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家族に見るリフォームどき

受験期の子供の部屋

受験期はちょうど子供の思春期にもあたります。とてもナーバスになりやすい時期なので、子供が勉強に集中できるとともに、孤立しないような部屋づくりが大切です。今まで兄弟でひと部屋だった場合は、可動式の間仕切りや収納家具などで2部屋に仕切り、適度にプライベートが守られる空間を作るようにします。ただし、受験期における子供部屋の問題はあくまでも一時的なものなので、リフォームする際は、受験期が終わってからも活用できるフレキシブルな空間にしておきたいものです。

リフォーム・トラの巻

集中できるが、決して孤立しない環境づくりを

子供部屋を設けるなら、比較的広い部屋を増築し、そこを間仕切りなどで部屋を2つに分けるようにします。子供部屋を増築する際の配置は、リビングを通らなくても風呂やトイレ、キッチンなどに行けるように工夫します。また防音や室内温度などの環境面での配慮も大切です。
開閉可能な間仕切りを活用する
子供部屋が1部屋しかない場合は、「間仕切り」で、部屋を2部屋にわけます。棚や収納を間仕切り変わりにする、また最近では移動型の間仕切りや、開閉可能な間仕切りがでてきていますので、取り入れてみましょう。

勉強机や本棚を収納スタイルにし、必要な時だけスライドさせて使えるよう工夫されている。
参考資料/『SOHO & Officeプラン』ip20
http://www.ip20.co.jp/


物音が気にならないよう、防音対策をする

深夜のトラックの音をはじめとする屋外の雑音、家族が動く時の物音、声が気にならないよう、子供部屋の壁・床材は防音機能が施されたものを取り入れましょう。もちろん、これらの素材は低ホルムアルデヒドなどの、健康面でも効果の高いものを選びます。

カッターで切断でき、接着材も不要。敷き込むだけで施工できる、床下地材。
参考資料/『遮音マット』大建工業
http://www.daiken.jp/


「頭寒足熱」で、集中しやすい環境づくりを
子供部屋における室内温度は重要です。暖かすぎると眠くなり、寒すぎると集中できません。最も理想的なのは、足元が暖かく頭は涼しい『頭寒足熱』の環境です。将来のことを考えて、子供部屋に床暖房を取り入れてみましょう。床暖房は床面からのぬくもりが、足の温点を刺激して心地よくあたためるので、頭がすっきりとし、集中力がアップします。

床暖房は床面からのぬくもりが、足の温点を刺激して心地よくあたためる頭寒足熱。床面が約30℃、お部屋全体は約20℃前後という理想的な暖房。
参考資料/『ガス温水床暖房 ヌック』大阪ガス
http://www.osakagas.co.jp/index.htm
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