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目次
なお、不動産経済研究所が発表した2019年度の「首都圏マンション市場動向」によれば、新築マンションの年間供給戸数は2万8563戸、前年度より22.0%減で1992年度以来の3万戸割れとなっています。
前述の中古マンション売買成立件数が3万8109件ですから、首都圏では新築よりも中古マンションのほうが売れたということになります。
では、なぜ今「中古マンション」が選ばれているのでしょうか?
ホームプロを通じて「中古マンション+リノベーション(以下、中古リノベ)」を行ったユーザーさんの「選んだ理由」から、その魅力やメリットを紐解いてみたいと思います。
【事例の詳細はコチラを参照】https://www.homepro.jp/jirei/K59278.html
中古リノベを選ぶ最も大きな理由のひとつが、これではないでしょうか。たとえば、築30年超の中古マンション購入にともない、リノベーションをしたコチラのケース。「自分好みの好きなものを詰め込んだ空間にしたい!」との施主の方の要望を受けて、広いLDK、収納スペースの拡張、対面キッチン、大きな浴室などのこだわりを予算内ですべて実現。総額830万円のフルリノベで叶えています。
LDKは天井を剥き出しにし、壁や床などの素材も吟味。コストをセーブしつつも、ヴィンテージ感のある理想のテイストに仕上がりました。
玄関の土間スペースを拡張することにより、収納力もアップ。
靴をディスプレイしたり、趣味の自転車メンテナンスやカスタマイズに思う存分勤しめるようになりました。
【事例の詳細はコチラを参照】https://www.homepro.jp/syuzai/interview02.html
新築マンションの場合、「自分が買いたい時」に「住みたいエリア」の物件が供給されているとは限りません。
運よくタイミングが合ったとしても、予算が合わなかったり、間取りや内装、設備が好みじゃなかったりすることも考えられます。
一方で中古住宅の場合、ある程度エリアと価格を限定しても新築よりは希望条件に近いマンションが見つかる可能性が高まります。 子どもが生まれるタイミングで賃貸からの住み替えを検討していたこちらのケースでも、自分の住みたいエリアで築浅の中古マンションに出合い、変えたい部分だけをリフォームすることで「低予算」「希望エリア」「希望の空間」の全てを叶えました。
リフォーム費用は394万円。築年数が浅いため住宅設備はそのまま使う一方、仕切りを外して広いLDKをつくったり、無垢の床と塗り壁の柔らかな空間に刷新することで、お気に入りのアンティーク家具が似合う住まいを実現しています。
【事例の詳細はコチラを参照】https://www.homepro.jp/jirei/K37359.html
好みのエリアの中古マンションを購入し、「セカンドハウス」として利用するケースも見られます。関東の一戸建てに暮らすコチラの夫婦の場合、冬の間のみ京都で過ごすためのセカンドハウスとして中古マンションを購入しました。
白を基調としたシンプルな本宅に対し、京都の住まいは思い切って「パリのアパルトマン風」というポップな空間に。
ピンク、パープル、オレンジなどカラフルな壁紙を大胆に組み合わせ、非日常的なリフォームに挑戦しています。
何はともあれ、まず始めるべきは物件探しです。 現在、2000年代初めに建てられた高層マンションの多くが「優良中古物件」として市場に供給されており、ある程度エリアを絞っても理想に近い物件が見つかる可能性は高まっています。
しかし、中古マンションなら何でもいいというわけではなく、そもそも構造がリノベーション向きでない、そのために希望する空間が叶わなかったなんてことでは本末転倒です。
そこで、ここではリノベーションを前提とした中古マンション選びのポイントを紹介します。
実際に探し始める前に、まずは最低限の予備知識として「リノベーションに向かないマンション」のポイントを押さえておきましょう。
マンションの構造は「壁式構造」「ラーメン構造」に分けられます。 リノベーション向きとされるのは「ラーメン構造」の方で、壁を取り払える箇所が多いため間取り変更を行いやすいという利点があります。
