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浴室に窓があるメリットは?窓の種類とリフォーム費用相場

  • 最終更新日:2020-06-20

浴室に窓があるメリットは?窓の種類とリフォーム費用相場

トイレや洗面台など、水回りのリフォームは、一戸建ての住宅を購入した方であれば一度は検討するところではないでしょうか。リフォームをしようと検討したとき、気になるのはその費用の相場や注意点など。特に浴室などの水回りをリフォームしようという方も多いと思いますが、浴室に窓は付けるべきなのか、窓の種類はどのようなものがいいのか、気になることも多いはずです。そこで今回は、浴室をリフォームしたときの費用相場や、窓があるメリット・デメリット、窓の種類などをご紹介していきます。浴室のリフォームを検討されている方は、是非参考にしてください。

浴室にある窓の役割

浴室に窓があることで、日光を取り入れることができます。日光を取り入れられることで、浴室はあたたかくなり、お風呂の中で寒い思いをすることも少なくなるでしょう。また、日中お風呂に入りたいという方は、窓を開けて入ることで、日光を取り入れることができ、露天風呂のような感覚でお風呂を楽しむこともできます。お風呂に長く入りたいという方にとっては、窓が開けられることで、開放的な空間でお風呂を長時間楽しむことができるでしょう。

さらに、風通しにより清潔に保つ役割もあります。浴室は風通しが悪く、空気が溜まりやすい場所となっているため、窓がなければ換気しづらくカビが発生する原因を作りやすくなります。カビを発生させないためにも、浴室に窓があることは重要といえるでしょう。また、窓があることで、空気の入れ替えをスムーズに行うことができるため、お風呂の中を清潔な空間として保つことができます。

まだ浴室に窓が無い方には、窓をつけることをおすすめします。

浴室窓のメリット・デメリット

次に、浴室に窓があることでどようなメリット・デメリットがあるのかを確認していきましょう。

メリット

まずは、メリットですが、メリットには以下のようなことが挙げられます。

電気代をかけずに換気ができる

換気をするためには、電気を利用して換気扇を回す必要がありますが、浴室に窓があることで、窓を開けるだけで空気の入れ替えができたり、換気ができたりするため、電気代がかかりません。

お風呂は毎日入るものですから、換気扇を利用せずに換気できることで、日々の電気代を節約することができます。

開放感とリラックスにつながる

窓が開けられることで解放感を生むことができます。お風呂の中では密閉された空間となるため、一日の疲れを癒そうと思ったとき、窓が開けられれば開放的な空間を作ることができ、リラックスしてお風呂を楽しめます。

デメリット

次に、デメリットを見ていきましょう。

防犯やプライバシー対策が必要になる

窓があることで、そこから侵入されるリスクが生じます。防犯やプライバシー対策が必要になることはデメリットの一つです。

カビが生えやすく掃除が大変

窓があることで、結露になり、そこからカビが生えるきっかけになることも挙げられます。浴室自体はカビが減っても、窓の結露からカビの原因になることがあるので注意が必要です。

浴室の防寒対策が必要になる

窓があることで、寒冷地域などはそこから冷たい空気が入ってきたり、外気で寒くなったりします。防寒対策が必要になるのもデメリットです。

浴室窓のリフォームの注意点

次に、窓のリフォームによる注意点を見ていきましょう。

浴室に設置する窓の大きさ

浴室をリフォームし、窓を設置するときの注意する点の一つに、「大きさ」があります。窓を大きくすると外から浴室内が見えやすくなり、プライバシー対策が必要になります。大きい窓を作る場合にはそのあたりを意識することが大切です。

窓の防犯対策

窓の防犯対策は以下の様なものが挙げられます。

  • ・格子
  • ・目隠しルーバー

窓の防犯対策には、格子や目隠しルーバーといったもの利用するとよいでしょう。特に目隠しルーバーは、防犯上のものとしてだけではなく、目隠し対策にも適しているためおすすめです。

浴室の寒さ対策

次に、浴室の寒さ対策も必要となります。

・気密性の高い窓
寒さ対策には、気密性の高い窓を利用することがおすすめです。気密性の高い窓を利用することで、外気も入りにくくなるでしょう。

・断熱効果の高いガラス
断熱効果の高いガラスを利用することで、外気の寒さから守り、お風呂の中を暖かく保つことができます。窓を開ければ外気が入ってきますが、閉めておけば断熱効果が期待できます。

