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コルクというとすぐに思い浮かぶのがワインの栓ですが、実はコルクは生活のさまざまなシーンで活躍しています。コースターを始めとするキッチン用品や、アクセサリー、バッグ、靴や衣類など、その用途は多岐にわたっています。それほどコルクが重宝されているのは、多くの優れた特性をもっているから。そのためコルクは快適な生活を提供する床材としても、時代を超えた人気があります。コルクの床材がもたらす心地良さとは、具体的にどのようなものなのでしょうか。また施工する際の費用も気になります。ここではコルクタイルで床リフォームをするメリットと施工の際の費用相場、参考となる施工事例について解説していきます。
目次
コルクタイルとは、コルク樫(かし)の樹皮を板状に圧縮加工した床材です。コルク樫は20年余りかけて成熟します。約20年かけて、厚い樹皮となった成木のコルク樫の樹皮部分を剥がしたものがコルクの原材料です。
コルクが床材として注目されているのは、コルクが持つ6つの特徴によるものです。それが、弾力性・断熱性・防水性・防音性・防炎性・調湿性の6つ。微細な気泡を持つコルクは、内部に空気をたっぷり含んでいるため衝撃を吸収し、熱を遮断する効果があります。このため、足音などの衝撃音も吸収し響きにくくしてくれます。
この微細な気泡は水分を吸収しそうに思えますが、長時間水に浸けていても内部に水を含むことなく、短時間で乾きます。さらに、外部からの余分な湿気を防ぎながらも適度な湿度を保つ、という性質があります。また、火災時にはコルクが炭化して膨張することで延焼を抑えることができるといわれています。
コルクはエコの観点からも注目の素材です。これは樹皮を原料とするため、他の木材のように木を丸ごと伐採しなくても産出できるという理由から。その樹皮は約9年で再生するため、生産者は木の本体を傷つけずに樹皮だけを取り除きます。
さらに使用済みのコルクタイルは、細かく粉砕されコルクボードなど他の製品に再び生まれ変わります。木の寿命を保ちつつ生産され、リサイクル可能なコルク材は、時代にマッチするエコ素材です。
ここまでは、コルクの特徴についてご紹介しました。では、実際にコルクを床材として活用する方法にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、コルクの具体的な活用法を見ていきましょう。
キッチンでは、うっかり食器や調理器具を落としてしまうことがあります。また、長時間の立ち仕事で足が疲れてしまうことも。この衝撃音や足の疲れを軽減するのがコルクタイルです。キッチンの音が軽減されるので、リビングに音が響きやすいオープンキッチンのご家庭にもおすすめです。
適度なクッション性をもつコルクタイルは、疲れを軽減しながら足元をしっかりと支えます。 水気をはじき、拭くだけで汚れを落とせるので衛生面でも安心です。 キッチンの床が冷たく、調理している間に冷えるという声も耳にしますが、コルクタイルにある保温性でそうした悩みも解消します。
コルクタイルの床は、安全安心が重視される子供部屋にもぴったりです。コルクタイルは足触りが良く、冬でも直に触れてもヒヤッとせず、夏もベタベタしません。そのため、子供たちは一年中、思う存分床で遊ぶことができます。防音効果に優れるので、近所や階下の騒音対策にもなります。柔らかさがありつつ、耐久性に優れているのも元気な子供たちの部屋には欠かせない条件です。
浴室にコルク?と意外に感じるかもしれませんが、コルクタイルは水に強く吸湿性に優れているため、水回りにもおすすめです。陶器タイルと同様に水に強い、浴室専用のコルクタイルもあります。滑りにくく、足裏の冷えを感じないコルクタイルこそ、浴室に最適です。
では、コルクタイルを住居に取り入れるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、コルクタイルを住居に取り入れる6つのメリットを見ていきましょう。
コルクタイルは衝撃や音をしっかりと吸収します。子供やペットの足音や遊ぶ音が気になりません。壁材と合わせて使用すれば、さらに効果的です。
外部からの湿度を防ぎ、最適な湿度を保ちます。梅雨時や秋の長雨など、季節を問わず適度な湿度を保てるので、一年中最適な湿度で快適に過ごせます。
緻密な構造をもつコルクタイルは、フローリング材より腐食しにくく、ダニやシロアリなどの害虫を防ぐ効果が高いといわれています。また表面の凹凸のおかげでホコリが舞いにくく、毛羽立ちも起こりません。ホコリや害虫といったアレルゲン物質を抑え、アレルギー対策としての効果が期待できます。
柔らかく力を受け止めるコルクタイルは、歩きやすさがありながら滑りにくい性質も兼ね備えています。表面の凹凸と弾力性により滑りに対する抵抗値が高く、高齢者や小さな子供でも安心です。ラグやマットなどを敷いても安定性があり、滑ってけがをするリスクを低減することができます。
空気を内包するコルクタイルは、足触りがよく保温性に優れ、温かみがあります。一般的な木材のような硬さがなく、程よい弾力によって床の上でも快適に過ごすことができます。触れたときのひんやり感がないため、冬でも冷たさを感じず、不快感がありません。
コルクタイルは100%天然素材である上、エコなリフォームができます。もとになっているのは粉砕されたコルク樫で、端材までむだなく活用されています。自然の素材であり、さらに使用済みのコルクタイルもリサイクル可能です。環境への意識が高く、天然素材を使ったリフォームを希望する人には、最適なアイテムといえるでしょう。
コルクタイルの6つのメリットをご紹介しましたが、優れた床材であるコルクタイルにもデメリットはあります。具体的なデメリットを知り、導入するかどうかの検討材料にしてみましょう。ここでは、3つのデメリットをご紹介します。