一方、「壁式構造」は文字通り“壁で支える”構造のため、強度は高いもののリノベーションの自由度という点では落ちます。
リノベーションでニーズが高い「いらない壁を取り除いて大空間を作る」といった変更を行いたい場合は「ラーメン構造」の方が適しているといえるでしょう。
また、キッチンやバス・トイレなど水回りの位置を移動させたい場合も、給水管などがそもそも移動できないことや、移動できても多大なコストがかかるケースがあります。
人気の対面式キッチンにしたい場合などは、こちらも要注意です。 構造については柱や梁の位置などからある程度推測することもできますが、確実ではないため必ず不動産会社に確認しましょう。
マンションには住民全員の約束事として遵守すべき「管理規約」が定められています。
その中にはリノベーションやリフォームにまつわるルールもあり、たとえば「フローリング不可」といった規則が定められているケースも珍しくありません。
自分がこだわりたい部分の工事が管理規約の禁止事項に該当しないか、事前にチェックしておく必要があるでしょう。
中古物件は築年数が古いほど価格も安くなりますが、反面、築古物件の場合は現行の耐震基準を満たすための補強工事にお金がかかることもあります。
一つの基準として、1981年以前の「旧耐震基準」で建てられている物件は耐震補強工事に費用がかかることが多いです。
いくら物件を安く手に入れても耐震補強工事に思いのほかお金がかかり、本来やりたかったリノベーション工事に回す予算が削られてしまうのは避けたいところでしょう。
なお、建物の「耐震等級」は全3段階で、数字が大きいほど耐震性能に優れていることを表します。こちらもチェックしておきましょう。
では、上記をふまえ、理想のリノベーションが叶うマンションを選ぶための具体的なポイントを見ていきましょう。
まずは「リノベーションでやりたいこと(自分が作りたい空間のイメージ)」を明確に固めましょう。
できれば間取りや設備の配置に至るまで具体的に書き出し、そのイメージに近い物件(構造などの制約を受けないことはもちろん、間取り変更は最小限で済むか、水回りの位置などを大きく動かさずに済むレイアウトになっているか、等)を選べば失敗のリスクを減らすことができます。
もともと空間のイメージに近いマンションであれば、比較的少ない工数で済むため、リノベーションのコストと工事期間を圧縮することにもつながるでしょう。
限られた予算の中で満足度を高めるには「譲れない部分」と「妥協できる部分」を上手に分けることが大事です。
たとえば、先ほど築古物件は耐震補強の費用が嵩む場合があると書きましたが、反面、古い物件ほど駅近や都心の好立地にあることも多く、「少々の古さを許容してエリアをとる」という選択肢も考えられるわけです。
「コストと立地」、「立地と築年数」など、相反するいくつもの条件を天秤にかけていくと「ここは譲れないけど、これくらいは妥協できる」というポイントがハッキリしてくるでしょう。
マンションの条件と理想の条件が明確にしたうえで探し始めるほうが、自分にとって「角度の高い情報」が集まり、時間的なロスも減らせるはずです。
中古リノベの場合、まずはマンションを買ってからリノベーション会社を検討するという流れをイメージされるかもしれません。
しかし、中古物件を買うこともリノベーションすることも決まっているなら「同時進行」で進めたほうがいいでしょう。
そのメリットは、何といってもプロのアドバイスを仰げること。リノベーションのプロの見地から物件について意見をもらえるのは心強いですし、内見する際に同行してもらえば物件の特性に合わせたリノベーションのプランやアイデアが聞けるかもしれません。
次に、より具体的に中古リノベのメリット、さらにデメリットについて考えていきます。新築と比較したときに何が良くて、何が今ひとつなのか、その一長一短をふまえたうえで選ぶといいでしょう。
