リフォーム会社紹介
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(イラスト/むらたゆか)
お風呂を交換したいけどウチの場合だといくらくらいでできるのかがわかるように、サイズや工法別に費用相場を紹介します。また、費用別にお風呂のリフォーム実例を紹介しますので参考にしてください。
お風呂のリフォームには補助金が出ます。どういう場合にいくら補助金をもらえるのかを知っておきましょう。
目次
お風呂のリフォーム費用相場は、サイズ、工法の違い、浴槽などの素材やオプションなどの要素によって変動します。
ユニットバスは商品化されているので、商品を選ぶ段階で価格がわかります。ただし実際の購入価格はカタログ記載どおりではなく、リフォーム会社を経由して購入することになるので、依頼先によって価格が変わることもあります。
ユニットバスは、部分リフォームであれば、商品を選ぶとリフォーム会社の見積もりが比較的速やかに出ます。ショールームなどで実物が見られるので比較検討がしやすいのもメリットです。
断熱材を施工し暖房を付け、お手入れもしやすいユニットバスのリフォーム事例
▶画像出典:「断熱・暖房・内窓であったかい浴室リフォーム」
在来工法の浴室は、設計して現場でつくりあげるものです。どこにどんな材料を使うかどんな設計にするかで、かかる費用は違ってきます。
かつては多くが在来工法の浴室であり、かける費用も特別なものではありませんでしたが、ユニットバスが広く普及した現在では、在来工法の浴室はどちらかというと上質な材料を使った職人さんの手づくりの高価なものという印象かもしれません。
見積もりは設計ができないと出せないので時間がかかります。仕上がりのイメージがわかりにくいので、スケッチやパースで提案してもらいましょう。
ヒノキの浴槽、石づくりの壁で在来工法の浴室にリフォームした事例
▶画像出典:「K様邸 お孫さんと自宅で温泉を楽しむ「桧風呂」リフォーム」
ユニットバスは規格化されていて、1216や1616 といったサイズがあり、サイズによって価格が変わります。
1216という数字は、ユニットバスの内寸(内側の寸法)を示しています。この場合、短辺が1.2m、長辺が1.6mを示しています。
このサイズのユニットバスは0.75坪程度のスペースに収まることから、0.75坪タイプの浴室ともいわれます。
最近は内法を5cm程度広げたものもあります。
5cmの広がりは、駆体の壁とユニットバスの壁の空間を狭めることでできたものです。
0.75坪タイプ、1216サイズのユニットバスの平面図(イラスト/むらたゆか)
ユニットバスの機器価格に加えて、リフォームするためには、既存のバスの解体撤去、新規バスの組み立て設置、配管の接続、電気工事などの費用と、洗面脱衣室など隣室との境の間仕切り壁の撤去と新規設置といった工事費用が必要になります。
それらの工事費だけで約20万円~30万円をみないといけません。
ユニットバスの価格にそれらの工事費と諸経費(現場管理費など)、消費税を加えたリフォーム費用は、0.75坪タイプのユニットバスでざっと以下のような費用の幅があります。
1216、1317、1418サイズのユニットバスのリフォーム費用相場は、約100万円~150万円です。
1317、1418は1216よりは少し大きくなりますが、ここでは0.75坪のグループに含めておきます。なおサイズが大きくなるほど費用は上がります。
上記の費用相場は、既存のお風呂もユニットバスの場合です。既存が在来工法の浴室の場合は解体工事などにかかる費用が増えるので、やや高くなります。それについては後述しましょう。浴槽の素材はFRPから人造大理石まで幅を見ていますが、オプションは計算に入れていません。オプションを採用する場合は別途費用がかかります。
一戸建てに多いのが1616サイズ。内寸1.6m×1.6mまたは1.65m×1.65mの四角い形で、1坪のスペースに収まるので、1坪タイプの浴室といわれます。
ユニットバスの価格に工事費、諸経費、消費税を合わせた1616サイズのユニットバスのリフォーム費用相場は、約120万~170万円です。
1坪タイプ、1616サイズのユニットバスの平面図(イラスト/むらたゆか)
最近では1616サイズより大きい1620サイズのゆとりあるバスを導入するケースも増えています。短辺は1.6mで1坪タイプと同じですが、長辺が長く、2m以上あり1.25坪タイプともいわれます。
ユニットバスの価格に工事費、諸経費、消費税を合わせた1620サイズのユニットバスのリフォーム費用相場は、約130万~200万円です。
1.25坪タイプ、1620サイズのユニットバスの平面図(イラスト/むらたゆか)
■ユニットバスのサイズ別リフォーム費用相場
ユニットバスのサイズ | リフォーム費用相場 |
1216、1317、1418 | 約100万~150万円 |
1616 | 約120万~170万円 |
1620 | 約130万~200万円 |
