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こたつと聞くと、ほっこりとあたたかい冬の家族団らんをイメージしますよね。掘りごたつはこたつの設置方法の一つで、床にこたつ用の穴を作り、その上にこたつユニットを設置するものです。
床に直接置くこたつと違い、椅子に座るように足を入れてくつろげるので座りやすく、こたつ布団を外せばオールシーズンで活躍する、リビングの中心家具にもなるのが掘りごたつなんです。
今回は掘りごたつの魅力や活用方法、設置した場合のメリット・デメリットをくわしく解説します。
目次
掘りごたつと言われて思い浮かぶインテリアは、和風や和モダンが中心ではないでしょうか。しかし、意外にも掘りごたつはフローリングの洋室にもマッチする家具なんです。
リビングに設置することで家族が集まりやすく、団らんの中心になる掘りごたつは、暖房器具としての機能性だけでなく、インテリアとしてのデザイン性も兼ね備えています。
座る部分を掘り込むことで、テーブルのような使い勝手でありながらローテーブルの高さになるので、視線の高さが低くなり、天井までの距離が大きくなって部屋が広く見えるという視覚効果も得られるんです。
こたつ布団を取れば冬以外はローテーブルとして活用でき、椅子を配置しなくてもフレキシブルに座れるので、来客対応も柔軟にできます。
また、掘りごたつは固定された家具なので使いづらいというイメージがありますが、テーブル部分のユニットを収納してしまえば床面がフラットになるので、実は自由度が高い家具です。
掘りごたつの設置には、床を掘り込む方式のほか、小上がりを作ってそこに設置する方式や、小上がりと一体化したユニットを設置する方式があり、戸建てでもマンションでも取り入れることができます。
暖房器具としての機能性と、広々としたリビングテーブルとしてのインテリア性を持つ掘りごたつ。設置するとどんなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
テーブルのように椅子に腰掛ける姿勢で使えるので、お子さんやご高齢の方など、座位でこたつに入るのが難しい人でも楽に長時間利用できるのが、掘りごたつの大きなメリットです。
立ち上がったり座ったりが通常のこたつよりも楽なので、膝や腰に負担が掛かりにくく、なにか用事ができた時も動きやすくなります。
冬場は暖房器具として活躍する掘りごたつは、他のシーズンはリビングテーブルとしても活用でき、人が集まるリビングの中心インテリアに最適です。
床を掘り下げる形の掘りごたつであれば天井を高く感じる視覚効果が得られ、小上がりやユニット型の掘りごたつであれば、リビングの中で一段区切られた特別な空間として、壁を作らずに緩やかに部屋を区切ったくつろぎのスペースになります。
掘りごたつの種類によっては、使用しない時期はこたつユニットやこたつ布団などを収納しておける床下収納になるものもあります。
また、こたつユニットを片付けるスペースに加えて広い床下収納を伴う掘りごたつもあり、冬以外の季節は冬物をしまっておく床下収納としても便利です。
一家団らんの中心となる魅力的な掘りごたつですが、一方で設置位置が固定された家具ならではのデメリットもあります。
掘りごたつの穴を掃除するには、段差が大きく身をかがめる必要があるため、手間だけでなく腰や膝に負担がかかるという問題があります。
また、穴の中にはホコリやカビが溜まりやすいので、シーズンを問わず頻繁な手入れが必要です。特にリビングテーブルとして使用する場合は食べ物のカスが穴に落ちてしまい、カビの原因になりやすいので注意が必要です。
掘りごたつは床を掘り込むという形状のため、一部にユニット型がありますが、基本に床または小上がりへの造作になります。
掘りごたつを設置するための穴を作る必要があるため、簡単に位置の変更ができません。もし設置位置を変更したい場合には、現在の掘りごたつの穴を塞ぐための床の張替えと、再度掘りごたつ用の穴を作るための工事が必要になってしまいます。
床ではなく小上がりに作ると、小上がりの高さの分だけ天井が近くなり、視覚効果が得られるメリットが打ち消されて逆に圧迫感が出てしまうこともあります。
