体験者には省エネやバリアフリー、耐震などの性能をリフォームで高くしたかったという希望も多かったようです。
■リフォームで実現したかったこと1~5位(リフォーム体験者、複数回答)
希望 | 割合 |
1.一部の部屋の全面改修をする | 40.4% |
2.省エネ性能を高める | 23.4% |
3.バリアフリーにする | 12.7% |
4.耐震性能を高める | 11.1% |
5.健康増進や病気予防に配慮した室内環境 | 9.5% |
住宅リフォームに関する消費者実態調査(2023年度、住宅リフォーム推進協議会 )
リフォームは新築と違って、全てのリフォームを視野に入れた平均的な相場のようなものはありません。リフォームの規模や内容によってかかる費用が大きく変わるからです。
そのため、用意できる予算の範囲内で何ができるのかを把握することが大切。まず貯蓄などからリフォームに回せる資金を検討してみましょう。
その上で、希望するリフォームが手持ち資金を上回りそうだったら、ローンも検討します。
その場合は、いくらまでなら無理せず返済に回せるかを考えましょう。
希望するリフォームプランが予算内でできない場合に備えて、やりたいことに優先順位をつけておくことも大切です。
■リフォーム実施者の予算
(一戸建て)
50万円未満 | 17.8% |
50万~100万円未満 | 11.3% |
100万~300万円未満 | 38.3% |
300万~500万円未満 | 15.2% |
500万~1000万円未満 | 11.6% |
1000万円以上 | 5.9% |
(マンション)
50万円未満 | 20.7% |
50万~100万円未満 | 11.1% |
100万~300万円未満 | 42.9% |
300万~500万円未満 | 12.5%% |
500万~1000万円未満 | 9.7% |
1000万円以上 | 3.1% |
住宅リフォームに関する消費者実態調査(2023年度、住宅リフォーム推進協議会 )
リフォームのwebサイトなどでリフォーム会社の施工例や会社情報を見て、気になる会社をピックアップしましょう。
その際は、施工例のテイストや得意分野、工事費が自分の希望に合っているかなどを手がかりに絞っていきます。
後々比較検討しやすいように3社程度に絞っておくのがよいと思います。
例えばホームプロのようにいくつかのリフォーム会社の見積もりを出してもらえるwebサービスもあります。効率よく理想の依頼先選びをするために、こういうサービスを利用するのもいいでしょう。
依頼先候補を絞れたら、実際にその会社に出向いて話を聞いてみるのもいいと思います。
ただ、詳細な見積もりをとる段階になったら、家を見てもらって状態を調べてもらい、図面があってもあらためて現場の採寸も行ってもらいましょう。
複数社に見積もりを依頼するときは、同じ予算やリフォーム範囲、希望を出しましょう。そうすることで比較検討がしやすくなります。
その上で最も希望の合致した見積もりとプランが上がってきた会社に依頼しましょう。
リフォーム費用を抑えるにはリフォーム費用の成り立ちを覚えておくと役立ちます。
リフォームにかかる費用の多くを占めるのは材料費と施工費(人件費)です。
施工費は主に職人さんの作業にかかるお金、つまり人件費のこと。「材工」でいくらというときは材料費と施工費を含む費用ということです。
材料費と施工費のバランスは、工事によって変わります。設備の取り替えは、位置を変えなければ、費用の大半を機器代(材料費)が占めます。この場合、機器のグレードを下げれば、全体の費用を大きく抑えることができます。
しかしキッチンの位置を変える場合は、配管やダクトの延長など関連工事が増えて、全体の費用を押し上げてしまいます。たとえキッチンのグレードを多少下げても職人さんの手間が増え施工費がアップする(床材など材料費も増えますが)ので、全体の費用はキッチンを移動する場合のほうが高くなることが多いです。
また、塗り壁のように、材料費より施工費が多くを占める場合があります。珪藻土や漆喰(しっくい)など塗り壁の材料費とビニールクロスの材料費はそれほど変わりませんが、塗り壁の施工費が高いので、材工ではビニールクロス張りの3倍以上に上がります。予算をオーバーしたときは内装方法を見直すのも1つの手です。
■ビニールクロスと珪藻土塗りの費用の違い(6畳で)
施工方法 | 費用相場 |
ビニールクロスの張り替え(壁・天井) | 約6万~8万円 |
ビニールクロスを珪藻土に塗り替え(壁) | 約20万~25万円 |
漆喰壁の事例
漆喰の塗り壁と無垢材の床、腰壁を合わせて爽やかな雰囲気に仕上げています。調湿効果や質感はビニールクロスにない魅力