解体、設置費等工事費、諸経費、税込み、既存がユニットバスの場合
ユニットバスは工場生産した壁や床パネルを現場で組み立てて構成されています。壊すときは壁や床パネルを元のパーツに戻して撤去するだけなので簡単です。
新規にユニットバスを納品するときは、解体した後のスペース内で組み立てるだけです。このように解体も設置の手間も少ないのがユニットバスの特徴です。
これに対して在来工法の場合は、浴室の床、壁自体が職人さんによる手づくりで、タイル張りや木材などで仕上げています。したがってタイルや木材を剥がしたりする手間、剥がした後にコンクリートの土間を打つ手間などがかかります。
既存が在来工法だと新規に設置するのがユニットバスでも工事費が上がります。既存が在来工法の浴室の場合は、既存がユニットバスの場合に比べて、10万円程度上がると見ておきましょう。
■在来工法の浴室をユニットバスに変えるリフォーム費用相場
ユニットバスのサイズ | リフォーム費用相場 |
1216、1317、1418 | 約110万~160万円 |
1616 | 約130万~180万円 |
1620 | 約140万~210万円 |
解体、設置等工事費、諸経費、税込み
ユニットバスの場合、主な浴槽はFRPや人造大理石で、一部のメーカーにはホーロー製があります。
FRPは繊維で強化したプラスチックで、人造大理石はプラスチックに無機物を混合した素材です。基材はどちらもプラスチックですが、見た目や質感は異なります。ホーロー性は鋼板の表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。
FRPと人造大理石の浴槽を比べると、後者が10万~15万円程度高くなります。ホーロー浴槽もFRPよりは高くなります。ただ、ユニットバスの価格は浴槽以外の要素の影響が大きく、メーカーが変わると一概に浴槽の素材だけでは比較できません。
ユニットバスの場合は基本仕様にオプションを選んで追加や変更ができます。
例えばシャワーでも機能を追加したものはオプション扱いになる場合が多いです。浴室換気暖房乾燥機、床や浴槽の自動洗浄機能、気泡機能、浴室テレビなども一般的にはオプションです。
例えばTOTOの床ワイパー洗浄機能は基本仕様プラス6万5000円(2024年5月カタログ記載価格、税抜き)、浴室換気暖房乾燥機は同15万7800円(同)とあります。
こうした機能はいずれも便利ですが、便利さに惹かれて次々にオプションを採用していくと、予算オーバーになるおそれがあります。本当に自分に必要な機能かどうかをよく考えて取捨選択するようにしましょう。
お風呂リフォームの工期は、既存が在来工法かユニットバスか、新規に設置するのがユニットバスか在来工法の浴室かで変わります。その間お風呂に入れないので、何月何日から何日までと具体的な日程を確認しておきましょう。
ユニットバスは組み立て製品ですから、解体も新規設置も簡単で工期は短いです。
バス交換に加えて、洗面脱衣室との仕切りの壁を壊して新しいドアを入れる工事も必要ですが、それを合わせても3~4日見ておけばよいでしょう。
洗面脱衣室も併せてリフォームする場合はプラス数日見ておきましょう。
在来工法の場合は解体と解体後の土間コンクリートを打ってシステムバスを入れるスペースをつくるための工程が必要なので、1週間程度は見ておきましょう。
在来工法でつくり直すとなると、設計にもよるので一概にはいえませんが、内装仕上げなどを含めて10日から2週間程度は見ておいたほうがよいでしょう。
ここからは費用別にお風呂のリフォーム実例を紹介します。
※かかった費用は施工当時のものです。現在の費用とは異なる場合があります。
以前はカビが気になっていたので、汚れがつきにくい人造大理石浴槽、汚れを落としやすい「キレイサーモフロア」のLIXIL「リノビオV タイプF 1216」に交換した事例です。浴室換気暖房乾燥機もつけています。
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以前は段差の大きい出入口でした
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凹凸を抑えた出入り口で、つまずくリスクも減少
カーブした広がりのある浴槽のLIXILリノビアV
DATA
・リフォーム費用:71万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:16年~20年
・画像出典:「杉並区【お風呂のリフォーム】LIXILリノビオVが工期3日で71万円」
0.75坪のスペースに通常の1216サイズよりも5cmサイズアップしたお風呂になるTOTOの「ひろがるWYシリーズ1216」を採用した事例です。掃除がラクになる「ほっカラリ床」や「お掃除ラクラク排水溝」など工夫を盛り込んだユニットバスです。
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以前は出入口が片開き戸でした
