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リノベーション打ち合わせ前にすべきことは?打ち合わせのポイントも解説

  • 最終更新日:2019-03-26

リノベーション打ち合わせ前にすべきことは?打ち合わせのポイントも解説

リノベーション工事の際には、リノベーションのプランを考える設計者との打ち合わせが必須となります。自分たちの理想とする家にリノベーションしてもらうには、打ち合わせでどのように伝えればいいのでしょうか。今回は、打ち合わせ前にやっておきたいことや、打ち合わせの際のポイントを解説します。

打ち合わせの前にやっておきたいことやポイント

リノベーションの打ち合わせが初めてだと、事前にどんなことをしておけばいいのかよくわからないですよね。打ち合わせをスムーズに進めるためにやっておきたいことやポイントをお伝えします。

リノベーションの目的をはっきりさせる

まず大切なのは、何のためにリノベーションをするのか、目的をはっきりさせること。たとえば賃貸として出す物件であれば「空室率の改善」、自分たちで住む家であれば「最新設備に入れ替えて暮らしやすくする」などです。目的を定めれば、それに向けて何を変えるべきかが見えてくるはずです。

リノベーションに関する情報収集をする

目的がはっきりしたら、リノベーションに関する情報収集をしましょう。現在はインターネット、本や雑誌、資料請求など、さまざまな方法で情報収集が可能です。時間があればショールームに行って、イメージをふくらませるのもいいでしょう。

情報収集をしていれば、自然とある程度のことが頭に入ってきます。すると打ち合わせの際にも業者の話しがより理解できるようになりますし、「〇〇することはできますか?」などこちらからも積極的に提案できるようになります。

完成イメージをストックしておく

インターネット上で「リノベーション 事例」と検索すると、実際のリノベーション・リフォーム事例がたくさん見られます。その中で「仕上がりはこんなイメージがいい!」というものがあれば、ストックしておきましょう。

要望やアイディアをまとめておく

「このテイストでまとめたい」、「ここはこんなふうにしたい」など、要望をまとめましょう。自分以外の家族の要望もしっかり聞いてまとめておきましょうね。

また、情報収集で「これいい!」と思ったアイディアがあれば、それもストック。自分たちのリノベーションでもどこかに活かせるかもしれません。

まずは予算を考えずに要望をピックアップする

最初は予算を考えないで、どんどん要望をピックアップしていきましょう。もちろん最終的には予算と折り合いをつける必要があります。しかし最初に予算を決めてしまうと、予算ありきのリノベーションになり、プランのコンセプトがまったくわからないものができあがってしまいます。

やりたいことの優先順位を決めて調整する

リノベーションにおける要望をピックアップしたら、その中で優先順位をつけて調整していくようにしましょう。業者によっては、できるだけ多くの要望を叶えられるようにプロの視点からアドバイスしてくれます。

リノベーションの打ち合わせの流れ

リノベーションの目的や要望がまとまったら、いざ打ち合わせ!リノベーションの打ち合わせがどのように進んでいくのか、一通り把握しておきましょう。

現状の図面をもとに、基本的な情報を伝える

初めての打ち合わせでは、設計者も依頼者のことを把握できていません。そのため、まずは現状の家の図面をもとに、家族構成や生活状況など基本的な情報を伝えることから始まります。

リノベーションの要望を伝える

基本的なことを伝え終えたら、次はリノベーションの具体的な要望を伝えていきます。

その際、たとえば「玄関に土間を設置したい」という要望であれば、その理由もきちんと伝えましょう。土間を設置するにしても、その理由が「生活動線をよくしたい」なのか、「趣味の自転車を置ける・メンテナンスができるスペースが欲しい」なのかで設計者が考えることは異なります。

リノベーションのプラン作成において重要な情報となるので、要望には必ずその理由も加えて伝えましょう。

設計者と話しながら要望を具体的にしていく

打ち合わせに際して、ある程度自分たちの要望をまとめていくことは大切です。でも、打ち合わせまでにリノベーションのプランまでしっかり考えておく必要はありません。なぜなら、設計者が依頼者の要望を引き出しつつプランを考えてくれるからです。

実際に、要望に対するプランニングまで考えられている方は少ないとのこと。設計者との話し合いの中で明確になってくることもたくさんあるので、心配は不要です。

打ち合わせ中に設計者があなたの要望と違うプランを提案してくることがあるかもしれませんが、そんなときには遠慮せずに伝えること。いくつかプランを出してもらって合わないようであれば、業者を変えることも検討しましょう。

図面を確認しながら予算に合わせていく

リノベーションプランを進めていくと、必ず図面を確認する必要が出てきます。設計に関係する仕事に就いている方以外は、図面になじみがなくイメージしにくいかもしれません。図面に記されている寸法を把握しながら、少しずつ慣れていきましょう。

一般的に、最初は依頼者の要望を実現化したプランが作られます。予算オーバーであることがほとんどであるため、優先順位の低い工事は行わない、使用する素材や設備のグレードを下げるといった方法で費用を調整していきます。