やはり一番の魅力はコストメリットでしょう。特に近年は新築マンションの価格が上昇していて、ある程度の広さやエリアを求めるとなると価格的に手を出しづらい状況が続いています。 国土交通省「平成27年度住宅市場動向調査」による、マイホーム購入者の総額資金(全国平均)を新築、中古住宅それぞれで比較してみましょう。
ご覧のように、中古住宅のほうが新築よりも約1300万円~1700万円ほど総額資金が低くなっています。
特に都心部でその差が大きく、たとえば首都圏では新築注文住宅が5180円、中古住宅が2770万円で、じつに2400万円以上の差があります。
一方、リノベーション費用の相場はというと、こちらは「どこまでこだわるか?」によりけりです。目安として一般的なフルリフォームの工事費は60㎡で600万~900万円程度が相場。
1000万円以上の費用をかけるこだわりリフォームの場合でも、新築を購入するのに比べて8割程度のコストに収まる計算です。
なお、リノベーションの際には工事費の10~20%程度の「デザイン設計料」、同じく「諸費用」、さらには工事期間中の仮住まいとして契約する家の「家賃」なども見ておく必要があります。
たとえば、工事費600万円のリノベーションの場合、もろもろを含めた総額費用の概算は752万円~872万円程度になります(デザイン設計料:60万円~120万円、諸費用:60万円~120万円、仮住まい家賃:月8万円×4カ月=32万円)。
新築住宅購入 | 中古住宅購入+リノベーション | ||
注文住宅 | 分譲住宅 | 中古住宅 | リノベ費用 |
4176万円 | 3830万円 | 2454万円 | 600万円~900万円 |
3054万円~3354万円 |
※国土交通省「平成27年度住宅市場動向調査」マイホーム購入者の総額資金(全国平均)より抜粋
一般的に、一戸建てよりもマンションのほうがリノベーション費用は安くなります。
300万円以上のリフォーム実施者を対象にした「2015年 リフォーム実施者調査(リクルート住まいカンパニー)」によれば、リフォーム費用の総予算平均は641.5万円。
そのうち一戸建てとマンションを比較すると、 一戸建て:約659万円 マンション:約519万円 ご覧の通り、約140万円もの開きが見られます。
また、1000万円以上のコストをかけた人も一戸建てが18.8%と2割近くに上るのに対し、マンションは7.9%。倍以上の開きとなっています。 これらをふまえると、「中古マンション購入後、リノベーション」は、低コストで思い通りの空間をつくる最も有効な選択肢といえそうです。
また、価格以外にも中古リノベならではのメリットはあります。なかでも特に大きな利点として考えられるのが以下の5つです。
新築でも分譲戸建てやマンションの場合は「完成品」を購入するのが基本です。
最近のマンションの中には複数の選択肢から間取りやデザインを選べるものも出てきていますが、まだ数が少なく、オプション料金がかかってしまうこともあります。
一方、中古リノベなら新築の注文住宅に近い「オーダーメイド」な住まいが、注文住宅よりかなりの「低コスト」で実現できるわけです。 特に、建物をいったん構造部だけのスケルトン状態にしてから間取りを再構成するフルリノベーション(スケルトンリフォーム)の場合、施主の意向を細かく取り入れた空間を作ることが可能になります。
新築の場合、希望のエリアに理想の家が建設されるかどうかは運次第。運よくタイミングが合ったとしても、人気エリアの新築は応募者が殺到することが多く、抽選になることも珍しくありません。
一方で、中古マンションは全国的に供給数が増えているため、既存の人気エリアに手頃な物件が見つかるチャンスが広がっています。ある程度は立地重視で選んでも、新築に比べてコストと間取りなどの理想に近い物件が見つかる可能性は高いといえるでしょう。
たとえば両親から譲り受けた実家を残したい、地縁のあるエリアに住み続けたいといった場合にも、古い家をリノベーションして住まうという選択肢が浮上します。
老朽化した部分を補強したり、両親とともに暮らせるよう二世帯住宅化&バリアフリー化したりと、子どもの頃からの思い出が詰まった家で今後も長く暮らしたいなら「建て替え」ではなく「リノベーション」を選ぶといいでしょう。
新築のようにモデルルームではなく、実際の部屋を内見できるのも大きなメリットです。