また、位置を移動できない掘りごたつを中心にするため、リビングのインテリアコーディネートにも制限が出てしまいます。気軽に模様替えができなくなるため、インテリアに飽きてしまった時には不便を感じるでしょう。
掘りごたつには大きな段差があるため、小さなお子さんが落ちて怪我をすることがあります。
また、過去にはこたつを使用している時に中に潜り込んでヒーターユニットに触れることで、やけどを負う事故も発生しています。
メリット・デメリットを理解したところで、いざ掘りごたつを作ってみたいと感じた時に、注意しておきたいことがいくつかあります。掘りごたつを設置するための費用とともに、注意点を見ていきましょう。
掘りごたつのみの設置する場合は、20~50万円程度になります。床に設置する場合、穴を掘り下げる工事を含む造作になるため、小上がりへの造作やユニットの設置よりも高額になる傾向があります。
また、カウンターテーブルを兼ねたり折りたたみ式のテーブルユニットを作るような、通常の掘りごたつとは異なる特殊な設置方法を用いる場合は、造作にかかる費用が大きくなるため、100万円を超えるケースもあります。
造作の度合いやこだわりによって費用に大きな幅があるため、事前にしっかりと打ち合わせをし、予算とのバランスを把握しておいたほうがよいでしょう。
場所を容易に変更できないため、掘りごたつの設置位置は他のインテリアや生活動線を加味して、念入りに検討する必要があります。
特に、冬場はこたつ布団とクッションや座布団などを置いて利用することになります。その際、広がったファブリック類が掘りごたつの周囲の動線を遮らないかも含めて設置位置を決めましょう。
また、こたつのヒーターユニットは経年劣化する消耗品なので、ヒーターユニットの交換を忘れないことも大切です。
最近ではローテーブルとして使用できるこたつテーブルも多く発売されています。テーブル部分まで作ってもらうのではなく、掘りごたつの穴だけ造作してもらい、市販のこたつテーブルを置くという選択もあることも設置時の設計に織り込んでおくとよいでしょう。
マンションの場合、配管や床下の状態などの都合で、部屋によっては掘りごたつを設置するだけの床下の深さが確保できないこともあります。
マンションの設計や、リフォームについての規約なども影響するため、事前に管理組合などに問い合わせて設置できるのかを確認しておきましょう。
床に掘りごたつを設置する場合は、掘りごたつは小上がりを作ってそこに設置することになります。
小上がりに作る場合、床下を掘るよりも費用はお手頃になりますが、デメリットで紹介したように、天井との距離によっては圧迫感を感じることもあります。
小上がりと掘りごたつがセットになっているユニットを設置する場合は25万円程度、小上がりの造作と掘りごたつの設置では30万円程度の費用がかかります。
それでは実際に掘りごたつを設置した事例を見てみましょう。和室や和モダンだけでなく、すっきりとしたナチュラルモダンにもマッチしているので、リフォーム時の参考にしてみてくださいね。
新築のLDKに、続きになる小上がりの和室を造り付けました。床の間はおしゃれなブルーのアクセントクロスでシャープな和モダンのデザインに。引き出し式の収納で機能性を加え、中央にはくつろぎのスペースになる掘りごたつを配置しました。
ナチュラルモダンのLDKと雰囲気が乖離しないインテリアの中に、家族のコミュニケーションの中心になる掘りごたつが置かれたことで、のんびりと過ごせるくつろぎの空間になりました。
事例詳細:【新築】リビングに小上がりの和室
LDと隣接していた和室を撤去し、バルコニーに面した大きな窓を確保するリフォーム。マンションの床を掘り込めないため、小上がりを作り、掘りごたつを設置しました。
Before:6畳の普通の和室でした。明るいのですが、空間が切り取られ、狭さを感じます。
After:和室は4.5畳の小上がりへと変わり、掘りごたつと床下収納を設置しました。さらに掘りごたつとダイニングテーブルを組み合わせて使えるようにすることで、さまざまなシーンに対応できるようになりました。
事例詳細:S house(和室)
物置となっていた洋室をリフォーム。壁を一部取り払い、LDと一続きで使用できる畳敷きのセカンドリビングとしてしつらえ直しました。
洋間のLDとの調和を考え、足下を浮かせたフロート収納や、プリーツスクリーンを取り入れた和モダンな空間にアレンジ。取り外し可能な堀ごたつも設置しました。
