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用途変更を伴うリノベーションをコンバージョンという

最終更新日：2016-04-27

リノベーションによって建物を再生できることをご存知の方は多いでしょう。建物を再生する際、用途を変更したい場合もありますよね。そのときは"コンバージョン"を行うことになります。今回はコンバージョンについてと、用途変更の事例をご紹介します。

・コンバージョンとは何か
・リフォームとリノベーションとコンバージョンは何が違うか
・工場・倉庫をアパートやカフェとして再生
・空いたオフィスビルをマンションに変更して再利用

コンバージョンとは何か

コンバージョンとは建物の用途変更を伴うリノベーションのことです。建物に従来とは異なる付加価値をつけて蘇らせます。同じ用途の建物へのリノベーションと比べると、全面的な改修を行うことになります。工業施設を飲食店に変えたり、歴史的な建物を商業施設として再生したりすることも可能です。

リフォームとリノベーションとコンバージョンは何が違うか

>リフォームとリノベーションとコンバージョンは何が違うか

リフォームとリノベーションの違いが分からないという人もいるのではないでしょうか。リフォームとは原状回復を主な目的とした修復のことです。建物は経年により劣化したり壊れたりします。そのため壁のクロスを張り直したり、割れたフローリングを修復したりすることにより、建築時の状態に近づけるのです。

一方でリノベーションは原状回復だけでなく、間取りの変更を伴う大規模なリフォームを指します。また既存の建物の構造を活かしつつ、新たな価値を加えるための改良も行います。例えば壁の場合、クロスを張り直すだけでなく、断熱性能の高い素材に変えるなどの変更を行います。
間取り変更及び用途変更をする場合のリノベーションをコンバージョンといいます。

工場・倉庫をアパートやカフェとして再生

倉庫や工場はコンバージョンによって、カフェやアパートにすることも可能です。倉庫とカフェなどは建物としてのイメージが全く異なりますよね。
そのため、どのような仕上がりになるのか想像できない人もいるのではないでしょうか。全く倉庫や工場の面影を無くすコンバージョンも可能ですが、倉庫や工場の特徴を活かしたコンバージョンもよく行われています。

例えば倉庫をカフェにコンバージョンしたものは、倉庫カフェと呼ばれており、お洒落なカフェとして認識されていることも多いです。倉庫の古い無機質さによってビンテージ感を出せるので、アンティークなテーブルや機材を揃えたレトロなカフェを作りたい場合に適しています。
その他にも、工場の屋根の高さを活かして、開放感のあるアパートにコンバージョンするなどの例もあります。

空いたオフィスビルをマンションに変更して再利用

近年の不況により、企業が撤退して空になったオフィスビルも目立つようになりましたよね。オフィスビルとして貸出の募集をしても応募が無い場合も多いのではないではしょうか。

そのような場合はマンションにコンバージョンするのも一つの手です。ただし共同住宅への用途変更を行うので、法律面の規制を考慮したり、役所での手続を行ったりする必要があります。
知識や経験が無い人にとっては敷居が高いといえるので、マンションへのコンバージョンを行う場合は、リノベーション業社にアドバイスしてもらった方が良いでしょう。

ホームプロに希望を伝えて、コンバージョンの実績がある業者を紹介してもらうのがおすすめです。

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