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以前の開き戸を万一浴室で倒れてもドアが開かなくなるリスクが避けられる折戸に変えました
保温浴槽を備えているので省エネにもなるTOTOの「WYシリーズ」
DATA
・リフォーム費用:90万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:21年~25年
・画像出典:「支援金を活用した断熱効果が高い癒しのシステムバス」
高齢なので安全性に配慮して、滑りにくく、膝をついても痛くない「ほっカラリ床」のTOTOの「サザナ1616」を選択した事例です。浴槽は、人造大理石で、エプロンも人造大理石に。浴槽内にステップがあり、半身浴、滑り止めにも最適です。
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高齢になり以前のバスは安全性が不安に
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段差を抑えた出入り口、やわらかい床や手すりなどバリアフリーに配慮したTOTO 「サザナ」
DATA
・リフォーム費用:90万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:30年以上
・画像出典:「TOTO サザナ バリアフリーを考えて」
手入れがしやすいようにシンプルな浴室にしたくタカラスタンダードの「ぴったりサイズグランスパ」に交換した事例です。鏡も省くなど壁面をシンプルにして、タカラスタンダードのバスならではのシャワーヘッドの取り付けにも位置を変えられるマグネットを使用しています。
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鏡付きの収納は凹凸も多く手入れしにくかったとのこと
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鏡もなくして、シンプルなカウンターに。シャワーフックはマグネットで取り付けているので好きな場所に設置可能
DATA
・リフォーム費用:145万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:26年~30年
・画像出典:「横浜市 マンション シンプル浴室改修」
配管もやり直し、最新の樹脂製架橋ポリエチレン管に交換。浴室まるごと保温構造で、ベンチ付きの高断熱ラウンド浴槽がつく、タカラスタンダードの「グランスパユニットバス」を採用した事例です。汚れが落ちやすい人造大理石の浴槽で、ふだんの手入れも楽なところも気に入っています。
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以前はタイル張りの床で冷たさを感じさせるユニットバスでした
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浴槽全体を保温材で完全に覆い、高断熱浴槽なのでいつまでも冷めにくい。ホーロークリーンパネルなどで手入れもラクなタカラスタンダードの「グランスパ」に交換
DATA
・リフォーム費用:140万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:26年~30年
・画像出典:「いつまでもあったかくつろぎ快適バスタイム!」
在来工法の浴室を機能性、断熱性、安全性を考慮し、TOTOの「サザナ1616」に変えた事例です。併せて窓のサッシも気密性の高いタイプに変えています。手すりも四方に設置し、安全性にも十分配慮しました。
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ワインレッドのタイル、鋳物ホーローの浴槽に24時間風呂も設置していました
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壁を白くしたことにより、明るく広く清潔感のある浴室に生まれ変わり、サッシも交換、浴室換気暖房乾燥機もつけました
DATA
・リフォーム費用:150万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:30年以上
・画像出典:「築90年の古民家に新しい息吹を」
以前は在来工法の浴室で寒いのが悩みだったので、窓を1つにするなど対策を施し、断熱性の高いTOTOの「サザナS」を新規設置した事例です。2つあった窓のうち1つは内側から塞ぎ、もう1つはサイズを縮小して内窓を設置、二重ガラスに変更しています。
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以前の在来工法の浴室。冬場の入浴がとても寒かったそうです
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窓は縮小し、温かい保温浴槽のサザナSに交換
