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家族に見るリフォームどき

中古住宅購入

最近、国やハウスメーカーなどが中心となり、中古住宅の品質を保証するシステムをつくり、市場を確立しようという動きが出てきています。中古マンションを購入する際のチェックポイントは、「管理がきちんとされているかどうか」です。建物全体の外観や玄関ホール、非常階段、自転車置き場などの共用部分を見れば、管理の善し悪しがわかります。また間取り図ではわからない床下や天井裏などのスペースをはじめ、日当たり、通風、眺望、騒音、電気容量やケーブルテレビなどの設備の状態を確認しておくことが大切です。
また一戸建ての中古住宅を購入する場合は、やはり目に見えない部分(躯体の部分や設備・配管の状態)の確認が必要です。押し入れや天井裏、床下を中心にチェックしておくようにします。

リフォーム・トラの巻

中古住宅は、間取り・設備を中心に
リフォームすべし!

中古マンションの場合は、キッチンや浴室などの水まわりは排水管の位置が決まっていることから、移動はほとんどできません。そこで限られた範囲で使い勝手をよくするためにも、間仕切り壁を撤去し間取りを変更する、設備機器を充実させるなどのリフォームで、住みやすさを追求しましょう。
間取りを変更する
一般的にマンションは『ラーメン構造』のものが多く、この場合、建物を支えている柱と梁さえいじらなければ、壁の位置はほぼ自由に変えられます。
一戸建て中古住宅の場合は、建物の構造体がRC造か重量鉄骨造であれば、マンションと同様に、間仕切り壁を撤去することができます。さらに一戸建ての場合は、水まわりスペースの間取り変更も可能です。

安全で健康的な素材選び

マンションの場合、万が一の火災発生に備えて、壁や天井の内装材に不燃材料や準不燃材料を使うように建築基準法や消防法などに定められている階や場所があります。仕上げ材を選ぶ際は、必ず専門家のチェックを受けるようにしましょう。また現在、壁・床材から発せられるホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物により、「シックハウス症候群」が引き起こされ、居住者がさまざまな体調不良を訴えています。壁・床の素材選びは、ホルムアルデヒドを抑制する効果がある、または揮発性有機化合物を吸着する機能のある素材を選ぶようにします。

ホルムアルデヒドの放散量を抑えるほか、その他の揮発性有機化合物(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン)をも抑える機能がある床材。
参考資料/『ダイハードS01』大建工業
http://www.daiken.jp/


キッチンを使いやすく

マンションの場合、キッチンの移動はほとんどできませんが、システムキッチンの変更はできます。現在の位置にオーバーラップする形であれば、排水や排気の処理も問題ありません。今までのシステムキッチンのスタイルとは違う構成、例えばI型であったものをL型やU型にする変更も可能です。

自由に大胆にレイアウトができるキッチン。キッチンを壁から分離させ、シンク・調理台・ガスコンロをユニット化した。
参考資料/『BAY'S BAY』
http://www.toyokitchen.co.jp/

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