リノベーションの打ち合わせのポイント

ここまでで打ち合わせの流れを一通り確認できたかと思います。自分たちの理想とする家をリノベーションで実現するには、打ち合わせの時間を大切にし、設計者ととことん話し合うのがベスト。打ち合わせのポイントもお伝えします。

できるだけ普段の「自分たち」を知ってもらう

最初は知り合って間もない人にプライベートをオープンに話すのは抵抗があるかもしれません。ただ自分たちのプライベート(暮らし方や価値観含む)をできるだけオープンにし、設計者に要望をどれだけ伝えられるかがリノベーション成功の秘訣ともいえます。

相性が合う設計者を探す

大規模になればなるほど長いお付き合いになるリノベーション。設計者はもちろん、リノベーション業者との相性も重要です。

相性が合う・合わないは見極めが難しいかもしれませんが、たとえば自分たちの要望に沿ったリノベーションプランを提案してくれる、打ち合わせによってプランがはっきりしてくるといったことは「相性が合う」ことの基準と考えられます。話しやすく、小さなことでも相談できるような設計者・リノベーション業者を見つけられるといいですね。

打ち合わせの内容はできるだけメモで残しておく

リノベーションの打ち合わせ内容は、できるだけメモにまとめておいてあとで見返せるようにしましょう。打ち合わせのときは理解できていても、あとで「あれ?」と思うことが出てくることも。特に決定事項は忘れないようにメモに残しておくことが大切です。

設計事務所によっては担当者が打ち合わせの内容をまとめてくれるところもあります。

不明点や疑問点は質問して解決していく

打ち合わせ中に「これってどうなるの?」など、不明な点や疑問点が出てきたら、遠慮せずに質問するようにしましょう。不明点・疑問点を残すと、リノベーション後に不満が残ってしまう可能性もあります。

また、打ち合わせ中にとったメモをあとで見返すと、わからない点も出てくるでしょう。こうした疑問は早めに解決するようにしてくださいね。

しばらく時間を置いて考えを整理してみることも大切

リノベーションは一生で何回も経験することではないですし、特に慣れないうちはプランが要望に沿っているか判断しにくい場合もあるでしょう。そんなときはしばらく時間を置いてから見返してみてください。

自分自身の考えを再度まとめてから打ち合わせ内容を見返して、要望に合ったプランになっているか再検討するのも一つの方法です。

各部屋ごとのリフォーム検討ポイント

どんなところを部分的にリフォームしていけばいいのかイマイチわからない方もいるかと思います。各部屋におけるリフォーム検討のポイントをまとめました。

キッチン

  • ・動線やレイアウト:料理から配膳までの動線がいいかどうか など
  • ・造作/システム:工期や費用を重視するか、デザインを重視するか など
  • ・熱源:ガスかIHか
  • ・加熱器具:コンロの口数 など
  • ・設備:食器洗浄機の有無 など
  • ・収納:食器や調理器具の収納場所 など

浴室

  • ・造作/ユニット:在来工法かユニットバスか
  • ・浴槽:長さ、幅、深さ など
  • ・壁や床:どの材質を使うか
  • ・設備:ミストサウナや暖房などの有無
  • ・ドア:開き戸や引き戸、折り戸 など

洗面所

  • ・内装:どの材質を使うか
  • ・台数:(家族構成によって)増やす必要があるかどうか
  • ・収納:化粧品など細かいものを収納できるか など

トイレ

  • ・タンク:タンクの有無(なければ手洗い器が必要)
  • ・機能:脱臭や除菌、暖房 など
  • ・床:素材(拭き掃除しやすいか)
  • ・収納:大きさ(予備のトイレットペーパーなどが入れられるか)

リビング

  • ・床:素材(カーペット、フローリングなど)
  • ・壁や天井:壁紙の色 など
  • ・採光や照明:明るさ、色 など
  • ・収納:壁収納の有無 など
  • ・床暖房:温水式か電気式か など

玄関

  • ・ドア:防犯性や断熱性 など
  • ・換気や窓:換気できる仕組みの有無
  • ・収納:履かない靴をどこに収納するか
  • ・床:素材(濡れても問題ないもの)

外壁・屋根

  • ・工法:塗装や重ね張り(葺き) など
  • ・素材:モルタルかサイディングか
  • ・断熱材:増やすかどうか

耐震性能

  • ・基礎:鉄筋が入っているか、ひび割れがないか など
  • ・主要構造:腐食やシロアリ被害の有無 など

まとめ

リノベーションの打ち合わせ前からリノベーションの工事終了・引き渡しまでは、予想以上に長くかかることもあります。長い付き合いになりますし、せっかくお金をかけてリノベーションするのですから、納得いく形で締めくくりたいですよね。

そのためにも、リノベーション業者選びはとても重要です。自分たちの理想を実現してくれる、相性がいいと思える業者を見つけましょう。

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