DATA
・リフォーム費用:160万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:30年以上
・画像出典:「浴室リフォーム|2つの窓から1か所に。断熱効果UP」
中古マンションを購入しリフォームの際に、一般的なユニットバスでは物足りないと在来工法で浴室をつくった事例です。気に入ったタイルを床と浴槽の前面に張って、洗面・トイレとも一続きの空間にしています。
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購入した中古マンションのユニットバス
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タイル張りの在来工法の浴室を実現
DATA
・リフォーム費用:180万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:30年以上
・画像出典:「タイル貼りの自分好みな浴室」
床がタイル張りで冷たく感じられた以前のユニットバスを濡れても滑りにくく、ヒヤッとする感じがない「ほっカラリ床」のTOTO「シンラ」に交換した事例です。肩や腰まわりをたっぷりのお湯で温める機能がついたグレードの高いバスです。
小窓は複層ガラスよりも断熱性が高いといわれる真空ガラスに交換し、暖かい浴室になりました。
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きれいに使用されていたが床は冷たく感じられるタイル張りでした
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肩と腰を同時に温かくたっぷりのお湯で刺激する機能がついたTOTOの「シンラ」。小窓は断熱性の高い真空ガラスを入れました
DATA
・リフォーム費用:179万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:21年~25年
・画像出典:「細部にまでこだわった居心地の良い浴室へとリフォーム」
在来工法の浴室からユニットバスに交換する際、断熱が行き届いたTOTOのシンラを選んだ事例です。床を自動で掃除してくれる機能付きのタイプを選びました。1日の終わりにスイッチ1つで洗浄できるのでラクにキレイさを保つことができます。
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以前のお風呂は在来工法で温水式の床暖房を備えていましたが、温まるまで時間がかかりました。また黒い石の床に水アカがこびりついてなかなか落ちませんでした
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新しく入れたTOTOのシンラ。床・壁・天井に断熱材を入れ魔法びん浴槽を採用することで暖かいお風呂になりました。床は「ほっカラリ床」なので軽くこすれば汚れが落ちます
DATA
・リフォーム費用:220万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:30年以上
・画像出典:「A様邸 洗練された大人の水廻り空間へ」
1418サイズだった以前の浴室からスペースを拡大して1618サイズのLIXILの「スパージュ」を採用した事例です。打たせ湯などが楽しめる「アクアタワー」がついています。
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以前もユニットバスでしたが古くなり段差も大きかったです
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ジェットバスや高機能シャワーが付いたLIXILの「スパージュ」
DATA
・リフォーム費用:260万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:21年~25年
・画像出典:「フロ、洗面をホテルのような非日常な空間」
以前は伊豆石とヒノキ浴槽の在来工法の浴室でしたが、寒さと水漏れに悩み、パナソニックの「Lクラスバスルーム」に交換した事例です。オプションで背中の2カ所から噴流を楽しむことができるジェットバス機能付きを選びました。汚れが落ちやすい浴槽の素材やカビ発生を抑える換気機能も搭載しています。
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趣のある石とヒノキの浴室でしたが、ひんやりと冷たく、浴槽からの水漏れが始まっていました
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ジェットバス付きパナソニック「Lクラスバスルーム」に交換しました
DATA
・リフォーム費用:275万円(単独工事をする場合の概算)
