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カーポートのリフォーム工事
- 最終更新日：2015-06-10
クルマを出し入れしやすいカーポート
カーポートとは、住まいの敷地内に設ける簡易車庫のことです。通常は15平方メートルまでの小規模のもので、上屋根と柱で構成されています。カーポート設置に最適な場所は、クルマから出入りの際に雨に濡れないところで、道路の交差点や曲り角に面する位置は避け、道路境界から1メートル以上後退したほうがよいとされています。
カーポートの魅力は何よりも開放感があることです。壁がないので見通しが効き、車庫入れがしやすいのもメリットです。また、ガレージなどと比べ簡単に設置できます。
プランニングの際は、まず駐車する車のサイズと台数を確認しましょう。将来のクルマが増える予定なども考えておくと、なおよいでしょう。忘れてはいけないのが高さの確認です。ワンボックスカーやRVのように車高が高いクルマは、屋根の高い商品を選びましょう。また、地域によっては風雪地域向けの商品もあります。サイズは1台用から3、4台用まで。縦列2台駐車用、並列2台駐車用など、さまざまなタイプがありますので、スペースや用途に応じて選んでください。
カーポートの種類
カーポートには、屋根の素材と支持の方法によって、さまざまな種類があります。屋根の素材は、主に次の3種類あります。
「アクリル樹脂」は、強度があり比較的安価です。耐候性や加工性に優れているので幅広く使用されています。
「ポリカーボネート」は、プラスチックの中では最も衝撃に強い素材です。紫外線をほぼ100％カットするので車の塗装が長持ちします。熱線遮断タイプは真夏の車内の温度上昇を抑えます。
「スチール折板」は、頑丈で、強風が吹く地域でも構造的に安心感です。
また、骨組に鉄骨造オイルペイントを、屋根にカラー鉄板のような不燃材を用いたタイプは、耐火性、耐久性が向上しています。
また、屋根の支持方法の違いによって、片流れタイプと両側支持タイプがあります。
「片流れタイプ」は、左右どちらか片側に2本または3本の柱を設け屋根を支えるタイプです。柱が片側なので狭い敷地でも出し入れがしやすいのが特徴です。車一台のカーポートの場合は、片流れタイプが主流ですが、2台駐車の場合は、片流れを向かい合わせに組み合わせたM合掌、Y合掌などもあります。
「両側支持タイプ」は、両側に設けた柱によって屋根を支えるタイプです。両サイドにパネルを取り付けることで、雨の吹き込みを抑えることもできます。
太陽光発電パネルを設置できる商品も
最近では、パーツを自由に組み合わせるタイプや、将来的に屋根を増やすことができる商品、プランターを掛けられるタイプなどもあります。さらには、最近話題の太陽光発電システムのパネルを屋根に設置した商品も発売されています。
カーポートの設置の際は、建築確認申請が必要で、未申請のまま設置すると違反建築になることもあります。リフォーム会社によく相談しておきましょう。
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