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断熱した暖かい家では活発に動けるようになるのも大きなメリット。家の中でもアクティブに暮らして健康寿命をのばすコツを、住宅リフォームコンサルタントのYuuさんに聞きました。
寒い家では人は非活動的になり、運動量が減ってしまいがちです。「冬に人が動かなくなるのは、こたつのような部分暖房が大きく影響しています。こたつのまわりに必要なものを置きっぱなしにして、そこから動かない人が多い。それでは運動不足になり、健康によくないですね」とYuuさんはいいます。
「部分暖房を利用するのは家の中が寒いからなのです。暖房のそばから動かないし、朝目が覚めてもなかなかふとんから出られない、朝から冷え冷えしたキッチンに立つのがおっくうという方も多いのでは」
ところがきちんと断熱して家が暖かくなると、こたつも不要になり、活動範囲が広くなります。「家の中に寒いところがないので、どこにもスイスイ行けて、掃除だってラクにできるから、頻度も多くなります。朝もサッと起きられるし、キッチンに立つのも平気に。暖かい家で活動的になることで、運動不足が解消されるばかりか、毎日の生活が楽しくなり、心身ともに健康になれるのではないでしょうか」
寒い季節には体が縮こまってしまい、ケガの危険も増すといわれますが、高齢者にとってケガは寝たきりになるおそれも伴います。そこでYuuさんは家を暖かくするとともに、バリアフリー化することを勧めます。床の段差をなくす、手すりを設けることで転倒の危険を減らすことがバリアフリーの基本。さらに次のようなポイントも挙げてくれました。
「キッチンには吊り戸棚が付きものですが、年をとると高いところにあるものを取ろうとする動作が危ない。とくに踏み台を利用するのは転倒を招きやすく危険です。踏み台に立ってバランスをとる、モノを出し入れするという複数の動作に一度に集中することが難しくなるからです。最近では昇降式の吊り戸棚もあるので検討してみてはいかがでしょうか。同様に高いところの電球の取り替えも危ないので、長期間交換しなくてすむLED電球を利用しましょう。また間取り変更ができるなら、階段での事故が多いので、将来のことを考え、寝室、浴室、トイレを同じフロアに設けておくと安心です」
壁や床をはがしたり、再仕上げを行ったりする断熱工事は、大規模リフォーム時がふさわしいといわれます。しかし大規模リフォームとなると費用面や仮住まいの必要性などで実施をためらう人もいるでしょう。ところが「暖かい家にするのには、必ずしも多額の費用がかかるわけではありません」とYuuさんはいいます。
「例えば窓の断熱を、既存の窓の内側にもう一つ窓を設ける内窓で行えば、大がかりな工事を必要とせず、高い断熱効果が得られます。また、天井裏と床断熱だけなら、解体を伴わずに工事ができるので再仕上げも不要。その分の費用が安くすみます」
内窓設置の費用は掃き出し窓でも1カ所8万円程度からでき(製品のグレードやサイズにもよるので、費用はリフォーム会社に確認を)、工事時間も1カ所2時間程度と短いので手軽にできる方法です。
また、「夫婦二人暮らしなら、家中を断熱する必要はないのでは。いつもいる部屋だけの断熱なら、床、壁、天井、窓を行っても全体を行うより割安ですみます。ただその際には隣室との仕切りの壁も断熱しないと効果が少なく、壁に結露が発生して、カビのおそれもあるので注意してください」とアドバイスしてくれました。
予算に合わせてできることから、暖かい家づくりに取り組んでみませんか?
内窓5カ所(掃き出し3カ所、腰高窓2カ所)
約30万円程度既存の窓の内側に新たに内窓を設置すると、2枚のガラスの間にできる空気層が断熱効果を発揮する。実際にかかる費用はリフォーム会社で見積もりを
家の寒さがもたらすヒートショックのこわさを理解していただけたでしょうか。また、寒さは暮らしを萎縮させ運動不足をもたらすということも。現在、「断熱リフォーム」で病気のリスクを減らすという研究が進められており、健康寿命の維持にもつながることが期待されています。この機会にあなたも身近な環境を見直してみませんか。
寒さ対策やバリアフリー住宅で
健康寿命をのばしたくなったら...リフォーム会社