▶画像出典:「漆喰・無垢材・無農薬畳の健康住宅へ!」
屋根や床工事にはカバー工法といわれる方法があります。
既存の屋根材や床材を残してその上に新しい屋根材や床材を施工する方法です。
既存の状態に雨漏りや腐食などの問題がなければ、既存の解体工事や下地工事がいらないので、葺き替えや張り替えよりもコストダウンになります。
窓の断熱工事も既存のサッシ枠を撤去すると壁を一部解体するなど工事が大掛かりになりますが、既存の枠を残しカバー工法で新たなサッシを取り付ける方法があります。また、既存の窓をそのまま残して内窓を取り付ける方法も。いずれも既存の解体工事や壊した箇所の修復工事がないことで、コストダウンになります。
屋根カバー工法の工程
経年変化で劣化した既存の屋根材の上に、アスファルトルーフィング(防水シート)を張ります
防水シートを張り終えたところ
防水シートの上に新しいガルバリウム鋼板の屋根材を施工しました(一戸建て、リフォーム費用108万円)
▶画像出典:「屋根カバー工法工事」
見積もりが予算を超えると、どこでコストを調整しようかと焦りがち。そんなときのために、やりたいことに優先順位をつけておくとコスト調整がスムーズに行えます。
今、やらないと生活に支障があること、どうしても叶えたいことなどに家族で話し合って優先順位をつけておきましょう。
材料費と施工費以外でかかるそのほかの費用に「諸経費」と「諸費用」があります。 似たような言葉でまぎらわしいですが、その違いを知っておきましょう。
まず諸経費は、リフォーム会社が一般管理費などとして、工事費の何%と一定の割合を決めて見積もりに計上する費用です。
一方、諸費用はリフォーム会社の見積もり外の費用です。リフォームの諸費用で大きいのは、大規模リフォームの際に仮住まいをするケースです。2回の引っ越し費用と家賃がかかります。また、新しく購入する家具・カーテン類も人によっては大きな出費となります。
中古住宅を購入してリフォームする場合は、仲介手数料や火災保険料もかかります。 ローンを組む場合はその手数料なども。
諸費用は多岐にわたるので、あらかじめ算出しておきましょう。とくに仮住まいや中古購入を伴うリフォームの場合は、諸費用分が予算オーバーになることもあるので、予算に含めておく必要があります。
諸経費 | 諸費用 |
リフォーム会社の管理費などで見積もりに計上 | 見積もり以外にかかる費用で、仮住まいに伴う費用や ローンの手数料、中古購入の際の仲介手数料など |
家をリフォームするともらえる補助金の2024年版最新情報を紹介します。
子育てエコホーム支援事業は、「子育て世帯※1」および「若者夫婦世帯※2」を補助額の上限を引き上げて優遇した事業です。ただし、補助金はどの世帯でももらえます。
※1 補助金の申請時点において、2005年4月2日以降に出生した子を有する世帯
※2 補助金の申請時点において夫婦であり、いずれかが1983年4月2日以降に生まれた世帯
世帯の属性および既存住宅購入などによる補助額の上限は以下のとおりです。
※売買金額が税込み100万円以上、売買契約後3カ月以内にリフォーム契約をすること
子育てエコホーム支援事業の補助対象となる工事は必須工事とそのほかの工事に分かれています。
必須工事は次の1~3です。いずれも一定以上の性能を満たすことが要件です。
1.開口部の断熱改修
リフォーム瑕疵保険等への加入
3.エコ住宅設備の設置(節湯水栓、節水型トイレ、高断熱浴槽など)
上の1~3の工事を1つでも行うと次の4~8も補助対象となります。
4.子育て対応改修(ビルトイン食洗機、掃除しやすいレンジフード、ビルトイン自動調理対応コンロなど)
5.防災性向上改修(飛来物の衝突に対して安全性を有する合わせガラス)
6.バリアフリー改修
7.空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
8.リフォーム瑕疵保険等への加入
補助額は個々の工事箇所によって決まっています。
例えばキッチンでいうと、下記のとおりです。
■補助金例(キッチン)
補助対象部位 | 補助額 |
節湯水栓(エコ住宅設備) | 5000円 |
掃除しやすいレンジフード (子育て対応改修) |
1万3000円 |
ビルトイン自動調理コンロ対応コンロ (子育て対応改修) |
1万4000円 |
ビルトイン食洗機(子育て対応改修) | 2万1000円 |
補助額の合計が5万円以上でないと補助金はもらえませんが、上記の合計は5万3000円なので条件を満たしています。
なお、補助額5万円以上という条件は、次に紹介する「先進的窓リノベ」または「給湯省エネ事業」の交付が決定している場合は、補助額2万円以上に緩和されます。