・内窓を設置
浴室の窓に内窓を設置することで、寒さ対策が可能です。防犯対策にもなります。

浴室の窓の種類と選び方

浴室の窓、とひとくちにいっても、さまざまな種類があります。ここからは、浴室の窓の種類や選び方について見ていきましょう。

引き違い窓

引き違い窓とは、2枚の窓をそれぞれ2つのレールの上をスライドさせて開閉するタイプの窓で、一般的に使用されることが多い窓です。

特徴としては、気密性が低いことが挙げられ、寒冷地などは冬場は外気が入って寒い思いをするかもしれません。

縦すべり窓

縦すべり窓とは、家のドアのような開き方をする窓のタイプです。特徴として、風通しがよく気密性が高いという部分があります。

横すべり窓

横滑り窓は、外側に向けて開く窓です。

特徴としては、以下の3つの点が挙げられます。

  • ・窓の角度を調整できるため全開にしなくても換気が可能
  • ・上に開くため雨の日でも開けることが可能
  • ・気密性が高い

浴室の窓として使いやすい種類です。

内倒し窓

内側に開く窓のタイプで、上部が開きます。ある程度の幅しか開かなくなっており、防犯性に優れている窓となります。

上げ下げ窓

その名の通り、上に上げたり下に下げたりできる窓です。2枚に分かれて上下に開閉するのが特徴で、気密性と防犯性が高い窓です。

出窓

出窓とは、建物から突き出した状態の窓で、使用面積を広くしたい場合にうってつけです。

フィックス窓

フィックス窓は、窓といっても、解放できない窓です。採光には適していますが開閉できないため、浴室には不向きとなっています。

浴室窓の寒さ対策リフォームの方法

次に、浴室窓での寒さ対策として、どのようなリフォームがあるのか、リフォーム方法について見ていきましょう。

樹脂サッシへの交換

樹脂サッシとは、樹脂でできたサッシのことで、断熱や気密性に優れているのが特徴です。熱を伝えにくい性質があるため浴室内に冷気が入り込みにくくなり、浴室内の寒さ対策としておすすめです。

浴室のサッシにアルミサッシが使われている場合もあり、アルミサッシでは寒いという方や、寒冷地に住んでいる方は、樹脂サッシに変えることで寒さ対策をすることができます。

窓のサイズを小さくする

窓が大きいことで、採光はできますが、外気に触れている部分が多くなるため、浴室内を寒くしてしまうことがあります。寒さ対策には、窓を小さくするのもひとつの方法。浴室の窓をリフォームする場合には、見た目だけではなく機能性も考えて設置することで、浴室内を寒くしてしまうことを避けられます。

大きな窓に憧れる方も少なくないと思いますが、浴室での暖気を保つのであれば、窓は小さいほうが良いです。

一般的な浴室窓のサイズ

次に、一般的な浴室窓のサイズについて見ていきましょう。

浴室窓の間口・間取り

浴室窓の間口(幅)や間取りは一般的に以下のようになっています。

・引き違い窓の場合
窓のサイズは60〜80cmが一般的です。

・上げ下げ・ルーバー窓・内開きの場合
窓のサイズは30〜60cmが一般的です。

浴室窓を設置する際、間取りから窓を設置できる場所は限られていますが、実際に窓の開閉をすることを想定して設置をすることが重要です。窓の開閉がしづらいと、毎日大変になってしまうため、設置する場所はしっかり業者と相談して決めましょう。

浴室の窓の高さ

次に、浴室の窓の高さですが、一般的には80〜120cmとなっています。こちらも、浴室の間取りによって設置できる窓の大きさが限られます。浴室ごとにしっかりと設置後のイメージをしてから配置や窓の種類を決めるとよいでしょう。窓のデザインや大きさが気に入っても、実際に浴室に設置したときに不都合な点はないか、苦労しないかなどをイメージすることが必要です。

浴室の窓リフォームの費用相場

ここからは、浴室窓のリフォームに掛かる費用について、相場を見ていきましょう。

・窓のサイズ変更
窓のサイズを変更するだけの工事であれば、相場は9〜25万円となります。

・サッシの交換
窓のサイズは変えず、サッシだけを変える場合には、3〜25万円が相場となり、簡単な作業だけであれば少額で解決することもあります。

・ガラスの交換
窓ガラスの交換については、2〜20万円です。窓ガラスに傷がついてしまったから同じようなガラスに変えてほしいというものだけであれば、少額で解決できるでしょう。

