公庫融資、銀行融資などを利用して、建売住宅を購入しようと考えています。購入時のローン控除の対象は家屋のみでしょうか。
平成13年6月30日までに入居された場合は宅地部分についてもローン控除は受けられます。それ以降についても同様に取り扱われます。
住宅だけではなく、住宅と同時に取得される土地に対する借入金についても控除の対象とされます。例えば建売住宅購入に際して4000万円のローンを組まれた場合、全額ローン控除の対象となり、平成13年6月30日までの入居分では15年間毎年の年末残高に対して、当初6年間は1%、次の5年間は0.75%、次の4年間は0.5%の割合で税額控除を受けることができます。給与所得者であれば初年度のみ確定申告し、その後14年間は年末調整ですでに納税している税金の範囲内で、前記の所定の割合の税金の控除を受けることができます。
新築ではなく中古住宅や中古マンションの購入の際も、この制度による控除が受けられます。ただし、築後20年を超える中古住宅、25年を超える中古マンションには適用されません。 新築の5000万円の住宅を購入して4000万円のローンを組む場合、初年度約4000万円の1%、40万円の控除(ただし自己のこの年の納税額が上限となる)が受けられます。
「ローン控除[住宅ローン控除制度]」挿絵