子育てエコホーム支援事業の申請期限は2024年12月31日。 ただし、応募多数で予算が上限に達し次第、期限内でも締め切られます。
申請期限はこの後に紹介する「先進的窓リノベ」「給湯省エネ事業」も同様です。
また、申請はこの事業に登録したリフォーム会社が行います。したがって、補助金をもらうためにはリフォームの依頼先は登録事業者でなければならないので、注意しましょう。
詳細は、子育てエコホーム支援事業のホームページで確認してください。
先進的窓リノベ2024事業は窓を断熱リフォームすることで補助金がもらえる事業です。窓と同時契約で行うと玄関ドア・勝手口ドア交換も補助対象になります。
窓断熱には次の3種類の方法があります。
1.ガラス交換
(ガラスのみを複層ガラスなどに交換する工事)
2.内窓設置
(既存の窓の室内側にもう1つ窓を設置する工事)
3.外窓交換(はつり工法/カバー工法)
(外窓は外気に接した窓、つまり一般的な窓のこと。サッシ枠が壁と一体化していて、その枠を撤去して新しいサッシを設置するのが、はつり工法、枠を残し、その上に新しい枠で覆って新しいサッシを設置するのがカバー工法)
上記のいずれかの工法で断熱性を向上させれば補助対象となります。
窓の補助金は、窓のサイズや断熱性能で決まっています。
■内窓設置の補助金例
内窓のサイズ | 補助額/1 カ所 |
サイズ 1.6 ㎡未満 | 2 万 9000 円 |
サイズ 2.8 ㎡以上 | 6 万 8000 円 |
※性能区分Sの場合
補助金の上限は1戸あたり200万円と多く、1窓の補助額も子育てエコホーム支援の窓断熱よりも多いです。
先進的窓リノベと子育てエコホーム支援は併用できるので、窓の補助金だけを補助金の多い先進的窓リノベを利用することもできます。ただし、同じ箇所のリフォームで、補助金を重複してもらうことはできません。
詳細は、先進的窓リノベ2024事業のホームページで確認してください。
内窓の施工例
内窓を設置して窓の断熱性を上げた例
▶画像出典:「内窓で断熱リフォーム」
給湯省エネ2024事業は高効率給湯器に交換したときにもらえる補助金です。
対象となる給湯器はいずれも省エネ性能の高いもので、以下の3種類です。
1.ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
(電気を使ってお湯を沸かしタンクに蓄え必要なときに使えます)
2.ハイブリッド給湯器(エコキュート+エコジョーズ)
(ヒートポンプ給湯器と補助熱源として高効率ガス給湯器を組み合わせたもの)
3.家庭用燃料電池(エネファーム)
(ガスから水素をつくり、酸素との化学反応によって発電する機器)
給湯省エネ事業の補助額は以下のとおりです。
種類 | 補助額 |
ヒートポンプ給湯器 (エコキュート) |
基本補助額:8万円/台 性能加算額最大5万円/台 |
ハイブリッド給湯器 (エコキュート+エコジョーズ) |
基本補助額:10万円/台 性能加算額最大5万円/台 |
家庭用燃料電池 (エネファーム) |
基本補助額:18万円/台 性能加算額最大2万円/台 |
一戸建てはいずれか2台まで、共同住宅等はいずれか1台まで対象
給湯省エネ事業は、子育てエコ支援および先進的窓リノベと併用できるので、上記の高効率給湯器を採用する場合は、補助額の多いこの事業を利用することができます。
詳細は、給湯省エネ2024事業のホームページで確認してください。
エコキュートの施工例
ヒートポンプで効率よくお湯を沸かして蓄えるエコキュートの設置事例
▶画像出典:「エコキュート取替工事」
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、家の性能を向上させる主に大規模リフォームをした際に与えられる補助金です。
省エネや耐震、劣化対策などの性能を向上させる必須工事を行うのが条件です。
補助額は補助対象リフォームにかかったリフォーム工事費の3分の1ですが、リフォーム後の性能によって以下の上限があります。
性能 | 補助額上限 |
長期優良住宅(増改築)認定を取得しないものの、一定の性能向上が認められる場合 | 80万円/戸(130万円/戸※) |
長期優良住宅(増改築)認定を取得した場合 | 160万円/戸(210万円/戸※) |
※三世代同居対応リフォームあるいは若者・子育て世帯または既存住宅購入者がリフォームした場合
詳細は、長期優良住宅化リフォーム推進事業のホームページで確認してください。
耐震リフォームは国からの補助金はありません。