・可動ルーバーの設置
目隠し用のルーバーを設置する場合、約6〜8万円ほどが相場となります。

・内窓の設置
内窓の設置をする場合には、相場は5万円〜30万円となります。

・窓のサイズ変更や浴室全体をリフォームした場合
窓のサイズを変更したり、浴室全体をリフォームしたりする場合、一般的には80〜200万円ほどが相場です。窓を直すだけであればそこまで費用はかかりませんが、全体的なリフォームとなると、それなりの費用がかかります。

しかし、細かく交換・交換でその場しのぎをするよりは、全体的なリフォームをする方が安く済むこともあります。

浴室の窓リフォームにかかる日数

次に、浴室窓のリフォームにはどれくらいの日数がかかるのかを見ていきましょう。

・内窓設置やガラス交換をした場合
簡単なガラス交換や内窓設置にかかる時間は、半日〜1日程度です。窓の造りや、設置場所等にもよりますが、比較的簡単な作業となるため、半日で終わるくらいの作業量となります。しかし、内窓設置など、設置する環境や状況によっては丸一日掛かるケースもありますので、事前に目安の時間も確認しておくとよいでしょう。

・窓のサイズ変更や浴室全体をリフォームした場合
次に、窓のサイズ変更や、浴室全体をリフォームした場合にはどれくらいかかるかというと、大体3日〜2週間です。窓のサイズ変更といってもかかる時間はそれぞれですが、浴室全体をリフォームする場合には長い期間がかかると思った方がよいでしょう。浴室内の状況によっては最長の2週間ほどかかるところもありますが、事前に見てもらうことによって、ある程度の目安の日程は教えてもらえます。

浴室の窓リフォーム事例

最後に、浴室窓のリフォーム事例について見ていきましょう。

1:ルーバーとガラスを交換して断熱効果アップ

こちらの事例は、浴室窓を交換したことによって、冬場の冷気もシャットアウトすることができ、冬場でも快適に過ごすことができたという事例です。

事例の詳細:浴室窓交換で冬場の冷気もシャットアウトできました。

2:内窓を設置して冷気を解消

こちらは、内窓を設置して冷気を解消されたリフォーム事例です。タイル貼りの浴室からユニットバスにするだけでも冷気を抑えられていましたが、内窓を設置したことで、さらに窓からの冷気が防ぐことができ、冷気を解消させています。

事例の詳細:浴室内窓取付

3:窓をサイズダウンして保温性アップ

窓をサイズダウンして浴室の保温性をアップした実例

窓を取り替えるには窓回りの外壁や内壁を壊すのが一般的ですが、今回の浴室リフォームでは、外壁を壊さずに取り付けられる窓を選択。

新しい窓はペアガラス仕様、壁に断熱材を充填したり、新しいシステムバスと組み合わせたことにより、保温性能がアップしました。

事例の詳細:窓をサイズダウンして保温性アップ

4:出窓に加工してシステムバスに取り替え

こちらは、出窓形式に加工した事例です。寒さに悩んでいたお客さまも、出窓形式にすることで、寒さ対策ができました。

事例の詳細:窓まわりを工夫してユニットバスに。

浴室の窓選びやリフォームはプロに相談!

ここまで、一戸建てなどの住宅を保有されている方に向けて、浴室の窓選びやリフォームについてご紹介してきました。

水回りのリフォームは長く住み続けていく家には必要なことです。リフォームをする際には、自分で行おうとせず、しっかりとプロの業者に相談することで、間違った窓選びなどをせずに済むでしょう。

リフォームのプロは、浴室だけではなく、家のリフォームに関するさまざまな知識を保有しているので、窓の選び方や浴室リフォームのことも相談可能です。浴室のリフォームを検討されている場合には、以下のボタンから無料見積もりを取ってください。

このページのポイント

浴室窓のメリット・デメリットは?
メリットは、窓の開閉で換気ができるので電気代が節約できること、開放感があることなどが挙げられます。デメリットは、防犯やプライバシー対策が必要になること、結露が発生してカビが生えやすくなることなどです。
(詳しくは こちら
浴室の窓の種類はどのようなものがあるの?
2枚の窓をスライドさせて開閉する「引き違い窓」、内側に開く「内倒し窓」、上げ下げできる「上げ下げ窓」など様々な種類の窓があります。
(詳しくはこちら
浴室の窓リフォームの費用はどれくらい?
どのようなリフォーム工事をするかで費用は大きく変わります。窓のサイズを変更するだけの工事であれば、相場は9〜25万円。浴室全体をリフォームしたりする場合、一般的には80〜200万円ほどが相場です。
(詳しくはこちら

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