実物を見るとリフォームのイメージも具体化しますし、耐震工事の有無や大規模修繕の履歴といった建物の管理状態をチェックできるのもポイント。
さらに、周辺環境や騒音、共用設備の状態などから住人のマナーなどもある程度推測できるため、購入後のトラブルのリスクを減らすことができるでしょう。
都心の一等地などはこの限りではありませんが、一般的に新築マンションの価格(資産価値)は購入直後からガクっと落ちるといわれています。
建物自体は新品同様でも、販売価格に上乗せされていた広告宣伝費などがごっそりカットされるため、「買った瞬間」から物件価格は7~8割程度に目減りしてしまうわけです。
一方、中古住宅はそうした広告宣伝費などの「下駄」をはかされておらず、購入当時の市況や純粋な物件の評価によって販売価格が決まるため、一気に価格が目減りすることは少ないといえます。
もし将来的な住み替えで家を売ったり人に貸すことを見越しているなら、特に資産価値の落ちにくい都心の駅近マンションなどを選ぶのも手かもしれません。
とはいえ、もちろん新築マンションが悪いわけではありません。最新の新築マンションは近年ニーズが高いライフスタイルに合わせ、万人に好まれる間取りや設備、デザインの快適性を考慮して作られていることが多いため、ある意味失敗の少ない選択肢といえるでしょう。
とはいえ、世の中の8割の人にとって快適な空間が、必ずしもあなたにとってベストとは限りません。
間取りやデザインはいいけど、キッチンが使いにくいなど、ほんの少しの不満が後々大きなストレスになってしまうことだってあるでしょう。
80点ではなく100点を目指したいなら、ある程度自由に空間を作れる中古リノベが望ましいといえます。
リノベーションに限ったことではありませんが、大きな買い物をする際にはトラブルも起こりがち。そこで、ここではリノベーション工事発注時に起こりがちなトラブルについて紹介します。
また、仮にそれらのトラブルに巻き込まれてしまった場合はどこに相談すべきか、信頼できる業者はどうやって選べばいいのかについてもまとめました。
リノベーション絡みのトラブルで特に大きいのは「金額」と「品質」にまつわるものです。
費用面で起こりがちなトラブルとして、見積りと実際の工事料金が違う、不明瞭な追加費用が発生しているといった「見積りトラブル」です。
会社によっては相見積もりの段階で、「床工事 一式 500,000円」といった、詳細を明記しないあやふやな提示をしてきたり、他社と明らかに価格が異なる不適正な見積りを出してきたりするケースもあります。
他社に比べて高すぎる場合、あらかじめ値引きを見越して見積価格に「下駄」を履かせている可能性があり、逆に安すぎる場合は見積りに記載されていない「追加工事」が発生するリスクも考えられます。
いずれにせよ、最初から適正ではない価格を提示してくる業者は誠実とはいえないでしょう。
施主からするとあり得ないことですが、リノベーション工事では稀に「当初に確認したはずのプラン通りの工事がなされていない」「伝えたはずの要望が反映されていない」「そもそも施工が甘く、手抜きの箇所が見られる」といったことは起こり得ます。
まずはそもそも信頼できる施工会社を選ぶことが重要ですが、工事期間中も業者に丸投げにはせず、現場に足を運んで気づいた点をその場で指摘するなど、経過を注視することが大事です。
これはリノベーションのトラブルというより、物件購入時の失敗談ですが、そもそもリノベーションしづらい工法・構造の物件を購入したため、希望通りの空間づくりが叶わなかったというケースは意外とあるようです。
特に、人気の「対面式キッチン」をつくりたい場合は注意が必要。対面式キッチンは広いスペースを擁するため、LDK全体の面積のバランスを考えてプランニングしないと、完成後の間取りが想像以上に狭くなってしまうことも多々あります。
家具を配置したときにどうなのか、実際に使うときの導線は考えられているのかなど、具体的に住むことを考えたうえでシミュレーションしておきたいところです。
では、そうした不審な業者を避け、信頼できる業者を選ぶにはどうすればいいのでしょうか?