しかし、自治体では耐震リフォームに補助金を出すケースが多いので、お住まいの地域の役所に問い合わせて聞いてみましょう。自治体のホームページでも確認ができます。
部分リフォームから全面リフォームまで実例を紹介します。
垂れ壁と袖壁で塞がれていたセミオープンのキッチンを、壁を撤去してフルオープンのキッチンに変えた事例です。見晴らしがよくなり子どもを見守りながら料理ができるようになりました。
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薄暗くて閉塞感があったキッチン
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壁を取り払って見晴らしがよくなったキッチン。木目柄のLIXIL「アレスタ」を採用しています
DATA
・リフォーム費用(キッチン):150万円(単独工事をする場合の概算)
・種別:一戸建て
・築年数:30年以上
・工期(全体):2カ月
・画像出典:「収納力抜群の木目調キッチン」
築20年の中古住宅を購入後、キッチン、浴室と古い水まわりの設備を一新した事例です。キッチンは向きを変えて家族との交流ができるようになり、タイル張りの寒かった浴室は温かいユニットバスになりました。
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以前は家族に背を向けて料理をするので孤立感があったといいます
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向きを変え、家族とコミュニケーションがしやすいキッチンに
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以前はタイル張りの在来工法の浴室で、床が冷えていました
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床がやわらかいユニットバスに変更、断熱性もよく寒さも解消
DATA
・リフォーム費用:216万円
・種別:一戸建て
・工期(全体):2週間
・画像出典:「水まわりをまとめてリフォームで快適に」
冬暖かく、夏涼しい 健康・快適な暮らしを求めて、無垢フローリングを採用し、床・壁・窓の断熱性を高めた事例です。設備も一新、建具も引き戸に統一し、和室の壁はじゅらくを塗り替えています。
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以前リビングの床は、クッションフロアを敷いていました
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ヒノキのフローリングを採用したリビング。素足でも足触りがよい無垢材です
壁はじゅらく塗り、ヒノキの板の間も併設した和室
DATA
・リフォーム費用:2119万円
・種別:一戸建て
・築年数:30年以上
・工期:3カ月以上
・画像出典:「次世代へ受け継ぐ7LDK全面リフォーム」
家のリフォームについて、かかる費用の目安からリフォームの流れ、補助金情報まで紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。思うようなリフォームを行うには依頼先選びが肝心です。まだリフォーム会社を探せていない方は、リフォーム会社紹介サイトのホームプロを利用するのがおすすめです。
厳しい審査基準を満たすリフォーム会社の中から、地元の優良リフォーム会社を複数紹介してもらえます。無料で利用できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
■監修/一級建築士 柏崎文昭さん(甚五郎設計企画)
■構成・取材・文/林直樹
▼お問い合わせ(お見積もりは)コチラ
信頼できて予算に合って評判がいい…、そんなリフォーム会社を自分で探すのは大変です。
ホームプロでは加盟会社を中立の立場でご紹介しています。
2001年のサービス開始以来、多くのお客さまにご利用いただいています。
利用者数
※2023年4月~2024年3月
昨年度のご成約
ホームプロでは、これからリフォームされる方に“失敗しないリフォーム会社選び”をしていただけるように、「成功リフォーム 7つの法則」をまとめました。ホームプロ独自のノウハウ集として、多くの会員の皆さまにご活用いただいております。
ライフスタイル別のリフォーム
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リフォームの知恵
住まいの機能・性能向上
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