内から外へ季節を感じる家

リフォーム会社のご提案

高齢者がいるので配置は大きく変えず、階段間口を広げ腰の曲がったお婆様の高さに２段手摺りを設置。雨水がたまり崩れかけていた塀を改修し、新たに黒い控え壁を設置することで土圧を軽減しました。老朽化が目立つＲＣの擁壁は凸凹していた１直線に水平ラインをつなげ、汚れを落とし洗出しの化粧を施しました。 敷地内の水はけ改善としては今までなかった水抜き穴をあけ、表面排水枡を新規にとり、根が張り大きくなりブロック塀を圧迫していた樹木を整理し、特に雨水が抜けにくい勝手口付近の土部分は洗出しの土間を打ち直し改善しました。今回は、モダンでセンスのいいお婆様との会話の時間をたっぷりとりました。遠くの竹林、大きくなった街路樹の景色の取り込み、大事にされてきた思い出たっぷりの庭木の数々･･･あまり出歩けなくなったお婆様の為、家にいても外が感じられるデザインを心がけ、季節が映える場所にスクリーンブロックの位置を割り出し、内と外につながりと奥行きをもたせました。又、ご高齢なので外部階段等配置はあえて大きく動かさない計画をとりました。これからも季節のうつろいを愛で、穏やかな心持で長生きして頂きたいです。