見積もりや打ち合わせの段階で、ある程度「業者の質」を見極めるポイントを紹介します。
<信頼できない業者のポイント>
<信頼できる業者のポイント>
それでも、もしトラブルに巻き込まれてしまったときは、必ず専門の窓口に相談しましょう。
リフォーム絡みの相談機関は以下のほか、全国の自治体にも担当窓口があります。少しでもおかしいなと思ったら、速やかに連絡してください。
さて、ここまで見てきて「中古リノベ」を具体的に検討したくなった人のため、中古マンション購入からリノベーション工事発注までの流れとスケジュールを紹介します。
平日に仕事をしていて休日しか家探しができない人でも無理なく行えるスケジュールを想定していますので、これを参考に自分なりの段取りを組んでみてください。
中古住宅をスケルトンからフルリノベーションする場合、工事期間は長くて4か月以上におよぶこともあります。
結婚や出産後など、「新生活」に合わせて入居するためには、そこから逆算したスケジューリングがマスト。
そこで、ここでは中古住宅を購入してリノベーションを行う場合の一連の流れを、入居から逆算した「目安の時期」とともに紹介します。
【目安:入居の5~6カ月前】
最もポピュラーな手段としては、SUUMOなどの住宅情報サイトで条件に合う物件を検索し、気になる物件があれば内覧を申し込むというやり方。
これは、賃貸物件を探すときの流れと変わりません。エリアや価格帯の絞り込みはもちろんですが、「インスペクション(建物検査)済みであるか」、「制震・免震・耐震に対応しているか」など、中古物件ならではの気になる項目を細かく設定して検索できるサイトもありますので、条件に合わない物件はこの段階でふるいにかけることができます。
【目安:入居の5~6カ月前】
前述の通り、リノベーション会社の選定は物件探しと並行して行いましょう。
リノベーション向きの物件についてアドバイスをもらえるだけでなく、ローンのことを考えても並行してやるメリットはあります(※その理由は「手順3」に後述します)。
なお、リノベーション会社を選ぶ際はネットの口コミや専門誌のほか、リフォーム会社が開催している相談会やイベントなどに足を運んでみるのもオススメです。いずれにせよ、まずはリフォーム会社に会いに行き、直接話を聞いてみるといいでしょう。
【目安:入居の4~5カ月前】
物件が見つかったら、申し込みと同時にローンの事前審査が始まります。 ちなみに、住宅購入資金は「住宅ローン」、リフォーム資金は「リフォームローン」とそれぞれ別のローンが用意されています。
<住宅ローン> 借りられる金額が多く、返済期間も25~35年と長期に設定できます。
<リフォームローン> 借りられる金額が少なく、返済期間も最長10~15年程度と住宅ローンの半分以下。返済期間が短いぶん、金利も高めに設定されています 。
「中古住宅購入+リノベ」でネックなのが、この2種類のローンを別々に組まなくてはならない点です。
住宅ローンとリフォームローンを同時に借りると、ローンが二重になってしまううえ、高金利なリフォームローンにより月々の負担が重くなってしまうのです。
そこで、最近では住宅購入資金とリフォーム資金を一本化した「リフォームパック」のような住宅ローンも登場してきています。
これならリノベーション費用も含めて低金利の住宅ローンで賄うことができるわけです。ただし、それには注意点もあります。
<住宅購入資金とリノベ費用を住宅ローンで一本化する際の注意点>
・一本化するためにはローン事前審査の際に「リフォームの見積書」が、申し込みの際に「工事請負契約書」が必要になることがあります。そのため、この時点でリノベ工事を依頼するリフォーム会社を決めておく必要があるわけです。
かなりタイトなスケジュールにはなってしまいますが、住宅を探すのと並行して施工会社の選定も進めておく必要があるでしょう。
・従来の住宅ローンに比べ、「中古住宅+リノベ」一体型のローンはまだまだ十分に整備されているとはいえません。取り扱う金融機関自体が少ないですし、あってもあまり積極的に情報発信をしていません。審査に通過しても物件価格の2割程度の工事費用しか融資資金が出ないなど、厳しい結果になることも予想されます。
