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コンクリートのあらわしと造作カウンターが特徴的なRCマンションのリフォーム・リノベーションです。 素材を生かしたつくりが力強く、マニッシュな印象を与えます。ただ無機質になり過ぎないよう、壁や天井一部に塗装を施し、素材の変化で空間のバランスを整えています。
建物のタイプ | マンション | 価格 | 250万円 |
---|---|---|---|
築年数 | 30年以上 | 工期 | 1ヶ月 |
竣工年月日 | 構造 | RC造 | |
施工地 | 東京都 品川区 | リフォーム箇所 | キッチン、浴室・バス、トイレ、玄関 |
家族構成 | 不明 |
昔ながらの間取りで、襖や畳のある部屋。老朽化した部分を回復しつつ、もとの素材を活かすような部屋にしたい。
約4帖の居室が2室、縦に並ぶ間取りは使い方が限られ、どこか閉鎖的な印象がありました。 その二部屋をつなぎ、自由に使える間取りへ変更。視界が広がり、独特な表情のコンクリートと無造作にあらわれた剥き出しの配管が目を楽しませてくれます。
白と黒に塗装をした壁と天井をつなぐキッチンはシンプルに清潔感のあるホワイトのシステムキッチンを採用。天板も人造大理石でより一体感を持たせる仕様に。配管スペースに高さを設けて調味料やちょっとした食器などを置けるスペースに仕上げました。
長い間リフォームをしないまま使ってきたお部屋を、普通のリフォームとはちょっと違ったカタチのご提案を希望されました。どうしても動かせない配管や壁をいかに活かして自由な空間をつくれるかを求められたお部屋です。
天井・壁面は全面塗装。白と黒に塗り分け、床材をダークブランにすることでシックな空間を演出。天井をあらわしにしたことで出てきてしまった配管や配線も白に塗装し、あえて見せるカタチに。キッチンとお部屋の間に床材とあわせた色味の造作カウンターを中心にすることで全体に一体感をもたせました。機能性を保ちつつ、他にない空間づくりを実現できたお部屋となりました。
長い間、そのまま使われてきた置き型のキッチンは配管もむき出しのまま。余ったスペースにはご自身で収納を設けているものの、機能的とは言えない形で、扉も経年劣化により壊れてしまっていました。
白を貴重としたシンプルで清潔感のあるシステムキッチン。背面にはこだわりの造作カウンターを設置し、デザイン・機能性ともに良い形に仕上げました。
浴室周辺にブロックを積み直し、バスパネルと塗装で覆うことで配管を隠蔽。床のタイルも落ち着いた空間の為にグレーのものを採用しました。ちょっと違った浴室空間づくりのため、メタル調のシャワーを使用してデザイン性の高い、人に見せたい水回り空間を演出しました。
古くなった在来浴室をすっきりとしたデザインでシャワーブースに変更。露出した配管もごちゃごちゃとした印象で落ち着かない浴室になってしまっていました。
給排水管を埋め込む為、ブロックを積みバスパネルで壁面を覆い、真っ白で清潔感のある水回りを実現。なかなかお湯も貯めない浴槽はなくしてしまい、オーバーヘッドシャワーを採用することでデザイン性の高い浴室空間を演出しました。
給水管は露出したままで壁を走り、ごちゃついた印象。清潔感のなくなってしまった浴室では落ち着いて湯船に浸かることも憚られます。
あまり使用しない浴槽は、いっそのこと撤去し、オーバーヘッドのシャワーでスタイリッシュな空間に。 壁面はバスパネルを採用し、タイルよりも掃除のしやすく清潔感を保てる仕様となりました。
トイレは清潔感を保つことを第一に優先し、掃除のしやすさや汚れの目立ちにくさを重視し設計致しました。掃除のしやすいバスパネルと汚れの目立ちにくいグレーのタイルは、色味もすっきりとしてより清潔感のある印象を演出することができました。
一番のご要望は清潔感。古くなってしまったトイレはタイルとの間も汚れが落ちにくく、掃除もしづらい形。古いトイレは便座の大きさも小さく落ち着きづらい空間となってしまっていました。
シャワーブース内にトイレもあわせて設置し、トイレの空間も広さと開放感で気持ちの良い空間になりました。壁面もバスパネルを採用し、掃除もしやすいカタチに。清潔感を長い間、保てるよう汚れの目立ちづらいグレーのタイルを使用しました。
古くなったタイル面は掃除しても目地が黒ずみ、清潔感はなくなってしまいました。給水管も露出しており、落ち着かない印象。
トイレは清潔感を保つことを第一に優先し、掃除のしやすさや汚れの目立ちにくさを重視し設計致しました。掃除のしやすいバスパネルと汚れの目立ちにくいグレーのタイルは、色味もすっきりとしてより清潔感のある印象を演出することができました。
玄関ドアは壁面と一体になるよう真っ白に塗装。玄関収納は既存の収納を塗装してそのまま活かして使用。すっきりとした玄関空間ができあがりました。
既存で活かせるものはそのまま活かして使いたい。とはいえ全体の空間の雰囲気は崩さない。また天井を抜き、高さを出して開放感のある玄関をつくりたい。
天井を抜いたところ、どうしても動かせない給水管が。あえてすべてを見せて、レトロな空間を演出。塗装したことで、ほかにはないおもしろさをつくりだし、無骨でありながらもかっこう玄関空間を実現致しました。
くたびれた床材は古さをさらに加速させていました。玄関収納は塗装もはげてきており、気持ちの良さのない空間となってしまっていました。
むき出しの配管が出迎えてくれるレトロな空間。黒のスポットライトをアクセントに照明でさらに落ち着いた玄関を演出しました。