・築年数:26年~30年
・画像出典:「T様邸 ハイグレードなLクラスバスルームへ」
お風呂リフォームをするともらえる2024年版補助金の最新情報です。
子育てエコホーム支援事業は子育て中の世帯などを補助金で優遇する制度ですが、それ以外の世帯も補助対象となります。まずは全体像を紹介しましょう。
子育てエコホーム支援事業は、2024年に国が行っている「住宅省エネキャンペーン」の一環として実施されているもので、補助対象の工事は以下のとおりです。
次の1~3が必須工事で、この中の工事を1つ以上行えば、それと併せて行うことで4~8も補助対象となります。
<いずれか必須>
1.開口部の断熱改修(窓・玄関ドア・勝手口ドアの断熱改修)
2.外壁、屋根・天井または床の断熱改修
3.エコ住宅設備の設置(太陽熱利用システムや高断熱浴槽、節湯水栓など)
<上記と併せて行えば補助対象に>
4.子育て対応改修(浴室乾燥機など)
5.防災性向上改修(合わせガラス採用)
6.バリアフリー改修(手すり設置、段差解消など)
7.空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
8.リフォーム瑕疵保険等への加入
子育てエコホーム支援事業の補助額上限は行った工事全てを合わせて基本20万円ですが、「子育て世帯※1」と「若者夫婦世帯※2」に関しては上限が引き上げられます。また既存住宅を購入した場合なども引き上げられます。
※1 申請時点において、2005年4月2日以降に出生した子を有する世帯
※2 申請時点において夫婦のいずれかが1983年4月2日以降に生まれた世帯
子育てエコホーム支援事業、各世帯属性の補助額上限
■子育て世帯または若者夫婦世帯
既存住宅購入・長期優良住宅の有無 | 1戸あたりの上限補助額 |
既存住宅を購入しリフォームを行う場合※1 | 60万円 |
長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合 | 45万円 |
上記以外のリフォームを行う場合 | 30万円 |
※1売買金額が税込み100万円以上、売買契約後3カ月以内にリフォーム契約をすること
■そのほかの世帯
長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合30万円
既存住宅購入・長期優良住宅の有無 | 1戸あたりの上限補助額 |
上記以外のリフォームを行う場合 | 20万円 |
上記の補助対象のうち、お風呂リフォームには、下表のようにいくつかの補助対象工事があります。ユニットバスの交換自体は補助対象ではありませんが、一定以上の性能をもつ関連する部位や設備機器などが補助対象になります。
補助額が5万円以上にならないと補助金がもらえないことに注意が必要です。ただし、後で紹介する「先進的窓リノベ」および「給湯省エネ」の補助事業で交付決定を受けている場合は、申請する補助額の合計が2万円以上であれば補助対象になります。
※1 サイズ1.6 ㎡以上2.8 ㎡未満の内窓設置または外窓交換の場合
※2 サイズ1.6 ㎡以上2.8 ㎡未満の場合
※3 0.8m²以上1.4mm未満の内窓設置の場合
お風呂の補助金例
(イラスト/むらたゆか)
子育てエコホーム支援事業の補助金はすでに始まっており、2023年11月2日以降に着工されたリフォームが対象。 申請期間は2024年12月31日ですが、制度の予算が上限に達し次第締め切られます。
申請するのは、同補助事業の事務局に登録したリフォーム会社などの工事事業者で、最終的に補助金は事業者を通して施主のものとなります。
お風呂の寒さは窓の断熱性の低さも原因の1つです。先進的窓リノベ2024事業は、窓の断熱に特化した補助事業です。窓と併せて行う場合に玄関ドア・勝手口ドアも補助対象になります。
先進的窓リノベ2024事業の補助金は上限が1戸あたり200万円と高いのが特徴です。子育てエコホーム支援事業とも併用して利用できますが、同じ箇所で重複して補助金をもらうことはできません。
窓の断熱には次の3つの方法があります。一定以上の性能をもつものであれば、いずれも補助の対象になりますが、方法とサイズ、性能によって補助金額は異なります。
1.ガラス交換(既存のサッシ枠を壊さずにアタッチメント付き複層ガラスをはめる、あるいは薄くて断熱性の高い真空ガラスをはめる工事です)
2.内窓設置(既存の窓の内側にもう1つ窓を設置して二重窓とします)
3.外窓交換(サッシ枠から壊して交換する方法とサッシ枠を残すカバー工法があります)
既存のサッシ枠を残して新しいサッシを導入できるカバー工法は、比較的手軽に工事を行える方法です。その補助金額を見てみましょう。性能が高いほど窓の断熱性が高くなります。
※一戸建て住宅または3階建て以下の集合住宅の場合
申請期間は2024年12月31日ですが、制度の予算が上限に達し次第締め切られます。
申請するのは、同補助事業の事務局に登録したリフォーム会社などの工事事業者で、最終的に補助金は事業者を通して施主のものとなります。