コルクタイルは、紫外線によって色あせが起こります。通常はナチュラル感のあるきれいな茶系ですが、太陽の光が直接当たる場所では、色が薄くなっていきます。ただ色あせしてしまっても、紫外線によって組織まで破壊されることはありません。日光によって見た目の色が変化するだけで、性能的には変わりません。
コルクタイルの持ち味はその柔らかさにありますが、それだけに大きな衝撃による傷や家具の跡が残る場合があります。重量のある家具、鋭利な金属や角のあるものなどによって、凹みがついたり傷ができたりします。一度損傷すると自然に復元できないので、張替えしなければ元通りにはなりません。
近年人気の高いコルクタイルですが、施工できるリフォーム会社はごく限られています。そのため、リフォームでコルクタイルを使いたいと考えても、お住まいの地域で探すのに苦労する場合もあります。
また件数が少ないため、新規参入で施工実績がともなわない業者に当たってしまう恐れもあります。コルクタイルでのリフォームを考えたときには、まず安心して依頼できる業者をチェックするところから始めるのが良さそうです。
多くのメリットをもつコルクタイルですが、実際に施工する場合にはどの程度の価格となるのでしょうか。
一般的には、本体+施工費で1㎡あたり9,000~20,000円が相場です。床材でもっとも安価なクッションフロアの場合は、1㎡あたり2,200~4,500円といったところなので、床材としては安いとはいえません。しかしフローリング材と比較すると、同等程度かそれよりもやや高めといったところです。
コルクタイルの耐久性を始めとする特性を考慮すると、納得できる価格といえるでしょう。コルクタイルそのものは、通常1枚あたり700~1,000円程度が相場です。ただ、コルクタイルにもさまざまな機能性を加えたものがあり、浴室や特に人の出入りが激しい場所など、用途によって特殊な加工を施したものを選択しなければならない場合があります。
例えば土足OKの加工のされたタイプでは1枚あたり約2,200円、防滑タイプは約2,500円と高価格です。敷き詰める部屋の広さにもよりますが、どのような機能を求めるのかによっても、施工費用が変わることに注意しなければなりません。
コルクタイルの床リフォームは、12畳までの広さの場合1~2日程度です。一般的な床リフォームと比較して、特に難しいというわけではありません。浴室の場合でも、既設のタイルの上から施工できるので短期間で済ませられます。
ですが、部屋の広さがある場合や床の土台部分の補強工事などを行う必要がある場合には、さらに日数がかかる可能性あります。廊下や階段など、複数個所に及ぶ場合にも施工期間が延びることもあるでしょう。そのような場合、既存の床にコルク床材を重ね貼りするという方法であれば、比較的短期間で工事が完了できます。
しかしコルクタイルを重ねられない床材の場合や、何らかの問題があって一度床材をはがす必要があることも。
施行の工程数次第では、当初の予定以上に時間がかかってしまう可能性も出てきます。 またコルクタイルは接着剤によって固定をするため、浴室のように水回りへの施工では、実際に利用できるようになるまで数日間必要となります。
コルクタイルのメリットもデメリットもわかったうえで、ここからは実際にリフォームを実施することにより快適性が増した事例を5例ご紹介していきます。リビングや洗面所、子供部屋などの事例もありますのでぜひ参考にしてください。
フローリングからコルクタイルにリフォームしたことで、裸足での心地良い暮らしが実現しました。柔らかな歩き心地とクッション性によって、人間だけではなくペットの健康にも貢献しています。コルクタイルを採用することで、すっきりとしたイメージを変えずに、温かみをプラスできました。
事例の詳細:コルクタイルの優しいリビング
畳敷きの部屋を和室にも合うコルクタイルへとリフォームすることで、雰囲気を壊さずに快適性がプラスされました。フローリングとは違いワックスがけも不要で、畳よりも汚れや水に強く、しかも保温性があります。畳と同じ天然素材であるため、違和感のないお部屋づくりが可能です。
事例の詳細:畳からコルクタイルに
コルクタイルにはさまざまな種類がありますが、床暖房に対応しているタイプでのリフォームです。コルクタイルの自然な温かみに加え、床暖房による穏やかなぬくもりで冬季でも快適に過ごすことができます。元々保温効果の高いコルクタイルを使用することで、温め効果が向上し、暖房コストの抑制につながります。
事例の詳細:コルクタイル 床暖対応
水濡れに強いコルクタイルは、洗面所など水回りに最適です。ペットによる汚れにお悩みだったご家庭ですが、いつでも楽に掃除ができることに満足されています。裸足で使うことも多い洗面所には、足元に柔らかく、温かさを感じるコルクタイルが重宝します。朝夕家族みんなが必ず使う場所だけに、快適さが何より重要です。
事例の詳細:コルクの床と珪藻土の壁で快適に
活動的な子供の過ごす部屋には、ホコリが立ちにくく、また衝撃を吸収する安全性の高いコルクタイルがおすすめです。フローリングのようにすっきりとしながら、ひんやりとした感じがなく、床に座って遊んだり読書をしたりしても身体が冷えません。
事例の詳細:和室を子供部屋に
環境にも優しい自然素材のコルクタイルには、現代の家を快適に暮らすための特性がたくさんあります。床材をコルクタイルに変えるだけで、これまでよりも数倍住み心地の良い我が家に生まれ変わります。
ただコルクタイルにもいくつかのデメリットはあります。納得できるリフォームの実現には、コルクタイル施工に実績のある専門業者としっかり話し合うことがとても大切です。
コルクタイルについてよく知るためにも、一度ご相談をされてみてはいかがでしょうか。
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