そのため、工事費用はある程度自己資金で賄えるよう準備しておくことも重要です。なお、実績のあるリノベーション会社に間に入ってもらったほうが金融機関との交渉がしやすい場合もあります。
【目安:入居の4~5カ月前】
住宅ローンの事前審査が通ったら「売買契約」へと進みます。なお、購入申し込みの時点ではあくまで「仮押さえ」という扱いになるため、正式に売買契約を結ぶまではキャンセルが効くことも覚えておきましょう。
一生の買い物ですから、納得できないポイントがあるのに「押さえてもらっていたのに悪いから…」といった理由で買ってしまうのは避けたいところです。
物件の購入申し込みから売買契約を結ぶまでの「仮押さえ」の期間はおよそ1週間程度ですので、この間に物件や周辺環境について気になることがあれば、不動産会社にどんどん質問しましょう。
いよいよ購入の意思を固めたら、次は契約内容の確認です。契約書類の内容は難しい部分も多く、当日の説明だけでは理解できない点もあります。
そのため、可能であれば事前に重要事項説明書を取り寄せ、分からないところは司法書士や弁護士などの専門家に聞くなどして、自分に不利な内容になっていないかチェックしておくことが重要です。
【目安:入居の3カ月前】
大規模なリノベ工事の場合、住みながら進めることは難しく、工事期間中は別の場所に仮住まいを用意する必要があります。 その際は敷金や礼金が必要ないことが多く、短期間で入退去ができるマンスリーマンションなどを仮住まいに選ぶのが一般的ですが、実家が近くにある場合はしばし親元に頼るのが望ましいでしょう。
引っ越し後は家具を揃えたりと何かと物入りになりますので、たとえわずかでも節約しておくことをおすすめします。
【目安:入居の1~2カ月前】
工事がスタートしたら週に1度は現場を見に行くようにしましょう。
中古住宅の場合、壁を剥がしてみるまで劣化具合が読めないところもあり、予期せぬトラブルが発覚するケースも考えられます。
現場を逐一チェックしていれば、その場でリフォーム会社や職人さんに質問しながら、納得のいく対処方法を決めることができるはずです。
追加工事が発生しそうな場合でも、現場の状況を分かっているほうが適切かつ冷静な判断ができることでしょう。
【目安:入居の1~2カ月前】
引っ越しは、早めの予約であれば業者へ支払う費用が安くなる可能性もあります。また現在、賃貸物件に住んでいる場合は、「退居通知は退去の●カ月前まで」というルールが物件ごとに定められています。
たいていは1~2カ月前の予告ですが、稀に3カ月前というケースもあり、これに遅れると余計な家賃を支払うことになりかねません。 まずは現住居の契約書類もしっかりチェックしてみましょう。
引っ越しの手続き以外にも、子どもの転校手続きやインターネットの契約手続きなど、意外とやることは多いもの。ToDoリストを作るなどして、抜かりなく準備しておきたいところです。
これまで「新築志向」が強かった日本の住宅市場ですが、中古リノベのような多様な価値観・選択肢が広がっていることはマイホーム検討者にとって歓迎すべきことです。
特に近年は国が中古住宅流通・リフォーム市場の活性化を後押しするべく、様々な施策を打ち出す動きが見られ、エコリフォームの場合は助成金や税制優遇などを受けられるケースも増えてきました。
マイホーム選びの際は、今まさに盛り上がりをみせている「中古リノベ」という選択肢を候補に加えてみてもいいかもしれません。
信頼できて予算に合って評判がいい…、そんなリフォーム会社を自分で探すのは大変です。
ホームプロでは加盟会社を中立の立場でご紹介しています。
2001年のサービス開始以来、多くのお客さまにご利用いただいています。
利用者数
※2023年4月~2024年3月
昨年度のご成約
ホームプロでは、これからリフォームされる方に“失敗しないリフォーム会社選び”をしていただけるように、「成功リフォーム 7つの法則」をまとめました。ホームプロ独自のノウハウ集として、多くの会員の皆さまにご活用いただいております。
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