お風呂に欠かせない給湯器ですが、給湯省エネ2024事業は、現在使っている給湯器を省エネ効果の高い機器に交換するともらえる補助金です。子育てエコホーム支援事業のエコ設備の導入における補助金より補助額は多いですが、比較的導入しやすい潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)単体での設置はここでは対象になっていません。
給湯省エネ2024事業で補助対象となる設備は3種類で、補助額は以下のとおりです。
種類 | 補助額 |
ヒートポンプ給湯器 (エコキュート) |
基本補助額:8万円/台 性能加算額最大5万円/台 |
ハイブリッド給湯器 (エコキュート+エコジョーズ) |
基本補助額:10万円/台 性能加算額最大5万円/台 |
家庭用燃料電池 (エネファーム) |
基本補助額:18万円/台 性能加算額最大2万円/台 |
一戸建てはいずれか2台まで、共同住宅等はいずれか1台まで対象
給湯省エネ2024事業は子育てエコホーム支援事業とも併用して利用できるので、補助対象に含まれる機器を採用する場合は、給湯器についてはこちらの事業を利用することもできます。
申請期間は子育てエコホーム支援、先進的窓リノベと同様に、2024年12月31日。予算が上限に達し次第締め切られます。
申請するのも同様に同補助事業の事務局に登録したリフォーム会社などの工事事業者で、最終的に補助金は事業者を通して施主のものとなります。
ここまでに紹介した補助事業とは異なり、自宅で生活している要支援、要介護の人が対象で、締め切りがなく通年実施されているのが介護保険による助成です。お風呂リフォームは、手すり設置と床段差の解消など一部の工事が給付の対象になります。
かかった費用の9割(収入によっては8割または7割)が介護保険から給付されますが、対象となる工事費の上限は20万円なので、給付される額は最大18万円となります。
お風呂改修の場合、以下の工事が給付の対象となっています。
・手すり設置
・出入り口の段差解消
・床の材料を滑りにくいものとする
・出入り口ドアを引き戸、折戸などに変える
介護保険による住宅改修工事は、ケアマネジャー(介護支援専門員)が制度の内容に詳しいので相談しながら進めましょう。
ユニットバスを交換する場合はその商品の仕様が給付の条件にかなっているかをケアマネジャーに確認してもらうとよいでしょう。
なお、介護保険の給付と子育てエコホーム支援事業などの補助事業とは工事請負契約が別である場合のみ併用可です。
申請するのは本人ですが、代理人でも手続きができます。
お風呂リフォームはバリアフリーに対応すると、所得税の控除や固定資産税の減額措置が受けられます。
控除の対象になるのは、次の条件を満たす人です。
・50歳以上
・要介護・要支援の認定を受けている
・所得税法上の障がい者本人または同居している親族
・65歳以上の高齢者である親族と同居している
控除対象のお風呂リフォームは以下のとおりです。
・入浴またはその介助を容易に行うために浴室の床面積を増加させるための関連工事 (1.事後の床面積がおおむね1.8㎡以上、2.短辺の内法寸法がおおむね1200mm 以上)
・浴槽をまたぎ高さの低いものに取り替えるための関連工事
・固定式の移乗台、踏み台そのほかの高齢者等の浴槽の出入りを容易にする設備を設置するための関連工事
・高齢者等の身体の洗浄を容易にする水栓器具を設置しまたは同器具に取り替えるための関連工事(レバー水栓やワンプッシュ式シャワーなどへの取り換え)
・手すり取り付け
・出入り口の引き戸、折戸への取り替え
・滑りにくい床材への取り替え
対象となる工事費の上限は200万円で、控除率は10%、つまり20万円が控除されます。 なおバリアフリー工事と併せて行うほかの工事も対象となり(控除率5%)、合わせて工事費の限度額は1000万円、限度額いっぱいに工事を行うと最大控除額は60万円となります。
固定資産税の減額は、バリアフリーリフォームの工事を50万円超(補助金を除く)行った場合に、工事完了後3カ月以内に申告すると翌年度の税額が減額されます。減額幅は、家屋部分100㎡の税額の3分の1です。100㎡を超える部分は減額されません。
なお所得税控除のバリアフリーリフォームの要件と固定資産税の減額の要件は一部異なるものもあるので、詳細は管轄の役所か税務署で確認しましょう。
お風呂のリフォーム費用はサイズ、ユニットバスか在来工法かなどで変わります。ユニットバスの場合は事前に費用がわかりやすいので、予算に合わせて商品を選びましょう。在来工法の場合は予算を示してリフォーム会社に適切なプランを提案してもらいましょう。
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■構成・取材・文/林直樹
■イラスト/むらたゆか
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