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では具体的に、室内をどのように改修するとカフェ風になるのでしょうか?また、費用はいくらくらいかかるのでしょうか?
今回は、「カフェ風リノベーション」のポイントと費用についてご紹介します。
まず「カフェ風リノベーション」の基本からお伝えします
カフェ風リノベーションとは文字通り、キッチンやリビングといった自宅の一部をアンティーク風の素材などを使ってカフェのように改修することです。具体的には次のようにテーマを決めると、心地よい癒しの空間をつくり上げることができます。
1)シンプルな素材を使ってナチュラルテイストに仕上げる
2)アンティーク風の素材を使ったり、コンクリート打ちっぱなしにするなどして部屋全体に統一感を持たせる
3)照明を工夫したり、壁をレンガにするなどしてレトロな雰囲気にする
上記のポイントを踏まえつつ、以下から自分に合ったテイストを加えると個性が光る魅力的な部屋に変わります。
スタンダードなカフェ風スタイルで、素材に天然木を使います。色合いは落ち着いたベージュやグリーン、茶色がベース。観葉植物や花などとも相性が良く、自然を意識した空間です。
時代を超えて愛されるアンティーク風のテイストは根強い支持があります。また、アンティークな素材を使わずに、新しいものをヴィンテージ風に見せるダメージ加工も一部で人気です。
天然木を豊富に使ったナチュラルテイストに加えて、壁・床・天井に白やベージュ、明るめのグリーンといったベースカラーを使用します。ポイントでブルーやグレーといったサブカラーのインテリアを配置すると北欧のような空間に仕上がります。
和風テイストの空間はくつろぎやすく、若い世代からも注目されています。裸電球や障子など昔ながらのアイテムを上手にアレンジすると、日本らしさとお洒落を同時に楽しめます。
都会的な雰囲気を醸し出すシンプルでスタイリッシュな空間です。壁や家具などにポイントで赤や濃いめのブルーなど、ヴィヴィッドな配色を入れるとセンス良くまとまります。
カフェに行くと、小さめの黒板にチョークを使って手書きされたメニューリストを見かけることはありませんか?各テイストに合わせて黒板や観葉植物、ガラスの花瓶といったインテリアや小物をプラスすると、より一層カフェらしさを演出できます。
カフェ風空間の完成度を上げるには、キッチンやリビングなど、それぞれの部屋に合わせてリノベーションすることが大切です。
リビングは長時間過ごしたり人を招いたりする性質上、天井・壁・床・家具などを落ち着いた配色に揃えるのがポイントです。おすすめはダークブラウンやホワイト。また、無垢材などの天然素材を使うと高級感が漂います。
メインの照明はカフェらしさを演出する重要なアイテムです。お部屋の顔ともいえる存在ですので、慎重に選びましょう。オレンジ系にしたり、間接照明を適度に配置すると癒しのムードが高まります。
お洒落なカウンターやオープンキッチンなど、カフェにあるキッチンスタイルを真似てリノベーションすると、カフェ風テイストの印象が強くなります。
その上でカフェ風のソファやテーブルを配置すれば、よりカフェらしさを演出できます。
また、部屋やインテリアだけでなく、収納方法にもこだわりましょう。お皿や食器などをオープンの棚に等間隔に配置するとお洒落感が増します。不揃いのカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーンなど)はきっちり収納し、見せない部分とのメリハリをつける工夫も重要です。
最近のお洒落なカフェはトイレも洗練されています。ムーディーな照明にこだわったり、タンクレスのトイレに交換するなど狭い空間をスッキリさせるだけで、スタイリッシュな雰囲気に変わります。
小物はステンレス、白い陶器などシンプルなものを選ぶとモダンなイメージになるでしょう。
心休まる空間を演出するカフェ風リノベーション。お値段も相当かかるのでは?と思われがちですが、センス良くまとめれば手の届くお値段で自宅が理想の空間へと生まれ変わります。
以下はあくまでも一例です。リノベーションの範囲やこだわり、もともとの住宅の状態によって金額は変わります。
戸建住宅の中心価格帯は100万~150万円です。
面積が多いため費用はかかりますが、その分ガラリと印象を変えてお気に入りの空間をつくることができます。
<例>
費用:150万円
工期:1カ月(他の箇所の改修も含めた全体の工期)
築年数:11~15年
ヨーロッパのカフェをイメージしたリビングのリノベーション事例です。間仕切りを取り払ってリビングを広げ、大きなソファを置くことができるようになりました。
戸建住宅の中心価格帯は100万~150万円です。
お洒落なカフェ風キッチンになれば、外食の機会も減って、かえって節約になるかもしれません。
<例>
費用:140万円
工期:2カ月(他の箇所の改修も含めた全体の工期)
築年数:30年以上
老朽化していたキッチンのリノベーション事例です。外国製のキッチンを取り付け、床はタイル貼り、壁は漆喰とモザイクタイル貼りにすることでカフェ風の明るいキッチンになりました。
戸建住宅の中心価格帯は50万円未満です。
自分が落ち着くだけでなく、トイレがカフェ風に整えてあると来客の方に好印象を与えます。空間が狭いこともあって、少ない費用で自慢のカフェテイストが完成します。
<例>
費用:30万円
工期:2カ月(他の箇所の改修も含めた全体の工期)
築年数:26~30年
階段下の狭いトイレを、和室の押し入れを改造して移設した事例です。以前よりスペースを広げただけでなく、手洗器と棚をお洒落なカフェ風なものに変えて設置しました。
新築の建売住宅やマンションでは、選択肢が最初から決められていますが、中古住宅を購入してリノベーションすれば、自分が一番落ち着く空間へと思い通りに改修することが可能です。日頃からカフェでPCを開いて仕事をしたり、読書をするのが好きという方は、思い切って自宅の一部をカフェ風にリノベーションしてみませんか?心が落ち着いたり、癒されるだけでなく、友達を招いてホームパーティーを開けば、交友関係も広がるでしょう。
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