事例詳細:LDとつながるくつろぎの和室
畳や襖が日に焼けて傷み、古びた風合いになっていた和室を改修し、新しく掘りごたつを設置しました。
Before:日当たりが良い和室は、日光によって畳や襖が日焼けして、すっかり古びています。
After:畳と襖、障子を張替え、漆喰を塗り替えてきれいになった和室の真ん中には、掘りごたつを造り付けました。必要がない時には取り外してフラットな和室として使用できます。
事例詳細:内部改修工事
居間になっていた和室をリフォームし、リビングを大きく広げました。フローリングのナチュラルモダンに生まれ変わったリビングの中心には、ゆったりとくつろげる掘りごたつ。家族が集まる家の中心です。
Before:二面採光の和室でした。日当たりはよいのですが、雑然として使いにくく、落ち着かない雰囲気です。
After:庭に面した大きな窓から、ふんだんに光が入る明るいリビングになりました。壁面はデザイン性のある調湿タイルで仕上げ、機能性も備えています。リビングの中央には造作の掘りごたつ。団らんの和が広がる空間ですね。
事例詳細:快適な動線と収納にこだわったプランニング
冬は寒く風が吹き込んでくる和室をリフォームしました。しっかりと床、壁、天井に断熱材を入れ、床は素足でもあたたかみのある無垢のフローリングに。部屋の中央には団らんの場になる掘りごたつを設けました。
Before:12畳の和室でした。引違い戸が4面にあるため、廊下からの冷気も入りやすく、寒い部屋でした。
After:床をフローリングに作り変え、白い壁と色の濃い引き戸が映えるモダンな部屋になりました。中央にはくつろぎのスペースになる掘りごたつを設置。必要がない時には収納することで12畳の広いリビングとして使えます。
事例詳細:無垢のフローリングと掘りごたつ
完全にスケルトンからリノベーションした戸建てのリビングは、スタイリッシュモダンのインテリアを採用。LDKからはそのままウッドデッキに出られるので、アウトドアリビングとしても楽しめます。
LDKの中央に設置した掘りごたつに黒を選んだことで、和の雰囲気を感じながらスタイリッシュモダンのインテリアを崩しません。
事例詳細:戸建リノベーション 自然素材とウッドデッキが心地良い家
いくつもに区切られて閉鎖的だった和室を一つに繋ぎ、開放的なリビングを作るリフォーム。家族の団らんができるように、リビングには掘りごたつを設置しました。
Before:造りが古く薄暗い和室はいくつもの間仕切りで区切られて空間を広く使えなくなっていました。
After:中央に畳と掘りごたつのスペースを作ることで、スタイリッシュモダンと和モダンが融合した素敵なリビングになりました。
事例詳細:掘りごたつに笑顔が集う、開放的な空間
戸建てを全面リフォームして、元はキッチンではなかった場所をキッチンに作り変えました。来客も多く、一緒に食事をすることも多いことから、ダイニングにくつろぎのスペースを作るため、掘りごたつを設置しました。
Before:もともとの間取りでは、ピアノが置かれた防音室でした。
After:開放感のある明るいアイランドキッチンと広いダイニングの中心には、来客や家族がくつろげる掘りごたつがあります。
事例詳細:掘りごたつで団らんできるダイニングキッチン
掘りごたつはデザイン次第で和室や和モダン以外の部屋ともマッチする造作家具です。家族が自然と集まる団らんの中心になり、暖房器具としても優れた機能性を発揮します。 気づけば家族みんながくつろぐ家の中心スペースとして、掘りごたつを設置してみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した以外にも、ホームプロのサイトにはさまざまな掘りごたつの事例が掲載されています。
もし気になる事例があれば、一度ホームプロに問い合わせてみてはいかがでしょうか。厳しい審査をクリアした約1,200社の加盟リフォーム会社の中から、地元の優良リフォーム会社を紹介してもらえますよ。無料で利用できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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